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公開番号
2025103722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221310
出願日
2023-12-27
発明の名称
重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置及び重量物搬送用フリクションローラコンベアシステム
出願人
株式会社日本設計工業
代理人
弁理士法人MTS国際特許事務所
主分類
B65G
43/00 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】搬送物位置決め装置を自動機の作業の邪魔にならないように配置し、手作業時の作業者の安全を確保でき、自動機の作業と手作業の変更が迅速にできるようにし、重量物であるワークの正確な自動機に対する位置決めすることができ、且つ、位置決め時に大きな衝撃が発生したりすることがなく、更に、ワークの搬送高さを、手作業が容易とする高さに抑えることができる、搬送物位置決め装置及び重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムを提供する。
【解決手段】重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置20は、搬送面10Aに、揺動ストッパ22を備えたストッパ装置21と、パレットの後端に当接して、その後退を抑制可能とするノーズ32を備えたアンチバック機構、及び、アンチバック機構を、パレットの先端が停止予定位置に到達するまで押し出すアンチバック押出装置31と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
重量物をパレットに載置して搬送するフリクションローラコンベアシステムにおける搬送面に、下方から突出して前記パレットの先端に停止予定位置で当接可能な突出位置又は下方に戻って当接しない退避位置に変位可能な揺動ストッパを備えたストッパ装置と、
前記搬送面に下方から突出して、先端が前記停止予定位置の後方にある前記パレットの後端に当接して、その後退を抑制可能とするノーズを備えたアンチバック機構、及び、前記ノーズが前記パレットの後端に当接しているとき、前記アンチバック機構を、前記パレットの先端が前記停止予定位置に到達するまで押し出す押出し機構を含んで構成されたアンチバック押出装置と、
を有してなり、
前記ストッパ装置及びアンチバック押出装置は、前記フリクションローラコンベアシステムにおける左右のサイドフレームを連結するクロスメンバに着脱自在に取付け可能とされ、
前記揺動ストッパは、一端が、前記突出位置のとき前記パレットの先端に当接可能、且つ、退避位置では前記搬送面から下方に位置するように揺動可能とされ、前記ストッパ装置は、前記揺動ストッパと、前記一端が退避位置に戻るように、前記揺動ストッパの他端を押圧するストッパシリンダと、前記一端が退避位置に戻る方向に力を受けたとき、該力に抗して変形するばねと、を含んで構成されたことを特徴とする重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記ストッパ装置は、前記ストッパシリンダを支持するストッパブロックと、前記ストッパブロックに取付けられ、前記揺動ストッパを鉛直面内で揺動可能に支持する水平方向、且つ、前記パレットの進行方向と直交する方向の支持ピンと、を有し、
前記ストッパシリンダは、そのシリンダロッドが、前記パレットの進行方向と平行に進退するように配置されていることを特徴とする重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記アンチバック機構は、前記ノーズを、前記パレットの進行方向と直交する水平の揺動軸を介して揺動可能に支持するアンチバックブロックを有し、前記押出し機構は、シリンダロッドが前記パレットの進行方向と平行に進退する押出シリンダ、及び、前記シリンダロッドの先端に連結された前記アンチバックブロックの、前記シリンダロッドの進退に伴う水平方向運動を案内する滑りプレートを、有してなることを特徴とする重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記揺動ストッパの前記一端が退避位置に戻ったとき、前記揺動ストッパの先端には、前記退避位置となったとき、前記パレットの下側面に転接可能となるローラフォロアが設けられていることを特徴とする重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置。
【請求項5】
各々が、直線的に、且つ間隙をもって複数のフリクションローラを回転自在に支持してなる左サイドフレーム及び右サイドフレームと、を有してなり、これらのフリクションローラを回転させて、重量物を載置したパレットを搬送する重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムにおいて、
前記請求項1乃至4のいずれかに記載された重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置を、前記左サイドフレームと前記右サイドフレームとの中間帯におけるコンベア幅方向中央位置に設けたことを特徴とする重量物搬送用フリクションローラコンベアシステム。
【請求項6】
請求項5において、
