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公開番号
2025100930
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025073332,2020203959
出願日
2025-04-25,2020-12-09
発明の名称
ヒアルロン酸産生促進剤
出願人
丸善製薬株式会社
代理人
個人
主分類
A61K
8/9789 20170101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】安全性の高い天然物由来の組成物の中からヒアルロン酸産生促進作用を有するものを見出し、それを有効成分とするヒアルロン酸産生促進剤を提供する。
【解決手段】ヒアルロン酸産生促進剤に、モモの葉部からの水抽出物及び/又はモモの葉部からの親水性有機溶媒抽出物を有効成分として含有せしめる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
モモの葉部からの水抽出物及び/又はモモの葉部からの親水性有機溶媒抽出物を有効成分として含有するヒアルロン酸産生促進剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒアルロン酸産生促進剤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
皮膚の真皮及び表皮は、表皮細胞、線維芽細胞、及び真皮細胞外マトリックス等によって構成されている。ヒアルロン酸は、コラーゲン、エラスチン等とともに真皮細胞外マトリックスを構成し、表皮細胞や線維芽細胞等の細胞の外にあって皮膚構造を支持している。若い皮膚では、これら皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことによって、水分保持、柔軟性、弾力性等が確保され、肌は外見的にも張りや艶があって、みずみずしい状態が維持される。
【0003】
ところが、紫外線の照射、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等のある種の外的因子の影響を受けたり、加齢が進んだりすると、細胞外マトリックスの主要構成成分の一つであるヒアルロン酸の産生量が減少するとともに、ヒアルロン酸の分解及び変質が起こる。また、外的因子の影響や加齢に伴う線維芽細胞の増殖率低下も、天然保湿因子であるヒアルロン酸の産生量の低下に繋がる。その結果、皮膚の弾力性や保湿機能は低下し、角質は異常剥離を引き起こし、肌は張りや艶を失い、荒れ、シワ、くすみ等の老化症状を呈するようになる。
【0004】
このような皮膚の老化に伴う、荒れ、シワ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下及び保湿機能の低下等には、ヒアルロン酸の減少、変性が関与している。近年、紫外線等がこの変化を誘導する因子とされており、皮膚のしわ形成等の大きな要因となると考えられている。したがって、ヒアルロン酸産生の促進は、皮膚の老化を防止及び改善する上で重要である。
【0005】
これらの細胞外マトリックスのうち、ヒアルロン酸は、ムコ多糖の一種であり、細胞間の間隙に充填されることにより細胞を保持する機能を有し、さらに細胞間隙への水分の保持、組織への潤滑性や柔軟性の付与、機械的障害等の外力に対する抵抗等、数多くの機能を有している。ヒアルロン酸の産生を促進することができれば、皮膚の荒れ、しわ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下及び保湿機能の低下等といった皮膚の老化症状を予防、治療又は改善することができると考えられる。
【0006】
また、ヒアルロン酸は、頭皮にも存在し、ケラチノサイトや毛乳頭細胞に作用して、その増殖を促し、結果的に毛包の形成能を高めることが報告されている(非特許文献1参照)。よって、頭皮におけるヒアルロン酸量を増やすことは毛包の形成能低下や頭皮トラブルの防止に繋がると考えられる。
【0007】
さらに、ヒアルロン酸は、皮膚組織の他にも、軟骨、関節液、臍帯、眼硝子体、その他の結合組織に存在する。このうち、関節液に含まれるヒアルロン酸は、関節軟骨の表面を覆い、ヒアルロン酸が有する潤滑機能、軟骨に対する被覆・保護機能等により、関節の円滑な作動に役立っている。一方、慢性関節リウマチ等の関節炎において、関節液におけるヒアルロン酸の濃度が低下していることが知られている。したがって、ヒアルロン酸の産生を促進することで、慢性関節リウマチ、変形性関節炎、化膿性関節炎、痛風性関節炎、外傷性関節炎又は骨関節炎等の関節炎を予防又は治療することができると考えられる。さらに、創傷又は熱傷の治癒過程において、肉芽(組織)が形成されるが、肉芽中にヒアルロン酸が著しく増加することが知られている。そのため、ヒアルロン酸の産生を促進することで、創傷又は熱傷の治癒を促進することができると考えられる。
【0008】
従来、ヒアルロン酸産生促進作用を有するものとしては、シロキクラゲ子実体の抽出物(特許文献1参照)、卵殻膜(特許文献2参照)、クロミキイチゴ抽出物またはヒマラヤンラズベリー抽出物(特許文献3参照)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2019-099530号公報
特開2014-040402号公報
特開2013-018734号公報
【非特許文献】
【0010】
E. Kalabusheva, V. Terskikh, E. Vorotelyak, Stem Cells Int., 2017(1):1-14
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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