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公開番号
2025101759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218712
出願日
2023-12-26
発明の名称
山形ラーメン構造、柱部および山形ラーメン構造の組立方法
出願人
株式会社岡田建築計画事務所
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/26 20060101AFI20250701BHJP(建築物)
要約
【課題】効果的な補強材の配置により柱部の強度を高めることが可能な山形ラーメン構造を提供する。
【解決手段】山形ラーメン構造は、木製の充腹梁19からなる垂木部7と木製の柱部8とを備える。充腹梁19は軸材20を備え、軸材20は第1長材21及び第2長材22とこれらの間に架設される短材24とを備える。柱部8は第1柱41と第2柱46とを備え、第1柱41の第1面41aに充腹梁19の軸材20の一端が当接し、第1柱41の第1面41aと反対側の第2面41bに対向して第2柱46が配置されている。第1柱41の第2面41bと第2柱46との間には柱間補強材53,54,55が架設され、第1柱41の第2面41bと前記第2柱46の間には、軸材20の第1長材21の仮想延長線上に第1補強材51が、第2長材22の仮想延長線上に第2補強材52が更に配置されている。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
木製の充腹梁からなる垂木部と木製の柱部とを備える山形ラーメン構造であって、
前記充腹梁は軸材を備え、該軸材は第1及び第2長材とこれらの間に架設される短材とを備え、
前記柱部は第1柱と第2柱とを備え、
前記第1柱の第1面に前記充腹梁の軸材の一端が当接し、前記第1柱の前記第1面と反対側の第2面に対向して前記第2柱が配置され、
前記第1柱の第2面と前記第2柱との間には柱間補強材が架設され、
前記第1柱の第2面と前記第2柱との間には、前記軸材の第1長材の仮想延長線上に第1補強材が、前記第2長材の仮想延長線上に第2補強材が更に配置される、山形ラーメン構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記充腹梁において前記第1長材が下側に、前記第2長材が上側にそれぞれ配置され、
基板部と補強材固定部とを備える第1固定具が更に備えられ、
前記基板部は前記第1柱の第2面に固定され、
前記補強材固定部は前記基板部から立設されて、前記第1補強材に固定される、請求項1に記載の山形ラーメン構造。
【請求項3】
前記補強材固定部は板状であり、前記基板部の縦方向中心線に沿うように立設される、
請求項2に記載の山形ラーメン構造。
【請求項4】
前記第1固定具は補強材受部を更に備え、該補強材受部は前記第1補強材の上面に配置されて、前記第1及び第2補強材の間に配置されるトラス構造の前記柱間補強材の下面を支持し、該柱間補強材と前記第1柱の第2面の間に前記基板部が介在される、請求項3に記載の山形ラーメン構造。
【請求項5】
前記充腹梁の第2長材と前記第2補強材とが、前記第1柱を介して、第2固定具で連結される、請求項2に記載の山形ラーメン構造。
【請求項6】
第3固定具が更に備えられ、
該第3固定具は前記第1柱の第1面に固定される基板部と、該基板部から立設される受板部とを備え、前記受板部は前記軸材の第1長材の下面を支え、前記基板部は前記第1長材の端部と前記第1柱の第1面の間に介在され、
前記受板部の下面には前記基板部との間に受板支持部が配置される、請求項5に記載の山形ラーメン構造。
【請求項7】
前記第1及び第2補強材の間に配置されるトラス構造の柱間補強材は、他のトラス構造の柱間補強材よりその断面積が大きい、請求項4に記載の山形ラーメン構造。
【請求項8】
前記第1柱は垂直に立設され、前記第2柱は前記第1柱の第2面から離れるように傾斜している、請求項1に記載の山形ラーメン構造。
【請求項9】
前記充腹梁の他端は他の充腹梁の他端と当接して前記垂木部を山形とし、前記充腹梁の他端と前記他の充腹梁の他端とは、それぞれの下側に位置する第1長材に沿った、第4固定具で固定される、請求項1~8の何れかに記載の山形ラーメン構造。
【請求項10】
木製の充腹梁からなる垂木部であって、前記充腹梁は軸材を備え、該軸材は第1及び第2長材とこれらの間に架設される短材とを備える垂木部と、
木製の柱部と、を備える山形ラーメン構造の柱部であって、
該柱部は第1柱と第2柱とを備え、
前記第1柱の第1面に前記充腹梁の軸材の一端が当接し、前記第1面と反対側の第2面に対向して前記第2柱が配置され、
前記第1柱の第2面と前記第2柱との間には柱間補強材が架設される柱部において、
