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公開番号2025101464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218326
出願日2023-12-25
発明の名称吸引栓
出願人中本パックス株式会社
代理人弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
主分類B65D 85/07 20170101AFI20250630BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】吸込口に凹凸が形成された吸引機を用いた圧縮収納袋の吸引作業を容易に行うことが可能な吸引栓を提供する。
【解決手段】エラストマ材料をダイアフラム状に成形することで製造した押圧部61に吸引機の吸込口を押し付けることで押圧部61を弾性変形させるように構成したので、吸引機の吸込口に凹凸が形成させていた場合でも、小さい押し付け力で、押圧部61を吸引機の吸込口の凹凸に沿って変形させることができる。これにより、小さい押し付け力で、吸引機の吸込口と吸引栓10との気密を確保することができ、布団、衣類等の圧縮対象物の圧縮作業を容易に、かつ能率的に行うことが可能となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮収納袋の袋本体に設けられ、吸引機の吸込口が接続される吸引栓であって、
前記袋本体の外側に設けられる外側本体部と、
前記袋本体の内側に設けられる内側本体部と、
一端側が前記外側本体部に開口し、他端側が前記内側本体部に開口する吸引路と、
前記吸引路に設けられ、他端側から一端側への空気の流通のみを許容する逆止弁と、
を備え、
前記外側本体部は、径方向中央に形成され、軸方向外側へ突出し、前記吸込口の内径よりも小さい外径を有する円筒部を有し、
前記円筒部の外周には、前記吸引機の吸込口によって押圧されることで弾性変形する環状の押圧部が設けられ、
前記押圧部は、前記吸込口の外径よりも大きい外径を有する円筒壁部と、前記円筒壁部と前記円筒部との間に設けられ、一端側へ膨隆する膨隆壁部とを有することを特徴とする吸引栓。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
請求項1に記載の吸引栓であって、
前記押圧部は、前記膨隆壁部の表面に周方向へ一定の間隔をあけて配置された複数のリブを有することを特徴とする吸引栓。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吸引栓であって、
前記押圧部は、シート状のエラストマによって形成されることを特徴とする吸引栓。
【請求項4】
請求項3に記載の吸引栓であって、
前記押圧部は、外周側の縁部が熱溶着によって接合されることを特徴とする吸引栓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、布団、衣類等を圧縮して収容するための圧縮収納袋の吸引栓に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、吸引機の吸込口による吸気が可能な吸気口を有するバルブ本体と、吸気口の周縁に設けられ、通気性を有しない又はほとんど通気性を有しないと共に、押圧されることで変形する形状可変部とを備える吸気弁が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-066451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載された吸気弁(以下「従来技術」と称する)では、吸引機の吸込口の形状に合わせて形状可変部を変形させるため、吸引機の吸込口に凸凹が形成されている場合、圧縮収納袋内の空気の吸引が完了するまでの間、形状可変部に吸引機の吸込口を強く押し付けて形状可変部を弾性変形させ、吸引機の吸込口との間の気密状態を維持する必要がある。
【0005】
本発明は、吸込口に凹凸が形成された吸引機を用いた圧縮収納袋の吸引作業を容易に行うことが可能な吸引栓を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の吸引栓は、圧縮収納袋の袋本体に設けられ、吸引機の吸込口が接続される吸引栓であって、前記袋本体の外側に設けられる外側本体部と、前記袋本体の内側に設けられる内側本体部と、一端側が前記外側本体部に開口し、他端側が前記内側本体部に開口する吸引路と、前記吸引路に設けられ、他端側から一端側への空気の流通のみを許容する逆止弁と、を備え、前記外側本体部は、径方向中央に形成され、軸方向外側へ突出し、前記吸込口の内径よりも小さい外径を有する円筒部を有し、前記円筒部の外周には、前記吸引機の吸込口によって押圧されることで弾性変形する環状の押圧部が設けられ、前記押圧部は、前記吸込口の外径よりも大きい外径を有する円筒壁部と、前記円筒壁部と前記円筒部との間に設けられ、一端側へ膨隆する膨隆壁部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、吸込口に凹凸が形成された吸引機を用いた圧縮収納袋の吸引作業を容易に行うことが可能な吸引栓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
吸引栓を備えた圧縮収納袋の斜視図である。
第1実施形態に係る吸引栓の正面図である。
図2におけるA-A断面図である。
第1実施形態に係る吸引栓の分解斜視図である。
第1実施形態の説明図であって、図3に示される吸引栓の押圧部に吸引機の吸込口を押し付けた状態を示す図である。
第2実施形態に係る吸引栓の軸平面による断面である。
第2実施形態における押圧部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
図1に示されるように、第1実施形態に係る吸引栓10は、圧縮収納袋1に設けられ、吸引機の吸込口3(図5参照)が接続される。圧縮収納袋1は、袋本体5、ファスナ7、及び吸引栓10を備える。袋本体5及びファスナ7は、既存の圧縮収納袋における袋本体及びファスナと同一である。よって、圧縮収納袋1の袋本体5及びファスナ7に関する詳細な説明を省略する。
【0010】
図2、図3、図4を参照すると、吸引栓10は、袋本体5(図1参照)の外側に設けられる外側本体部11と、袋本体5の内側に設けられる内側本体部31とを有する。外側本体部11は、吸引栓10の軸線L(図4参照、以下「軸線L」という)に対して同軸に配置された有蓋円筒形の円筒部12と、円筒部12の軸方向他端側(図3における「下側」)の端部に連結され、円筒部12に対して同軸に配置され、円筒部12の外径よりも大きい外径を有する円筒形の底部13とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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