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公開番号2025100945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-04
出願番号2023217499
出願日2023-12-24
発明の名称特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法およびスピリッツ
出願人株式会社 GEEKSTILL
代理人個人
主分類C12G 3/04 20190101AFI20250627BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】 特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法を提供する。
【解決手段】 特定の土地に植生する植物を刈り取って一定期間原料用アルコールにボタニカル浸漬するボタニカル浸漬工程S1と、前記原料用アルコールの浸漬液の半分を常圧蒸留する常圧蒸留工程S2と、前記原料用アルコールの浸漬液の残り半分を減圧蒸留する減圧蒸留工程S3と、前記常圧蒸留して得る浸漬液と、前記減圧蒸留して得る浸漬液とを混合してブレンド浸漬液を得る混合工程S4と、前記混合工程で得るブレンド浸漬液を水で希釈してアルコール度数を調整する加水調整工程S5とを有する。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
特定の土地に植生する植物を刈り取って一定期間原料用アルコールにボタニカル浸漬するボタニカル浸漬工程と、
前記原料用アルコールの浸漬液の半分を常圧蒸留する常圧蒸留工程と、
前記原料用アルコールの浸漬液の残り半分を減圧蒸留する減圧蒸留工程と、
前記常圧蒸留して得る蒸留液と、前記減圧蒸留して得る蒸留液とを混合してブレンド蒸留液を得る混合工程とを有することを特徴とする特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1に記載する特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法において、
さらに前記混合工程で得るブレンド蒸留液を水で希釈してアルコール度数を調整する加水調整工程を有することを特徴とする特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載する特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法により製造されたことを特徴とするスピリッツ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法およびスピリッツに関し、特に特定の土地に植生する植物に固有の香を含むスピリッツを得る場合に適用して有用なものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
植物が植生する土地はその土壌、気候、地形等に起因する固有の香を有する。したがって、特定の土地に植生する植物は、その土地に固有の香を含んでいると考えられる。そこで、特定の植物から前記香を抽出してスピリッツに混入できれば特定の土地、地域を表す香を含むスピリッツを製造することができ、例えば特定の地番の故郷の香を再現して楽しむということができるようになる
と考えられる。
【0003】
植物の香を含むスピリッツとして本発明者が提案した特許文献1に記載するブドウの花の香を有するクラフトジンが公知となっている。ただ、これはブドウの花の香を対象としたもので、特定の土地の香の再現を実現するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7007535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来技術に鑑み、特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法およびスピリッツを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく、スピリッツを利用したボタニカル浸漬液中の香を効率良く抽出する方法を探索したところ、ボタニカル浸漬液の種類、換言すれば香を抽出する対象となる植物によって蒸留の際の適切な圧力があるという知見を得た。
【0007】
本発明は、かかる新規な知見を基礎として前記目的を達成するものである。そこで、本発明の第1の態様に係る特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法は、
特定の土地に植生する植物を刈り取って一定期間原料用アルコールにボタニカル浸漬するボタニカル浸漬工程と、
前記原料用アルコールの浸漬液の半分を常圧蒸留する常圧蒸留工程と、
前記原料用アルコールの浸漬液の残り半分を減圧蒸留する減圧蒸留工程と、
前記常圧蒸留して得る蒸留液と、前記減圧蒸留して得る蒸留液とを混合してブレンド蒸留液を得る混合工程とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の態様に係る特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法は、
第1の態様に記載する特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法において、
さらに前記混合工程で得るブレンド蒸留液を水で希釈してアルコール度数を調整する加水調整工程を有することを特徴とする。
【0009】
第3の態様に係る特定の土地の香を含むスピリッツは、
第1または第2の態様に記載する特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法により製造されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、例えば思い入れが深い故郷等の地番等で特定される土地に植生する植物の香を抽出して原料用アルコールの中に溶け込ませることができるので、特定の土地の香を飲料として楽しむことができる。すなわち、特定の土地の地番等と紐づけた香のスピリッツを提供することができる。ここで、ボタニカル蒸留の蒸留液は、原料となる植物の半分を常圧蒸留、残り半分を減圧蒸留により得ているので、植物の種類にかかわらずいずれにしても効率よく香を抽出させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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