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公開番号2025104144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023222022
出願日2023-12-27
発明の名称溝走行装置
出願人株式会社スマートロボティクス,株式会社長谷工コーポレーション
代理人弁理士法人にじいろ特許事務所
主分類A47L 11/283 20060101AFI20250702BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】建築現場の溝内に溜まった建築廃棄物の除去に適した溝走行装置を提供することにある。
【解決手段】溝走行装置1は、装置本体10と、装置本体10に設けられる走行機構20と、装置本体10に取り付けられる回転ブラシ30と、を具備する。回転ブラシ20はその回転軸が装置本体10の中心線と平行であって装置本体10の前方に張り出すように装置本体10に設けられる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
溝の底面を自走する溝走行装置であって、
装置本体と、
前記装置本体に設けられる走行機構と、
前記装置本体に設けられる回転ブラシと、を具備し、
前記回転ブラシはその回転軸が前記装置本体の中心線と平行であって前記装置本体の前方に張り出すように前記装置本体に設けられる、溝走行装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記回転ブラシは、前記溝内の砂塵を前記溝外に掃き出すための複数の繊維毛束と、前記溝内の前記砂塵より重く大きい瓦礫を前記溝外に掻き出すための複数の弾性板とを有する、
請求項1記載の溝走行装置。
【請求項3】
前記繊維毛束は回転軸体の周面に植毛され、前記回転軸体の周面には前記弾性板が前記繊維毛束とともに取り付けられる、
請求項2記載の溝走行装置。
【請求項4】
前記繊維毛束は、前記繊維毛束の全長に対する1/3以上、2/3以下の長さの先端部分が屈曲して前記溝の底面に接する長さを有する、
請求項3記載の溝走行装置。
【請求項5】
前記弾性板は、前記弾性板の全長に対する1/6以上、1/5以下の長さの先端部分が屈曲して前記溝の底面に接する長さを有する、
請求項3記載の溝走行装置。
【請求項6】
前記回転ブラシにより前記溝内から掃き出された砂塵及び掻き出された瓦礫が、前記溝外の一方側に飛散することを抑制するための飛散防止板をさらに備える、
請求項1記載の溝走行装置。
【請求項7】
前記飛散防止板は、前記回転ブラシの上側に、前記溝の底面に対して傾斜する向きに配置される、
請求項6記載の溝走行装置。
【請求項8】
前記飛散防止板は、前記装置本体に対して着脱自在であって、
前記装置本体は、前記回転ブラシにより前記溝内から掃き出された砂塵及び掻き出された瓦礫が、前記溝外の一方側に飛散することを抑制する位置に前記飛散防止板を配置するための第1取付部と、前記溝外の他方側に飛散することを抑制する位置に前記飛散防止板を配置するための第2取付部と、を有する、
請求項6記載の溝走行装置。
【請求項9】
前記回転ブラシは、前記溝内の砂塵を前記溝外に掃き出すための複数の繊維毛束と、前記溝内の前記砂塵より重く大きい瓦礫を前記溝外に掻き出すための複数の弾性板とを有し、前記繊維毛束は前記弾性板よりも長く、
前記飛散防止板は、前記繊維毛束は接触するが、前記弾性板は接触しない位置に配置される、請求項6記載の溝走行装置。
【請求項10】
前記走行機構はクローラーで構成される、請求項1記載の溝走行装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、建築現場用の溝走行装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅などの建築現場では、バルコニーや廊下にある排水用の溝に建築廃棄物(ゴミ)が溜まりやすく、溝内を綺麗に清掃したいといった要望があった。しかしながら、建築現場における建築廃棄物として、塵埃はもちろんではあるが、それとともにコンクリート塊、木材等の端材、金属片、金属くず、ガラス片、ガラスくずなど、比較的大きく比較的重いものがあった。また、溝の上方には、足場に使用されるパイプが溝を横断するように配設されている場合があった。そのため、道路などの床面上の塵埃を床面に対して垂直又は傾斜した軸周りに回転するブラシで掃き集め、回収する従来型のスイーパー(例えば、特許文献1)を用いて溝内を清掃しても、溝内の建築廃棄物を取り切れないことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022―518871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建築現場の溝内に溜まった建築廃棄物の除去に適した溝走行装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係る溝走行装置は、装置本体と、装置本体に設けられる走行機構と、装置本体に設けられる回転ブラシと、を具備する。回転ブラシはその回転軸が装置本体の中心線と平行であって装置本体の前方に張り出すように装置本体に設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態に係る溝走行装置の使用状態を示す斜視図である。
