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公開番号
2025100724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025066219,2022506436
出願日
2025-04-14,2020-07-30
発明の名称
改良された免疫療法のための細胞およびその使用
出願人
メモリアル スローン ケタリング キャンサー センター
,
スローン - ケタリング・インスティテュート・フォー・キャンサー・リサーチ
,
メモリアル ホスピタル フォー キャンサー アンド アライド ディジージズ
代理人
個人
,
個人
主分類
C12N
5/10 20060101AFI20250626BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】改良された免疫療法のための細胞およびその使用の提供。
【解決手段】本開示の主題は、改善された免疫療法のための細胞および組成物ならびにこのような細胞および組成物を使用する方法を提供する。本開示の主題は、リガンド認識受容体(例えば、抗原認識受容体、例えば、キメラ抗原受容体(CAR)またはT細胞受容体(TCR))およびIgG分解酵素またはその断片を含む細胞に関する。IgG分解酵素は、IgGを迅速に切断する。IgG分解酵素は、宿主体液性応答に対する生体分子シールドとしての役割を果たす。細胞は、宿主体液性応答(例えば、抗体に駆動される宿主体液性応答)に対する耐性を増加させ、これにより、細胞の持続性の延長が可能になり、細胞活性の増強がもたらされる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その内容が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2019年8月1日に出願された米国仮特許出願番号第62/881,467号に対する優先権を主張する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
助成金情報
本発明は、国立衛生研究所(National Institutes of Health)の国立がん研究所(National Cancer Institute)から助成金番号P30 CA008747により政府の支援を受けてなされた。政府は、本発明において一定の権利を有する。
【0003】
配列表
本出願は、EFS-WebによってASCII形式で提出され、これにより参照によりその全体が本明細書に組み込まれる配列表を含む。2020年7月28日に作成されたASCIIコピーは、「072734_1109_ST25.txt」という名称であり、52,647バイトのサイズである。
【0004】
1.緒言
本開示の主題は、改善された免疫療法のための細胞および組成物ならびにこのような細胞および組成物を使用する方法を提供する。本開示の主題は、リガンド認識受容体(例えば、抗原認識受容体、例えば、キメラ抗原受容体(CAR)またはT細胞受容体(TCR))およびIgG分解酵素またはその断片を含む細胞に関する。IgG分解酵素は、IgGを迅速に切断する。IgG分解酵素は、宿主体液性応答に対する生体分子シールドとしての役割を果たす。細胞は、宿主体液性応答(例えば、抗体に駆動される宿主体液性応答)に対する耐性を増加させ、これにより、細胞の持続性の延長が可能になり、細胞活性の増強がもたらされる。
【背景技術】
【0005】
2.発明の背景
合成免疫学および合成生物学では、免疫細胞を利用して腫瘍細胞を死滅させるか、または他の重要な疾患を処置する。合成免疫学および生物学において急速に成長した領域は、養子細胞移入、幹細胞移植、臓器移植、CRISPR遺伝子編集、遺伝子治療、およびCAR-T細胞療法の使用におけるものである。変更されたか、または操作された細胞が対象中に導入されるいずれの状況においても、宿主(対象)は、その細胞または組織に対する免疫応答を開始させる可能性があり、これは、その細胞または組織が外来のものであるか、または宿主内には通常見られない外来の遺伝子およびタンパク質を含有するためである。この免疫認識の結果は、治療効果の中和、組織もしくは細胞の拒絶、および/または治療意図の失敗などであり得る。したがって、宿主体液性応答に対する耐性の増加した操作された細胞が必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
3.発明の概要
本開示の主題は、(a)リガンド認識受容体、および(b)IgG分解酵素またはその断片を含む細胞を提供する。ある特定の実施形態では、IgG分解酵素は分泌される。ある特定の実施形態では、IgG分解酵素は膜結合性である。ある特定の実施形態では、細胞は、(c)IgG分解酵素に付着した膜貫通ドメインをさらに含む。膜貫通ドメインは、IgG分解酵素のC末端に付着していてもよい。ある特定の実施形態では、IgG分解酵素に付着した膜貫通ドメインは、CD8ポリペプチドを含む。
【0007】
ある特定の実施形態では、IgG分解酵素は、S.pyogenesのIgG分解酵素(IdeS)、S.equi subsp.zooepidemicusのIgG分解酵素(IdeZ)、S.equi subsp.equiのIgG分解酵素(IdeE)、Streptococcus pyogenes由来のエンドグリコシダーゼ(EndoS)、およびStreptococcus pyogenes由来の連鎖球菌システインプロテイナーゼ(SpeB)から選択される。
【0008】
ある特定の実施形態では、リガンド認識受容体は、外因性または内因性である。ある特定の実施形態では、リガンド認識受容体は、組換え発現される。ある特定の実施形態では、リガンド認識受容体は、ベクターから発現される。ある特定の実施形態では、IgG分解酵素は、ベクターから発現される。
【0009】
ある特定の実施形態では、細胞は、応答性細胞である。ある特定の実施形態では、細胞は、応答性細胞、例えば、免疫応答性細胞である。ある特定の実施形態では、細胞は、活性化可能な細胞である。ある特定の実施形態では、細胞は、T細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞、B細胞、マクロファージ、単球、樹状細胞、幹細胞、正常組織細胞(例えば、腎臓、肝臓、肺、骨髄、または膵臓に由来する)およびそれらの組合せから選択される。ある特定の実施形態では、細胞は、T細胞である。
【0010】
ある特定の実施形態では、リガンド認識受容体は、抗原に結合する。抗原は、腫瘍抗原、病原体抗原、正常細胞抗原、HLA抗原または同種抗原であってもよい。ある特定の実施形態では、抗原は、正常細胞抗原である。ある特定の実施形態では、同種抗原は、マイナー組織適合性同種抗原である。
(【0011】以降は省略されています)
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