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公開番号
2025085113
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198764
出願日
2023-11-24
発明の名称
水中油型乳化化粧料
出願人
株式会社ファンケル
代理人
弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類
A61K
8/81 20060101AFI20250529BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】保湿感、使用感に優れ、その後の化粧のりが良好な水中油型乳化化粧料を提供すること。
【解決手段】(A)~(C)を含有する水中油型乳化化粧料。
(A)トラネキサム酸 0.1~5質量%
(B)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体
(C)ジカルボン酸のジエステル
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)~(C)を含有する水中油型乳化化粧料。
(A)トラネキサム酸 0.1~5質量%
(B)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体
(C)ジカルボン酸のジエステル
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
(C)成分が、炭素数4~8のジカルボン酸と、炭素数4~18の1価のアルコールのジエステルであることを特徴とする請求項1に記載の水中油型乳化化粧料。
【請求項3】
(C)成分が、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジエチルヘキシル、コハク酸ジエトキシエチル、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、コハク酸ビスエトキシジグリコールから選ばれる1以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の水中油型乳化化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、スキンケア化粧料に求められる機能は多様化しており、保湿効果の他に美白効果などの機能を併せもつことが求められている。美白有効成分として、ビタミンC、ビタミンE、コウジ酸、アルブチン、トラネキサム酸等が知られている。中でもトラネキサム酸は、炎症を引き起こす生体内の酵素「プラスミン」を抑制する「抗プラスミン作用」を持つ成分であり、近年美白有効成分として注目されている。
トラネキサム酸による美白効果を付与するためには、化粧料全体に対してトラネキサム酸を0.5~2質量%程度配合することが求められる。しかし、トラネキサム酸を高含有する化粧料は、使用感が低下することが知られており、経験的には化粧料全体に対して0.5~2質量%含有すると使用感の低下が認識される。特に、水中油型タイプの乳化化粧料における使用感の低下は著しく、化粧料の重要な設計品質であるのびや肌なじみが低下してしまうことはしばしば問題であった。
【0003】
トラネキサム酸を高含有させた化粧料において、使用感改善のための技術が提案されている。例えば、本出願人は、特許文献1において、(A)トラネキサム酸類を0.5~2質量%及び/又はナイアシンアミドを3~10質量%、(B)動粘度が50cSt以下のシリコーン油及びトリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルから選ばれる1以上を含有する油、(C)無水ケイ酸1.5~6.5質量%、(D)エタノール、(E)多価アルコール、(F)水を含有し、肌に塗布する時はみずみずしい使用感で、のび・肌なじみがよく、塗布後は肌がべたつかず、さらさら感に優れた乳化化粧料を提案している。
【0004】
一般的に、スキンケア行為の最後に乳液やクリームなどの水中油型乳化化粧料を塗布し、その後、化粧行為が行われる。しかし、スキンケア時にトラネキサム酸を高含有している水中油型乳化化粧料を塗布すると、続く化粧行為におけるファンデーション等の化粧のりが低下することを見出した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-025315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、保湿感、使用感に優れ、その後の化粧のりが良好な水中油型乳化化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の課題を解決するための手段は、次のとおりである。
1.(A)~(C)を含有する水中油型乳化化粧料。
(A)トラネキサム酸 0.1~5質量%
(B)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体
(C)ジカルボン酸のジエステル
2.(C)成分が、炭素数4~8のジカルボン酸と、炭素数4~18の1価のアルコールのジエステルであることを特徴とする1.に記載の水中油型乳化化粧料。
3.(C)成分が、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジエチルヘキシル、コハク酸ジエトキシエチル、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、コハク酸ビスエトキシジグリコールから選ばれる1以上であることを特徴とする1.または2.に記載の水中油型乳化化粧料。
【発明の効果】
【0008】
本発明の水中油型乳化化粧料は、保湿感、使用感に優れている。本発明の水中油型乳化化粧料は、塗布後の化粧のりに優れており、本発明の水中油型乳化化粧料を塗布した後の化粧行為をスムーズに行うことができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の水中油型乳化化粧料(以下、化粧料ともいう)は、(A)~(C)を含有する。
(A)トラネキサム酸 0.1~5質量%
(B)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体
(C)ジカルボン酸のジエステル
本明細書において「A~B(A、Bは数値)」との表記は、その両端を含む数値範囲、すなわち、A以上B以下を意味する。
【0010】
(A)トラネキサム酸
トラネキサム酸は、トランス-4-アミノメチルシクロヘキサン-1-カルボン酸の略称であり、主に美白剤や抗炎症剤として化粧料に配合されている。市販品としては「日本薬局方トラネキサム酸」(丸善製薬株式会社)等が挙げられる。トラネキサム酸としては、トラネキサム酸、またはその誘導体を用いることができ、誘導体としては、トラネキサム酸塩(マグネシウム塩、カルシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等の金属塩類、リン酸塩、塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩等)、トラネキサム酸エステル(ビタミンAエステル、ビタミンEエステル、ビタミンCエステル等のビタミンエステル、アルキルエステル)、トラネキサム酸アミド、トラネキサム酸の二量体等を用いることができる。また、トラネキサム酸、トラネキサム酸誘導体の1種または2種以上を用いることができる。
(A)トラネキサム酸の配合率は、本発明の化粧料全体に対して、0.1質量%以上5質量%以下である。(A)トラネキサム酸の配合率は、0.3質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、また、4質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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