図2は、図1の正面図である。
図3は、本実施形態に係る溝走行装置の一例を示す斜視図である。
図4は、図3の溝走行装置の側面図である。
図5は、図3の溝走行装置の平面図である。
図6は、図3の溝走行装置の回転ブラシが第1回転位置に配置された状態を示す正面図である。
図7は、図3の溝走行装置の回転ブラシが第2回転位置に配置された状態を示す正面図である。
図8は、図3の溝走行装置の回転ブラシが第3回転位置に配置された状態を示す正面図である。
図9は、図3の溝走行装置の装置本体から飛散防止板を取り外した状態を示す斜視図である。
図10は、図3の溝走行装置の装置本体から回転ブラシを取り外した状態を示す斜視図である。
図11は、図10のブラシ本体の斜視図である。
図12は、図10のブラシ本体の平面である。
図13は、図10のブラシ本体の正面図である。
図14は、本実施形態に係る溝走行装置により溝内の建築廃棄物が溝外に排出される様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る溝走行装置を説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0008】
図1、図2は本実施形態に係る溝走行装置1の使用状態を示す図である。図1は斜視図、図2は正面図をそれぞれ表す。図1に示すように、溝走行装置1は、建築現場となる集合住宅のバルコニーや、廊下に設けられた排水用の溝内を走行しながら、溝内に溜まった建築廃棄物を溝外に排出する装置である。ここで、建築廃棄物は、砂塵と瓦礫とを含む、砂塵は、砂、塵に限定されることはなく、埃、木材加工により発生された細かい木屑、金属加工により発生された細かい金属屑、ガラス加工により発生された細かいガラス屑など掃き出すことが可能な比較的小さく比較的軽い建築廃棄物を含む。瓦礫は、コンクリート塊、木材等の端材、金属片、ガラス片などの掃き出すことが難しいような比較的大きく比較的重い建築廃棄物を含む。
【0009】
図3乃至図10は、溝走行装置1の外観をそれぞれ表している。図3、図4、図5は溝走行装置1の斜視図、平面図、正面図をそれぞれ表す。図6は回転ブラシ30の弾性板38が水平姿勢にあるときの溝走行装置1の正面図(前方視図)を示す。図7は回転ブラシ30の弾性板38が垂直姿勢にあるときの溝走行装置1の正面図を示す。図8は回転ブラシ30の弾性板38が傾斜姿勢にあるときの溝走行装置1の正面図を示す。図9は、装置本体10から飛散防止板50を取り外した状態を示している。図10は、回転シャフト31からブラシ本体32を取り外した状態を示している。装置本体10は外形が略直方体をなしている。ここで説明の便宜上、当該直方体の中心を原点として、XYZ直交3軸を規定する。X軸は、装置本体10の長さ方向(前後方向)に平行、Y軸は装置本体10の幅方向(左右方向)平行、Z軸は、装置本体10の高さ方向に平行にそれぞれ規定する。なおX軸を装置本体10の中心線として適宜使用する。
【0010】
図3乃至図8に示すように、溝走行装置1は、装置本体10と、走行機構20と、回転ブラシ30と、飛散防止板50とを備える。装置本体10は、前後に長い略直方体をなす。装置本体10には装置本体10の中心線(X軸)と平行に走行するために、走行機構20が装備される。走行機構20としてここでは瓦礫の上や整地されていない地面の走行に適するようにクローラーが採用される。駆動輪(スプロケット)21と従動輪(ローラ)22の間に履帯23が掛け渡される。なお、構造を簡素化するために駆動輪21と従動輪22の間には誘導輪に代えて、履帯23の内面が摺動する摺動板が設けられる。2機のクローラーは装置本体10の幅方向(Y軸方向)に分かれて配される。2機のクローラーの全幅は、走行予定の溝の底面の幅と等価又は若干狭くなるように構成される。それにより、図2に示すように、装置本体10は、その全体が溝内に収まり、走行機構20の駆動輪21と従動輪22と履帯23、又は後述のバンパー11が溝側壁に擦れながら溝に沿って走行することができ、また転倒等することなく、安定的な走行が実現される。
(【0011】以降は省略されています)

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