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公開番号2025101926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219030
出願日2023-12-26
発明の名称ロール状衛生紙の製造方法および製造装置
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類A47K 10/16 20060101AFI20250701BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】トリムが製品に混入されているか否かを検査し、トリムが市場に出回ることを防止する。
【解決手段】本発明は、ロール状衛生紙3の製造方法であって、ペーパーログ5を生成するペーパーログ生成工程と、前記ペーパーログ5を、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリム3Tと、複数のロール状衛生紙3とを生成するカット工程と、前記カット工程において生成された前記ロール状衛生紙3を下流へ搬送する一方で、前記トリム3Tを下流へ搬送しないことで、前記トリム3Tを製造ラインから外して除去するトリム除去工程と、を含み、前記外したトリム3Tdの数を計測し、前記計測した数を、前記カット工程において前記カットされるペーパーログ5の数の2倍の数と比較して、前記計測した数が前記2倍の数よりも少ないか否か判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロール状衛生紙の製造方法であって、
ペーパーログを生成するペーパーログ生成工程と、
前記ペーパーログを、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリムと、複数のロール状衛生紙とを生成するカット工程と、
前記カット工程において生成された前記ロール状衛生紙を下流へ搬送する一方で、前記トリムを下流へ搬送しないことで、前記トリムを製造ラインから外して除去するトリム除去工程と、を含み、
前記外したトリムの数を計測し、前記計測した数を、前記カット工程において前記カットされるペーパーログの数の2倍の数と比較して、前記計測した数が前記2倍の数よりも少ないか否か判定することを特徴とするロール状衛生紙の製造方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
ロール状衛生紙の製造方法であって、
ペーパーログを生成するペーパーログ生成工程と、
前記ペーパーログを、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリムと、複数のロール状衛生紙とを生成するカット工程と、
前記カット工程において生成された前記ロール状衛生紙を下流へピッカー部が搬送する一方で、前記トリムを下流へ前記ピッカー部が搬送しないことで、前記トリムを製造ラインから外して除去するトリム除去工程と、を含み、
前記ピッカー部は、前記生成された前記ロール状衛生紙を持ち上げ下流へ搬送する第1ピック部材と、前記トリムを持ち上げて下流の所定位置へ搬送し、前記所定位置において前記トリムの持ち上げを停止する第2ピック部材と、を備え、
前記所定位置よりも下流において設置された光電センサの遮光によって、前記第2ピック部材が前記トリムを持っているか否かの判定を行うことを特徴とするロール状衛生紙の製造方法。
【請求項3】
前記トリム除去工程において、前記カット工程において生成された前記ロール状衛生紙および前記トリムをピッカー部によって持ち上げて下流の所定位置へ搬送し、前記所定位置において前記ピッカー部が前記トリムの持ち上げを停止することで、前記トリムを落下させ、前記トリムを製造ラインから外して除去し、
前記落下したトリムの数を計測することを特徴とする請求項1に記載のロール状衛生紙の製造方法。
【請求項4】
ロール状衛生紙の製造装置であって、
ペーパーログを生成するペーパーログ生成部と、
前記ペーパーログを、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリムと、複数のロール状衛生紙とを生成するカット部と、
前記カット部において生成された前記ロール状衛生紙を下流へ搬送する一方で、前記トリムを下流へ搬送しないことで、前記トリムを製造ラインから外して除去するトリム除去部と、
前記外したトリムの数を計測する計測部と、
前記計測部で計測した前記外したトリムの数を、前記カット部において前記カットされるペーパーログの数の2倍の数と比較して、前記計測した数が前記2倍の数よりも少ないか否か判定する比較判定部と
を備えることを特徴とするロール状衛生紙の製造装置。
【請求項5】
ロール状衛生紙の製造装置であって、
ペーパーログを生成するペーパーログ生成部と、
前記ペーパーログを、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリムと、複数のロール状衛生紙とを生成するカット部と、
前記カット部において生成された前記ロール状衛生紙を下流へ搬送する一方で、前記トリムを下流へ搬送しないことで、前記トリムを製造ラインから外して除去するトリム除去部と、を備え、
前記トリム除去部は、前記生成された前記ロール状衛生紙を持ち上げ下流へ搬送する第1ピック部材と、前記トリムを持ち上げて下流の所定位置へ搬送し、前記所定位置において前記トリムの持ち上げを停止する第2ピック部材と、を備え、
