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公開番号2025098994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024224665
出願日2024-12-20
発明の名称新型カム油圧ドアクローザー
出願人松之門控設備股分有限公司
代理人個人
主分類E05F 3/10 20060101AFI20250625BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】本発明は、ドアクローザーの技術分野に関し、特に新型カム油圧ドアクローザーに関する。
【解決手段】歯車およびラックの構造が省略され、ドアクローザーの構造及び体積が大幅に簡素化される。双方向ピストンは駆動ばねを介して常に伝動カムシャフトの外周面に柔軟に当接する。伝動カムシャフトが作動するとき、双方向ピストンが連動し、駆動ばねが圧縮され、駆動ばねが力を蓄える。同時に、過負荷バルにより、主軸室とばね室の間の作動油の流通を実現する。よって、伝動カムシャフトは、ドアクローザーハウジングの中で回転するとき、双方向ピストンが伝動カムシャフトに対する減衰作用、および作動油の減衰作用を受ける。これにより、ドアが閉じられるときの瞬間速度が低減され、ドアが閉じられるとき、この新型カム油圧ドアクローザーにより十分な緩衝作用が行われる。このように、本発明の新型カム油圧ドアクローザーは、構造が簡単であり、容易に組み立て可能であり、生産効率が高く、故障率が低く、性能が安定であるメリットを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
新型カム油圧ドアクローザーであって、
ドアクローザーハウジングと、双方向ピストンと、伝動カムシャフトと、駆動ばねとを備え、
前記ドアクローザーハウジングは、その軸線方向に沿って作動油が充満されている内腔体が前記ドアクローザーハウジングの内部に設けられており、
前記双方向ピストンは、移動可能に前記内腔体の中に貫設されており、前記内腔体を主軸室およびばね室に仕切り、
前記伝動カムシャフトは、軸方向が前記ドアクローザーハウジングの展延方向と垂直であり、回転可能に前記ドアクローザーハウジングの中に接続されており、前記主軸室の中に収容されており、
前記駆動ばねは、前記ばね室の中に収容されており、両端がそれぞれ前記双方向ピストンおよび前記ドアクローザーハウジングに当接されており、前記双方向ピストンが前記伝動カムシャフトに当接かつ押圧するようにし、
前記双方向ピストンには前記主軸室と前記ばね室を連通する流体通路が貫設されており、前記流体通路には過負荷バルブが取り付けられており、前記過負荷バルは、前記主軸室の中の圧力が所定閾値を超えると、前記主軸室と前記ばね室の間の作動油の流通を許容するよう構成されている
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の新型カム油圧ドアクローザーであって、
前記過負荷バルは、バルブ本体、バルブコア部材、およびコアスプリングを備え、
前記バルブ本体は、前記流体通路の中に取り付けられており、前記主軸室および前記流体通路とそれぞれ連通するバルブ流路が貫設されており、
前記バルブコア部材は、前記バルブ流路の中に移動可能に設置されており、前記バルブ流路の解放または遮断を実現するのに用いられ、
前記コアスプリングは、前記バルブ流路の中に収容されており、一端が前記双方向ピストンの中に当接されており、他端が前記バルブコア部材に当接されており、前記バルブコア部材が前記バルブ流路を遮断するように付勢する
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。
【請求項3】
請求項1に記載の新型カム油圧ドアクローザーであって、
前記ドアクローザーハウジングは、前記伝動カムシャフトの下側端部に対応する位置に第1の軸受筒が設置されており、前記伝動カムシャフトの上側端部に対応する位置に位置制限取付座が設置されており、前記位置制限取付座に第2の軸受筒が設置されており、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中点が同一の軸線上に位置し、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中に前記伝動カムシャフトが貫通して設けられている
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。
【請求項4】
請求項3に記載の新型カム油圧ドアクローザーであって、
前記位置制限取付座の外側端面と前記ドアクローザーハウジングの間に外周シールリングが設置されており、前記位置制限取付座の内側端面と前記伝動カムシャフトの間に内周シールリングが設置されている
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。
【請求項5】
請求項1に記載の新型カム油圧ドアクローザーであって、
固定取付部材をさらに備え、
前記固定取付部材は、二つ設置されており、
二つの前記固定取付部材は、前記ドアクローザーハウジングの両端に対称となるよう設けられており、前記固定取付部材とドアクローザーハウジングとが複数の固定ねじにより固定されている
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。
【請求項6】
請求項5に記載の新型カム油圧ドアクローザーであって、
前記固定取付部材は、L字の形で設置されており、一体に形成されているドア本体連結板およびハウジング連結板を備え、
前記ドア本体連結板は、水平に設置されており、複数の固定ネジにより、前記ドア本体に固定されており、
前記ハウジング連結板は、垂直に設置されており、複数の固定ネジにより、前記ドアクローザーハウジングに固定されている
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。
【請求項7】
請求項6に記載の新型カム油圧ドアクローザーであって、
