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公開番号2025100086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217189
出願日2023-12-22
発明の名称輸送用コンテナ
出願人ナラサキスタックス株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B65D 88/12 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】調湿機能を簡易な構造で実現した輸送用コンテナを提供する。
【解決手段】コンテナ1は、積み荷を収容する収容空間を取り囲む金属製の左壁部100、右壁部、天井部、底部、後壁部及び扉部を備えている。左壁部100、右壁部、天井部、後壁部の内表面の一部が、メソポーラスシリカを含み調湿機能を有する塗装材からなり収容空間に露出した調湿塗装層600によって被覆されている。例えば、左壁部100においては、調湿塗装層600で被覆された被覆領域170と、調湿塗装層600で被覆されていない非被覆領域180とが前後方向に関して内表面に沿って繰り返し並んでいる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
積み荷を収容する収容空間を取り囲む金属製の複数の壁部を備えており、
前記複数の壁部の少なくともいずれかの内表面の一部が、メソポーラスシリカを含み調湿機能を有する塗装材からなり前記収容空間に露出した調湿塗装層によって被覆されており、
前記調湿塗装層で被覆された第1領域と、前記調湿塗装層で被覆されていない第2領域とが水平方向に関して前記内表面に沿って繰り返し並んでいることを特徴とする輸送用コンテナ。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記調湿塗装層が形成された前記壁部が、前記収容空間の内部に向かって突出した複数の突出部を有しており、
前記複数の突出部が水平方向に関して並んでおり、
前記第1領域が前記複数の突出部の先端部同士の間にあり、
前記第2領域が前記複数の突出部の先端部にあることを特徴とする請求項1に記載の輸送用コンテナ。
【請求項3】
前記複数の壁部の少なくともいずれかの内表面の最下部が、前記第2領域を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の輸送用コンテナ。
【請求項4】
前記調湿塗装層が、互いの間に隅部を形成した第1表面及び第2表面のうち少なくとも前記第1表面における前記隅部から離隔した領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の輸送用コンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は輸送用コンテナに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンテナ内の調湿のため、コンテナ内に調湿部材を取り付ける技術がある。特許文献1はこのような技術の一例であり、メソポーラスシリカを含む多層構造を有する調湿部材がコンテナ内に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7036967号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
調湿機能のための構造をなるべく簡易にすることで、その製造を容易にしたり、コンテナ全体の重量を抑制したりすることが求められている。
【0005】
本発明の目的は、調湿機能を簡易な構造で実現した輸送用コンテナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の輸送用コンテナは、積み荷を収容する収容空間を取り囲む金属製の複数の壁部を備えており、前記複数の壁部の少なくともいずれかの内表面の一部が、メソポーラスシリカを含み調湿機能を有する塗装材からなり前記収容空間に露出した調湿塗装層によって被覆されており、前記調湿塗装層で被覆された第1領域と、前記調湿塗装層で被覆されていない第2領域とが水平方向に関して前記内表面に沿って繰り返し並んでいる。
【0007】
本発明によると、例えば、壁部とは別途の部材に調湿機能を設け、その別途の部材をコンテナ内に取り付けるという手段のみを用いる場合と異なり、メソポーラスシリカによる調湿機能を有する塗装材が壁部に直接塗布されているという簡易な構造により調湿機能が設けられている。このため、コンテナの重量抑制が実現されると共に、コンテナ製造において調湿機能を設ける構造の構築が容易である。
【0008】
一方で、金属製の壁部は気温の変化によって膨張・収縮する。輸送用コンテナは、輸送中の環境変化により、膨張・収縮が生じやすい。壁部に塗装材が直接塗布された上記構造によると、壁部の膨張・収縮に塗装材が追随し切れず、塗装材が破損するおそれがある。
そこで、本発明においては、調湿塗装層で被覆された第1領域と、調湿塗装層で被覆されていない第2領域とが水平方向に関して前記内表面に沿って繰り返し並ぶものとしている。これに関し、仮に、第1領域同士の間に第2領域が形成されておらず、隣り合う第1領域同士が連続しているとすると、壁部の膨張・収縮により一の第1領域からその隣の第1領域に対して引張応力や圧縮応力が及ぶおそれがある。これに対し、本発明では、上記の通り第1領域同士の間に第2領域が配置され、隣り合う第1領域同士が分離されている。これにより、上記のような応力が一の第1領域からその隣の第1領域に及ぶのが回避されている。これによって、調湿塗装層の破損が抑制される。
【0009】
なお、腐食防止用の塗装等、本発明の塗装材以外の塗装がさらに壁部に施されていてもよい。この場合、「塗装材が壁部に直接塗布されている」という構造の代わりに、「塗装材が壁部の塗装の上にさらに塗布されている」という構造が採用される。
【0010】
本発明において、前記調湿塗装層が形成された前記壁部が、前記収容空間の内部に向かって突出した複数の突出部を有しており、前記複数の突出部が水平方向に関して並んでおり、前記第1領域が前記複数の突出部の先端部同士の間にあり、前記第2領域が前記複数の突出部の先端部にあることが好ましい。これによると、突出部の並びに応じて第1領域と第2領域とが並ぶ。このため、調湿塗装層を形成する領域が分かりやすく、塗装材を塗布する作業が適切に実施されやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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