前記第1柱の第2面と前記第2柱との間には、前記軸材の第1長材の仮想延長線上に第1補強材が、前記第2長材の仮想延長線上に第2補強材が更に配置される、柱部。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、山形ラーメン構造、柱部および山形ラーメン構造の組立方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
木造建築物は、他の工法(S/RC工法)と比べて素材が軽いため基礎工事にかかる期間や費用を抑えることができるといった利点を挙げることができる。また使用素材としての木材は、その生長過程において二酸化炭素を吸収し貯蔵するためカーボンニュートラルな材料としても注目されている。
【0003】
例えば、下記特許文献1では、山形状の梁と柱とを門型フレーム状に組付けた木造建築構造物が開示されている。柱と梁で建築物の強度を確保するラーメン構造では壁の配置の制約は少なくなり、大きな内部空間を確保しやすい利点がある。
しかしながら、このようなラーメン構造を採用した場合の問題点の一つは柱部の強度である。柱部の強度を高めるために柱部を構成する柱等を太くするといった対策も可能であるが重量増や建築コストの増加を招いてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3227094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような事情を背景とし、効果的な補強材の配置により柱部の強度を高めることが可能な山形ラーメン構造、柱部および山形ラーメン構造の組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
而してこの発明の第1の局面は次のように規定される。即ち、
木製の充腹梁からなる垂木部と木製の柱部とを備える山形ラーメン構造であって、
前記充腹梁は軸材を備え、該軸材は第1及び第2長材とこれらの間に架設される短材とを備え、
前記柱部は第1柱と第2柱とを備え、
前記第1柱の第1面に前記充腹梁の軸材の一端が当接し、前記第1柱の前記第1面と反対側の第2面に対向して前記第2柱が配置され、
前記第1柱の第2面と前記第2柱との間には柱間補強材が架設され、
前記第1柱の第2面と前記第2柱との間には、前記軸材の第1長材の仮想延長線上に第1補強材が、前記第2長材の仮想延長線上に第2補強材が更に配置される。
【0007】
このように規定された第1の局面の山形ラーメン構造によれば、垂木部を構成する軸材における第1長材及び第2長材の仮想延長線上にそれぞれ第1補強材及び第2補強材を配置する構成を採用することで、他の補強材の本数やサイズ増加を抑制しつつ山形ラーメン構造を構成する柱部の強度を高めることができる。
【0008】
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の山形ラーメン構造において、前記充腹梁において前記第1長材が下側に、前記第2長材が上側にそれぞれ配置され、
基板部と補強材固定部とを備える第1固定具が更に備えられ、
前記基板部は前記第1柱の第2面に固定され、
前記補強材固定部は前記基板部から立設されて、前記第1補強材に固定される。
このように規定される第2の局面の山形ラーメン構造によれば、第1補強材が高い圧力で直接的に第1柱に当接することによる食い込みの問題を回避することができる。
【0009】
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第2の局面に規定の山形ラーメン構造において、前記補強材固定部は板状であり、前記基板部の縦方向中心線に沿うように立設される。
このように規定される第3の局面の山形ラーメン構造によれば、板状の補強材固定部を、例えば第1補強材の端部に形成されたスリットに差し込むことで、第1補強材を補強材固定部に沿って固定することができる。
【0010】
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第3の局面に規定の山形ラーメン構造において、前記第1固定具は補強材受部を更に備え、該補強材受部は前記第1補強材の上面に配置されて、前記第1及び第2補強材の間に配置されるトラス構造の前記柱間補強材の下面を支持し、該柱間補強材と前記第1柱の第2面の間に前記基板部が介在される。
このように規定される第4の局面の山形ラーメン構造によれば、第1補強材の上方に配置された柱間補強材が直接的に第1柱や第1補強材に当接することによる食い込みの問題を回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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