特許ウォッチ

公開番号2025099918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216912
出願日2023-12-22
発明の名称洗浄システム
出願人株式会社中西製作所
代理人
主分類A47L 15/24 20060101AFI20250626BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】篭に積み重ねて収納した被洗浄物に付着した汚れが多量であったとしても、効果的に離間洗浄を行うことができる洗浄システムを提供することを目的とする。
【解決手段】篭Bに積み重ねて収納した同種類の複数の食器等である被洗浄物へ洗浄水を噴射し、被洗浄物の前洗浄を行う前洗浄部10と、篭を搬送しつつ被洗浄物へ洗浄水を噴射して、被洗浄物間の隙間に洗浄水を流動させることにより被洗浄物の離間洗浄を行う主洗浄部40とを備え、篭の搬送方向の上流側から、前洗浄部、主洗浄部の順に並べて配置したことを特徴とする洗浄システム1としたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
篭に積み重ねて収納した同種類の複数の食器等である被洗浄物へ洗浄水を噴射し、前記被洗浄物の前洗浄を行う前洗浄部と、
前記篭を搬送しつつ前記被洗浄物へ洗浄水を噴射して、前記被洗浄物間の隙間に洗浄水を流動させることにより前記被洗浄物の離間洗浄を行う主洗浄部と、
を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前記前洗浄部、前記主洗浄部の順に並べて配置した
ことを特徴とする洗浄システム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
浸漬タンクに貯水した浸漬水に被洗浄物を浸漬して被洗浄物に付着した汚れを湿潤させる浸漬洗浄を行う浸漬洗浄部を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前洗浄部、前記浸漬洗浄部、主洗浄部の順に並べて配置した
ことを特徴とする請求項１に記載の洗浄システム。
【請求項３】
撮影手段により撮影した画像から篭に積み重ねて収納した被洗浄物の数を計数する計数部を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前記計数部、前洗浄部、主洗浄部の順に並べて配置し、前記計数部で所定の数が計数された前記被洗浄物に対し、前記前洗浄部での前洗浄と、主洗浄部での離間洗浄とを行う
ことを特徴とする請求項１に記載の洗浄システム。
【請求項４】
撮影した画像から篭に積み重ねて収納した被洗浄物の数を計数する計数部を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前記計数部、前洗浄部、浸漬洗浄部、主洗浄部の順に並べて配置し、前記計数部で所定の数が計数された前記被洗浄物に対し、前記前洗浄部での前洗浄と、前記浸漬洗浄部での浸漬洗浄と、前記主洗浄部での離間洗浄とを行う
ことを特徴とする請求項２に記載の洗浄システム。
【請求項５】
撮影した画像から篭に積み重ねて収納した被洗浄物の数を計数する計数部を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前洗浄部、前記計数部、主洗浄部の順に並べて配置し、前記計数部で所定の数が計数された前記被洗浄物に対し、前記主洗浄部での離間洗浄を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の洗浄システム。
【請求項６】
撮影した画像から篭に積み重ねて収納した被洗浄物の数を計数する計数部を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前洗浄部、前記計数部、浸漬洗浄部、主洗浄部の順に並べて配置し、前記計数部で所定の数が計数された前記被洗浄物に対し、前記浸漬洗浄部での浸漬洗浄と、前記主洗浄部での離間洗浄とを行う
ことを特徴とする請求項２に記載の洗浄システム。
【請求項７】
撮影した画像から篭に積み重ねて収納した被洗浄物の数を計数する計数部を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前洗浄部、浸漬洗浄部、前記計数部、主洗浄部の順に並べて配置し、前記計数部で所定の数が計数された前記被洗浄物に対し、前記主洗浄部での離間洗浄を行う
ことを特徴とする請求項２に記載の洗浄システム。
【請求項８】
前洗浄部は、
被洗浄物を積み重ねて収納する篭を、前記被洗浄物の積み重ね方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送する篭の上方から洗浄水を噴射して、前記被洗浄物の洗浄を行う洗浄ノズルと、を備え、
