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公開番号2025104962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223176
出願日2023-12-28
発明の名称椅子用張地及び椅子
出願人株式会社イトーキ
代理人個人,個人
主分類A47C 31/02 20060101AFI20250703BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】椅子のクッション材において柔らかい感触の張地を提供する。
【解決手段】張地17は横編み機で作られた編地であり、クッション材16に表から重なる表面部42は、畦編みされた多数の凸条部44を有している。細い糸を使用しつつ立体編みして分厚い生地を形成できるため、クッション材の表面に凹凸があってごわごわしていても、その凹凸を吸収して使用者に柔らかい感触を提供できる。凸条部44がクッション材16に向くように配置すると、凹凸感が捨象されたオーソドックスな外観を形成できる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
椅子のクッション材を覆う張地であって、
前記クッション材の表面に重なる表面部を有しており、前記表面部は、立体的に隆起した凸状部と薄い谷部とが交互に並んだ畦編み構造になっている、
請求項2に記載した椅子用張地。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記表面部は、外周寄り部位の全周又は一部を構成する厚肉部と、それ以外の部分であって前記厚肉部よりも薄い標準厚部とから成っており、前記標準厚部と厚肉部は、それぞれ前記凸条部と谷部との群から成っている、
請求項1に記載した椅子用張地。
【請求項3】
前記表面部は、前記凸条部が前記クッション材に向けて突出するように配置されている、
請求項1又は2に記載した椅子用張地。
【請求項4】
前記クッション材はシェル部材と重なっており、
前記表面部と、前記表面部の周と一体に連続した状態で前記シェル部材の裏側に回り込む裏面部とを有して袋状に形成されており、全体が一体に編成されている、
請求項1又は2に記載した椅子用張地。
【請求項5】
全体が横編みで編成されており、
前記裏面部は前記表面部よりも薄くなっている、
請求項4に記載した椅子用張地。
【請求項6】
前記裏面部の内周部は、多数の凸条部と谷部とが交互に並んだ畦編み構造によりなる補強部が形成されており、前記裏面部の厚肉部は、前記表面部の標準厚部よりも薄くなっている、
請求項5に記載した椅子用張地。
【請求項7】
使用者の身体が当たる支持要素が、クッション材と、前記クッション材を覆う張地とを有しており、
前記クッション材は、曲がりくねった合成樹脂製弾性繊維の群を絡ませて形成された立体網状体から成っていて、前記張地は、請求項1又は2に記載した椅子用張地で構成されている、
椅子。
【請求項8】
前記クッション材はシェル部材に重なっており、
前記支持要素として、前記シェル部材の例である座インナーシェルに前記クッション材を重ね配置した座が含まれている、
請求項7に記載した椅子。
【請求項9】
前記座インナーシェルの前部と前記クッション材の前部とは下方に巻き込み可能な変形許容部になっており、前記張地における裏面部の前部は、変形許容部を下方から覆うように配置されている、
請求項8に記載した椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、椅子用張地(椅子用表皮材)及びこれを使用した椅子に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
椅子において、座や背が樹脂製のインナーシェルにクッションを張った構造である場合、クッションは張地(表皮材)で覆われている。張地は織地の場合と編地の場合とがあるが、いずれにしても、薄い単層構造になっている(例えば特許文献1)。つまり、従来の張地の材料は反物(ロール)になっており、これを所定の寸法に切り出して張地と成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-142209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さて、椅子の座や背もたれに使用するクッション材として発泡ウレタンが多い。しかし、発泡ウレタンは、弾性力、通気性が十分ではなく、また使用に伴い弾性復元力が低下することがあった。そのため、クッション材として弾性力が高いもの、すなわち硬いクッション材を使用したり、通気性を向上させるために表面に凹凸を設けることがあった。そのような場合、使用感が悪くなるという問題が発見された。
【0005】
この点については、張地について太い糸を使用して分厚くしたり、複数枚を重ねた積層方式にしたりすることが考えられるが、単に厚くすると表面が粗い外観を呈して使用に耐えないという問題があり、他方、積層方式では製造に多大の手間が掛かるという問題がある。
【0006】
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は様々な構成を含んでおり、その例を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、椅子においてクッション材を覆う張地に係るもので、この張地は、
「前記クッション材の表面に重なる表面部を有しており、前記表面部は、立体的に隆起した凸状部と薄い谷部とが交互に並んだ畦編み構造になっている」
という構成になっている。
【0008】
請求項2の発明は請求項1の展開例であり、
「前記表面部は、外周寄り部位の全周又は一部を構成する厚肉部と、それ以外の部分であって前記厚肉部よりも薄い標準厚部とから成っており、前記標準厚部と厚肉部は、それぞれ前記凸条部と谷部との群から成っている」
という構成になっている。
【0009】
請求項3の発明は請求項1又は2の展開例であり、
「前記表面部は、前記凸条部が前記クッション材に向けて突出するように配置されている」
という構成になっている。
【0010】
請求項4の発明も請求項1又は2の展開例であり、
「前記クッション材はシェル部材と重なっており、
前記表面部と、前記表面部の周と一体に連続した状態で前記シェル部材の裏側に回り込む裏面部とを有して袋状に形成されており、全体が一体に編成されている」
という構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)

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