前記製造装置は、前記所定位置よりも下流において設置された光電センサと、前記光電センサからの光を前記第2ピック部材の前記トリムを保持していた場所に対して当てた際に遮光するか否かの判定を行う遮光判定部と、を備えることを特徴とするロール状衛生紙の製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペーパーログのトリムを除去する工程を含むロール状衛生紙の製造方法および製造装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トイレットペーパー、キッチンペーパー、紙製タオル、紙製ワイパーなどの衛生紙(以下、単に「衛生紙」とも言う)をロール状に巻いたロール状衛生紙(以下、単に「ロール状衛生紙」とも言う)は、ペーパーログを製品幅でカットすることで得られるが、カット後のペーパーログの両端に相当するもの(以下、「トリム」とも言う)は、製品として相応しくないため、製造ライン内で除去されることが求められる。
【0003】
そこで、ロール状衛生紙の外形寸法が規定寸法から外れると判別すると、寸法不良品と判断して対象物を除去することによって、トリムを分別除去することを図った構成が、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-113493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、トリムは、ペーパーログの両端に相当するため、製品として適正な処理が行き届いていない場合が多く、市場に出回ることは良くないと考えられるが、特許文献1では、外形寸法が良否の基準となっているため、或るトリムの外形寸法が規定寸法の基準を満たした場合、そのトリムが良品として判断され製品として市場に出回るおそれがある。一方、トリムが製品に混入されていることが事前に分かっていれば、トリムを市場に出回ることを阻止する措置を講じることが可能である。
【0006】
本発明の目的は、ペーパーログのトリムを除去する際、トリムが製品に混入されているか否かを検査し、トリムが市場に出回ることを防止することが可能なロール状衛生紙の製造方法および製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による方法の第1態様は、ロール状衛生紙の製造方法であって、ペーパーログを生成するペーパーログ生成工程と、前記ペーパーログを、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリムと、複数のロール状衛生紙とを生成するカット工程と、前記カット工程において生成された前記ロール状衛生紙を下流へ搬送する一方で、前記トリムを下流へ搬送しないことで、前記トリムを製造ラインから外して除去するトリム除去工程と、を含み、前記外したトリムの数を計測し、前記計測した数を、前記カット工程において前記カットされるペーパーログの数の2倍の数と比較して、前記計測した数が前記2倍の数よりも少ないか否か判定することを特徴とするものである。
【0008】
本発明による方法の第2態様は、ロール状衛生紙の製造方法であって、ペーパーログを生成するペーパーログ生成工程と、前記ペーパーログを、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリムと、複数のロール状衛生紙とを生成するカット工程と、前記カット工程において生成された前記ロール状衛生紙を下流へピッカー部が搬送する一方で、前記トリムを下流へピッカー部が搬送しないことで、前記トリムを製造ラインから外して除去するトリム除去工程と、を含み、前記ピッカー部は、前記生成された前記ロール状衛生紙を持ち上げ下流へ搬送する第1ピック部材と、前記トリムを持ち上げて下流の所定位置へ搬送し、前記所定位置において前記トリムの持ち上げを停止する前記第2ピック部材と、を備え、前記所定位置よりも下流において設置された光電センサの遮光によって、前記第2ピック部材が前記トリムを持っているか否かの判定を行うことを特徴とするものである。
【0009】
本発明による方法の第3態様は、前記トリム除去工程において、前記カット工程において生成された前記ロール状衛生紙および前記トリムをピッカー部によって持ち上げて下流の所定位置へ搬送し、前記所定位置において前記ピッカー部が前記トリムの持ち上げを停止することで、前記トリムを落下させ、前記トリムを製造ラインから外して除去し、前記落下したトリムの数を計測することを特徴とする第1態様に記載のものである。
【0010】
本発明による装置の第1形態は、ロール状衛生紙の製造装置であって、ペーパーログを生成するペーパーログ生成部と、前記ペーパーログを、その長手方向両端側をカットし所定寸法で裁断することで、一対のトリムと、複数のロール状衛生紙とを生成するカット部と、前記ロール状衛生紙および前記トリムを下流へ搬送するコンベア部と、前記コンベア部によって搬送されて来た前記ロール状衛生紙を下流へ搬送する一方で、前記トリムを下流へ搬送しないことで、前記トリムを製造ラインから外して除去するトリム除去部と、前記外したトリムの数を計測する計測部と、前記計測部で計測した前記落下したトリムの数を、前記カット部において前記カットされるペーパーログの数の2倍の数と比較して、前記計測した数が前記2倍の数よりも少ないか否か判定する比較判定部とを備えることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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