前記ドア本体連結板および前記ハウジング連結板には、固定ねじの取付に用いられるロック孔が貫設されている
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。
【請求項8】
請求項1に記載の新型カム油圧ドアクローザーであって、
前記ドアクローザーハウジングは、ハウジング本体、および密封端部蓋を備え、
前記ハウジング本体は、内部が中空であり、両側が開口されており、前記伝動カムシャフトが前記ハウジング本体に回転可能に接続されており、
前記密封端部蓋は、二つであり、それぞれ前記ハウジング本体の両側の開口に設置されており、互いに囲み合わさることにより前記内腔体を形成し、前記密封端部蓋の外側端面と前記ハウジング本体の間に端部蓋シールリングが設置されている
ことを特徴とする新型カム油圧ドアクローザー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアクローザーの技術分野に関し、特に新型カム油圧ドアクローザーに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ドアクローザーは、主に商業および公共の建物で使用されており、家庭で使用される場合もある。ドアクローザーは、多くの用途があり、その中でも最も重要な用途は、火災の拡散と建物内の換気を制限するためにドアを閉めることである。
【0003】
油圧式ドアクローザーの基本構成は、支持案内部材、伝動歯車、復位ばね、逆止弁、ラックプランジャ、スロットルバルブコア及びハウジング、端部蓋、シールリング、ならびに、コンロッドを備える。ハウジングとコンロッドは、ドアクローザーを固定し、ドアとドアフレームを連結する役割を果たす。ドアが開かれるとき、ドア本体がコンロッドを作動させて伝動歯車を回転させ、ラックプランジャを右方向に移動させる。プランジャが右に移動する過程において、ばねが圧縮され、右室の作動油が圧縮される。プランジャ左側の逆止弁球体は油圧により開き、右室内の作動油は逆止弁を通って左室に流れる。ドアが開く過程が完了後、ばねは、開く過程において圧縮されたため、蓄積された弾性エネルギーを釈放し、プランジャを左側に押し、伝動歯車およびドアクローザーコンロッドを連動させ、ドアが閉じるようにする。
【0004】
しかし、現在の市販のドアクローザーは、部品点数が多く、構造が複雑であり、生産効率が低く、故障率が高く、性能が不安定である欠点を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、新型カム油圧ドアクローザーを提供することにあり、従来技術のドアクローザーにおいて、造が複雑であり、生産効率が低く、故障率が高く、性能が不安定である技術問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を実現するために、本発明の実施形態による新型カム油圧ドアクローザーは、ドアクローザーハウジングと、双方向ピストンと、伝動カムシャフトと、駆動ばねとを備える。
前記ドアクローザーハウジングは、その軸線方向に沿って作動油が充満されている内腔体が前記ドアクローザーハウジングの内部に設けられている。
前記双方向ピストンは、移動可能に前記内腔体の中に貫設されており、前記内腔体を主軸室およびばね室に仕切る。
前記伝動カムシャフトは、軸方向が前記ドアクローザーハウジングの展延方向と垂直であり、回転可能に前記ドアクローザーハウジングの中に接続されており、前記主軸室の中に収容されておいる。
前記駆動ばねは、前記ばね室の中に収容されており、両端がそれぞれ前記双方向ピストンおよび前記ドアクローザーハウジングに当接されており、前記双方向ピストンが前記伝動カムシャフトに当接かつ押圧するようにし、
前記双方向ピストンには前記主軸室と前記ばね室を連通する流体通路が貫設されており、前記流体通路には過負荷バルブが取り付けられており、前記過負荷バルは、前記主軸室の中の圧力が所定閾値を超えると、前記主軸室と前記ばね室の間の作動油の流通を許容するよう構成されている。
【0007】
好ましくは、前記過負荷バルは、バルブ本体、バルブコア部材、およびコアスプリングを備える。
前記バルブ本体は、前記流体通路の中に取り付けられており、前記主軸室および前記流体通路とそれぞれ連通するバルブ流路が貫設されている。
前記バルブコア部材は、前記バルブ流路の中に移動可能に設置されており、前記バルブ流路の解放または遮断を実現するのに用いられる。
前記コアスプリングは、前記バルブ流路の中に収容されており、一端が前記双方向ピストンの中に当接されており、他端が前記バルブコア部材に当接されており、前記バルブコア部材が前記バルブ流路を遮断するように付勢する。
【0008】
好ましくは、前記ドアクローザーハウジングは、前記伝動カムシャフトの下側端部に対応する位置に第1の軸受筒が設置されており、前記伝動カムシャフトの上側端部に対応する位置に位置制限取付座が設置されており、前記位置制限取付座に第2の軸受筒が設置されており、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中点が同一の軸線上に位置し、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中に前記伝動カムシャフトが貫通して設けられている。
【0009】
好ましくは、前記位置制限取付座の外側端面と前記ドアクローザーハウジングの間に外周シールリングが設置されており、前記位置制限取付座の内側端面と前記伝動カムシャフトの間に内周シールリングが設置されている。
【0010】
好ましくは、固定取付部材をさらに備え。前記固定取付部材は、二つ設置されている。二つの前記固定取付部材は、前記ドアクローザーハウジングの両端に対称となるよう設けられており、前記固定取付部材とドアクローザーハウジングとが複数の固定ねじにより固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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