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公開番号2025100544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025038512,2022513491
出願日2025-03-11,2020-08-26
発明の名称振動型呼気陽圧器具
出願人トゥルーデル メディカル インターナショナル インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61M 16/00 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】診断フィードバックアレイを有する呼吸療法器具およびこの呼吸療法器具のユーザのための方法を提供する。
【解決手段】本発明によるスマートOPEP器具は、治療セッション中に生じた圧力振動の周波数、平均圧力および振幅に関するフィードバックをユーザ(患者または介護者)に提供する。本発明による振動型呼気陽圧器具は、長手方向軸線を定めるとともに端ポートを備えたマウスピースを有し、マウスピースに連結されていて頂面を備えたハウジングを有し、頂面の少なくとも一部分は、端ポートから長手方向に間隔を置いて位置し、該少なくとも一部分は、端ポートを自身の口の中に入れたユーザの目に見えるようになっている目視平面を構成し、目視表面上に配置されたフィードバックアレイを有し、フィードバックアレイは、目視表面を横切って対角線方向に延びている。
【選択図】図86A
特許請求の範囲【請求項1】
振動型呼気陽圧器具であって、
長手方向軸線を定めるとともに端ポートを備えたマウスピースを有し、
前記マウスピースに連結されていて頂面を備えたハウジングを有し、前記頂面の少なくとも一部分は、前記端ポートから長手方向に間隔を置いて位置し、該少なくとも一部分は、前記端ポートを自身の口の中に入れたユーザの目に見えるようになっている目視平面を構成し、
前記目視表面上に配置されたフィードバックアレイを有し、前記フィードバックアレイは、前記目視表面を横切って対角線方向に延びている、振動型呼気陽圧器具。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記目視表面は、前記端ポートが前記ユーザの前記口の中に入れられた状態で前記ハウジングが使用位置に位置決めされると、実質的に水平である、請求項1記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項3】
前記フィードバックアレイは、複数の互いに間隔を置いて位置する灯から成る、請求項1記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項4】
前記フィードバックアレイは、実質的に直線状である、請求項3記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項5】
前記フィードバックアレイは、長手方向かつ横方向に延びている、請求項4記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項6】
前記フィードバックアレイは、前記長手方向軸線と交差している、請求項5記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項7】
前記複数の灯は、前記端ポートの最も近くに位置する第1の最も端の灯および前記端ポートから最も遠くに位置する第2の最も端の灯を含む、請求項3記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項8】
前記第1の最も端の灯は、所定の許容範囲を下回るユーザ入力を指示する第1の色に照明されるようになっており、前記第2の最も端の灯は、前記ユーザ入力が前記所定の許容範囲を上回っていることを指示する第2の色に照明されるようになっており、前記第1の最も端の灯と前記第2の最も端の灯との間に位置決めされた前記複数の灯のうちの少なくとも1つは、前記ユーザ入力が前記所定の許容範囲内にあることを指示する第3の色に照明されるようになっている、請求項7記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項9】
前記第1の色は青色であり、前記第2の色は赤色であり、前記第3の色は緑色である、請求項8記載の振動型呼気陽圧器具。
【請求項10】
前記第1の最も端の灯は、前記第1の色に照明されるようになった1対の第1の最も端の灯から成り、前記第2の最も端の灯は、前記第2の色に照明されるようになった1対の第2の最も端の灯から成り、前記第1の最も端の灯と前記第2の最も端の灯との間に位置する前記複数の灯のうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの中間灯から成る、請求項8記載の振動型呼気陽圧器具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書において開示する実施形態は、一般に、スマート振動型呼気陽圧器具(smart oscillating positive expiratory pressure device)ならびにその使用方法および組み立て方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【0002】
〔関連出願の参照〕
本願は、2019年8月27日に出願された米国特許仮出願第62/892,355号(発明の名称:Smart Oscillating Positive Expiratory Pressure Device)の権益主張出願であり、この米国特許仮出願を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。
【背景技術】
【0003】
慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)および嚢胞性線維症(CF:cystic fibrosis)は、呼吸労作の増大を引き起こす場合があり、その結果として、呼吸困難(息切れ)、呼吸筋疲労および全身不快感が生じる。振動型呼気陽圧(oscillating positive expiratory pressure:OPEP)治療は、COPDおよびCF患者の肺から薬を使わないで過剰の粘液を除去する手法として利用される場合がある。OPEPはまた、術後肺合併症の恐れを減少させるために術後に用いられる場合がある。典型的には、OPEP器具は、治療セッション中におけるこの器具の性能および/または有効性に関する最小限のフィードバックをユーザまたは介護者にもたらす。加うるに、病院システムとしは30日以内に病院に戻るという規則を守らないCOPE患者について責任を負っているが、COPE患者の大半(60%)は、処方された治療法を順守していない。さらに、OPEP器具は、典型的には、治療順守度、進捗状況の追跡または適切な使用技術に関してフィードバックをもたらすことがない。
【発明の概要】
【0004】
簡単に言えば、一実施形態では、スマートOPEP器具は、治療セッション中に生じた圧力振動の周波数、平均圧力および振幅に関するフィードバックをユーザ(患者または介護者)に提供する。加うるに、OPEP器具の性能に関して集められたデータおよび情報をアーカイブして分析することで、例えば治療順守度をモニタするためにヘルスケア提供者や保険業者が利用可能なユーザの進捗状況の概要を提供することができる。患者の特定のデータを提供すると、経時的な動向をモニタすることができる。ユーザが正しい技術を達成するのを助けるために性能標的および/または性能限度を設定することができ、そして患者のクオリティオブライフ(生活の質)を調査してこれを性能に関連づけることによって治療の有効性を評価することができる。加うるに、性能特性が測定されている状態で、ユーザは、この器具をセットアップすることができ、そしてユーザは、呼吸回数の係数を含む種々のフィードバックによってまたは測定値に基づいてゲームをすることによってユーザのやる気を起こさせることができる。
【0005】
一実施形態では、振動型呼気陽圧器具用のスマートアクセサリが振動型呼気陽圧器具に結合されるのが良い第1の端部、第1の端部と反対側に位置していてマウスピースに結合されるのが良い第2の端部、第1の端部と第2の端部との間に構成されたフローチャネル、および第1の端部と第2の端部との間でフローチャネルと連通したポートを有するアダプタを含む。可撓性メンブレンがポートを横切って配置され、この可撓性メンブレンは、フローチャネルと流体連通状態にある第1の側部およびチャンバを部分的に画定する反対側の第2の側部を有する。圧力センサおよび/またはマイクロ熱流量センサがチャンバと流体連通状態にある。制御モジュールがアダプタに結合され、この制御モジュールは、圧力センサおよび/またはマイクロ熱流量センサからデータを収集するよう動作する。
【0006】
一観点では、アダプタを振動型呼気陽圧器具から結合解除することができ、制御モジュールをアダプタから連結解除して脇に置くことができる。例えばテザーにより可撓性メンブレンとアダプタとの連結状態が維持される。一実施形態では、可撓性メンブレンは、メンブレンがポートを横切って配置されてチャンバを部分的に画定する第1の位置からメンブレンがポートを横切って配置されていない第2の位置との間で動くことができる。アダプタをメンブレンが取り付けられた状態で洗浄することができ、次に、メンブレンは、第1の位置に動かされ、制御モジュールは、再びアダプタに連結される。
【0007】
別の観点では、一実施形態としての振動型呼気陽圧器具は、長手方向軸線を定めるとともに端ポートを備えたマウスピースと、マウスピースに連結されていて頂面を備えたハウジングとを有する。頂面の少なくとも一部分は、端ポートから長手方向に間隔を置いて位置し、また、端ポートを自身の口の中に入れたユーザの目に見えるようになっている目視平面を構成している。フィードバックアレイが目視表面上に配置されたフィードバックアレイをさらに有し、このフィードバックアレイは、目視表面を横切って対角線方向に延びている。方向を表す標識(方向標識)および量を表す記述子(量記述子)もまた、目視表面に付けられるのが良い。
【0008】
理解されるべきこととして、フィードバックアレイ、方向標識および量記述子はまた、他の呼吸ケアシステムに設けられるのが良く、かかる他の呼吸ケアシステムとしては、そのハウジングコンポーネントに直接付けられるにせよこれに連結されたモジュールハウジングに付けられるにせよいずれにせよ、例えば種々の薬剤運搬器具、保持チャンバ、乾燥粉末吸入器および/またはネブライザが挙げられるが、これらには限定されない。
【0009】
別の観点では、一実施形態としての振動型呼気陽圧器具を使用する方法は、長手方向軸線を定めたマウスピース中に端ポートを通って呼気し、それにより呼気流量および圧力を生じさせるステップを含み、マウスピースに連結されたハウジングの頂面上に設けられたフィードバックアレイを目視するステップを含み、フィードバックアレイは、目視表面を横切って対角線方向に延び、この方法は、呼気流量または圧力が所定の許容範囲内にあるかまたはこの所定の許容範囲外にあるかを指示するようフィードバックアレイの少なくとも一部分を照明するステップをさらに含む。同様な方法を、例えばバルブ付き保持チャンバ、乾燥粉末吸入器および/またはネブライザを用いる場合の吸入サイクル中、他の呼吸療法器具に利用できる。
【0010】
治療中にユーザフィードバックを提供することにより、ユーザの関与が保証され、それにより全体的な治療順守度が向上する。フィードバックアレイの対角線方向の向きにより、ユーザは、低から高へまたは中間から外への点灯順序(左から右へまたは右から左へ)で進捗状況を見ることができる。フィードバックアレイの対角線方向整列により、ユーザは、他の仕事を行っているときでも、例えばテレビを見ているときでも自分の周辺視野でフィードバックアレイを見るのが容易になる。上面に沿う対角線方向整列は、視認性が高く、灯を上面から過剰に遠くへ突出させる必要がなくなり、それにより呼吸療法器具のサイズが可能な限りコンパクトな状態に維持される。さらに、灯の順序および色の配列は、理解するのが容易であり、しかもユーザにとって魅力的なインターフェースとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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