前記前洗浄部で、前記被洗浄物間の隙間に洗浄水を流動させることにより前記被洗浄物の離間洗浄を行う
ことを特徴とする請求項１～４のいずれか一項に記載の洗浄システム。
【請求項９】
前洗浄部で噴射する洗浄水の温度を常温又は常温より低い温度とする
ことを特徴とする請求項５又は６に記載の洗浄システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、篭に積み重ねて収納した複数の食器等の被洗浄物を離間洗浄する洗浄装置を備えた洗浄システムに関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
昨今、学校などの同時大量喫食を前提とした給食センター等で、離間洗浄という洗浄方法を採用した洗浄装置が用いられている。離間洗浄では、篭に積み重ねて収納した被洗浄物へ上方から洗浄水を噴射することにより、積み重ねた被洗浄物間に隙間を生じさせ、その隙間へ洗浄水を流動させて、被洗浄物に付着した汚れを洗い落とす。
【０００３】
特許文献１は、篭に積み重ねて収納した被洗浄物である食器、若しくはトレイの離間洗浄に関するものである。また、特許文献２は、篭に積み重ねて収納した被洗浄物であるスプーン若しくはフォークの離間洗浄に関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００８－１７３２５８号公報
特開２０１０－０６８９３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１及び２に記載された洗浄方法は、被洗浄物に付着した汚れが一般的な量である場合は、噴射した洗浄水により離間洗浄を行うことができる。しかしながら、付着した量が多量である場合には、被洗浄物間の隙間に洗浄水が入り込みにくくなり、効果的に離間洗浄を行うことが困難となるおそれがあった。
【０００６】
本発明は、篭に積み重ねて収納した被洗浄物に付着した汚れが多量であったとしても、効果的に離間洗浄を行うことができる洗浄システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために本発明に係る洗浄システムは、
篭に積み重ねて収納した同種類の複数の食器等である被洗浄物へ洗浄水を噴射し、前記被洗浄物の前洗浄を行う前洗浄部と、
前記篭を搬送しつつ前記被洗浄物へ洗浄水を噴射して、前記被洗浄物間の隙間に洗浄水を流動させることにより前記被洗浄物の離間洗浄を行う主洗浄部と、
を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前記前洗浄部、前記主洗浄部の順に並べて配置した
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の洗浄システムによれば、篭に積み重ねて収納した被洗浄物に付着した汚れが多量であったとしても、効果的に離間洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施形態の洗浄システムの全体的な構成を示す正面図。
篭の外観を示す正面側斜視図。
上記洗浄システムの前洗浄部の構成を示す正面側斜視図。
上記洗浄システムの計数部の構成を示す正面側斜視図。
上記洗浄システムを用いた洗浄方法における前洗浄ステップでの前洗浄部の左側面断面図であって、（ａ）は前洗浄ノズルから洗浄水を噴射した直後の状態、（ｂ）は洗浄水が案内板により下方へ案内された状態、及び食器間の隙間及び載置板の上で一次的に貯水された状態を示す。
本発明の実施形態２の洗浄システムの前洗浄部の構成を示す正面側斜視図。
上記洗浄システムを用いた洗浄方法における前洗浄ステップでの前洗浄部の正面断面図であって、（ａ）は篭に積み重ねて収納した食器のうち最初の食器が洗浄されるときの状態、（ｂ）は篭に積み重ねて収納した食器のうち最後の食器が洗浄されるときの状態、（ｃ）は空間の一部が開放されたときの状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
第１の発明は、
篭に積み重ねて収納した同種類の複数の食器等である被洗浄物へ洗浄水を噴射し、前記被洗浄物の前洗浄を行う前洗浄部と、
前記篭を搬送しつつ前記被洗浄物へ洗浄水を噴射して、前記被洗浄物間の隙間に洗浄水を流動させることにより前記被洗浄物の離間洗浄を行う主洗浄部と、
を備え、
前記篭の搬送方向の上流側から、前記前洗浄部、前記主洗浄部の順に並べて配置した
ことを特徴とする洗浄システムとしたものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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