前記ストッパ装置及び前記アンチバック押出装置は、前記左サイドフレーム及び前記右サイドフレームの下側で、コンベア前後方向に離間して張り渡された、ストッパ側クロスメンバ上及びアンチバック側クロスメンバ上に各々取付けられたことを特徴とする重量物搬送用フリクションローラコンベアシステム。
【請求項7】
請求項6において、
前記アンチバック側クロスメンバにおける前記アンチバック押出装置の左右両側の隙間に前記左サイドフレームにおける前記フリクションローラを駆動する左モータ、及び、前記右サイドフレームにおける前記フリクションローラを駆動する右モータを取付けたことを特徴とする重量物搬送用フリクションローラコンベアシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置及び重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
重量物搬送用コンベアを、自動機(例えばトランスファーマシン)による組み立てと手作業による組み立てに共用することが知られている。
【0003】
その場合、コンベアが自動機作業の邪魔にならないようにする必要があり、又、自動機と手作業の変更が迅速にできるようにする必要がある。
【0004】
また、ワークがストッパにより停止している間は、ローラは回転するが空回りして搬送力が生じないようにするフリクションローラが用いられているが、重量物を搬送する場合は、フリクションローラを用いていても、ワークを載せたパレットが、ストッパに当接することによって位置決めするため、正確に停止させようとすればするほどその衝撃が大きくなる。この衝撃をショックアブソーバで吸収しようとすると搬送物位置決めの精度が低下するという問題点が残る。
【0005】
これに対して、更に、農業用エンジンなどの重く且つ大きなワークは、コンベアの搬送高さ(床からワーク頂点まで)が大きくなり、安定した搬送を期待できないという問題点が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平01-285515号公報
特開平05-254624号公報
特開2017-100829号公報
特開2017-024839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、搬送物位置決め装置を自動機の作業の邪魔にならないように配置し、且つ、手作業時の作業者の安全を確保でき、自動機の作業と手作業の変更が迅速にできるようにし、重量物であるワークの正確な自動機に対する位置決めすることができ、且つ、位置決め時に大きな衝撃が発生したりすることがなく、更に、ワークの搬送高さを、手作業が容易とする高さに抑えることができる、重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置及び重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、重量物をパレットに載置して搬送するフリクションローラコンベアシステムにおける搬送面に、下方から突出して前記パレットの先端に停止予定位置で当接可能な突出位置又は下方に戻って当接しない退避位置に変位可能な揺動ストッパを備えたストッパ装置と、前記搬送面に下方から突出して、先端が前記停止予定位置の後方にある前記パレットの後端に当接して、その後退を抑制可能とするノーズを備えたアンチバック機構、及び、前記ノーズが前記パレットの後端に当接しているとき、前記アンチバック機構を、前記パレットの先端が前記停止予定位置に到達するまで押し出す押出し機構を含んで構成されたアンチバック押出装置と、を有してなり、前記ストッパ装置及びアンチバック押出装置は、前記フリクションローラコンベアシステムにおける左右のサイドフレームを連結するクロスメンバに着脱自在に取付け可能とされ、前記揺動ストッパは、一端が、前記突出位置のとき前記パレットの先端に当接可能、且つ、退避位置では前記搬送面から下方に位置するように揺動可能とされ、前記ストッパ装置は、前記揺動ストッパと、前記一端が退避位置に戻るように、前記揺動ストッパの他端を押圧するストッパシリンダと、前記一端が退避位置に戻る方向に力を受けたとき、該力に抗して変形するばねと、を含んで構成されたことを特徴とする重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置により上記課題を解決するものである。
【0009】
又、各々が、直線的に、且つ間隙をもって複数のフリクションローラを回転自在に支持してなる左サイドフレーム及び右サイドフレームと、を有してなり、これらのフリクションローラを回転させて、重量物を載置したパレットを搬送するフリクションローラコンベアシステムにおいて、前記重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置を、前記左サイドフレームと前記右サイドフレームとの中間帯におけるコンベア幅方向中央位置に設けたことを特徴とする重量物搬送用フリクションローラコンベアシステムにより上記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る重量物搬送用のフリクションローラコンベアシステムにおける搬送物位置決め装置によれば、重量物を載置したパレットを、その停止予定位置の手前までは通常の搬送速度で搬送し、且つ、低速過程を経て、停止予定位置の手前で減速停止させ、その後はアンチバック押出装置によりゆっくりと押し出すようにして、停止予定位置で衝撃なく確実に停止させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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