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公開番号2025098437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214559
出願日2023-12-20
発明の名称フェンス用取付部材
出願人JFE建材株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類E04H 17/16 20060101AFI20250625BHJP(建築物)
要約【課題】隣り合うフェンス部材同士の連結作業を容易に行うことができ、コスト抑制を図ることができるフェンス用取付部材を提供する。
【解決手段】複数の縦線材と複数の横線材とが互いに格子状に接合されることによって形成されたフェンス面を有するフェンス部材を所定間隔に立設された支柱に沿って連続的に設置する際に、隣接する該フェンス部材を互いに連結させるフェンス用取付部材であって、互いに隣接するフェンス部材の一方のフェンス部材における隣接端側の縦線材に係合する第1の取付部材と、他方のフェンス部材における隣接端側の縦線材に係合する第2の取付部材とを有し、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材とは、前記縦線材の延設方向に摺動することで互いに固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の縦線材と複数の横線材とが互いに格子状に接合されることによって形成されたフェンス面を有するフェンス部材を所定間隔に立設された支柱に沿って連続的に設置する際に、隣接する該フェンス部材を互いに連結させるフェンス用取付部材であって、
互いに隣接するフェンス部材の一方のフェンス部材における隣接端側の縦線材に係合する第1の取付部材と、他方のフェンス部材における隣接端側の縦線材に係合する第2の取付部材とを有し、
前記第1の取付部材と前記第2の取付部材とは、前記縦線材の延設方向に摺動することで互いに固定されることを特徴とするフェンス用取付部材。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載のフェンス用取付部材において、
前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材は、それぞれ前記縦線材が係合する縦線材係合部を有し、
前記第1の取付部材は、前記縦線材係合部から前記横線材の延設方向に向かって延びる一対の第1の壁部を備え、
前記第2の取付部材は、前記縦線材係合部から前記横線材の延設方向に向かって延びる一対の第2の壁部を備え、
前記第1の壁部の前記フェンス面の垂直方向の間隔は、前記第2の壁部が係合可能であることを特徴とするフェンス用取付部材。
【請求項3】
請求項2に記載のフェンス用取付部材において、
前記第1の壁部は、係合孔が形成され、
前記第2の壁部は、前記係合孔に係合可能な係止部が形成されることを特徴とするフェンス用取付部材。
【請求項4】
請求項3に記載のフェンス用取付部材において、
前記係合孔は、前記横線材の延設方向に長い長方形状に形成されることを特徴とするフェンス用取付部材。
【請求項5】
請求項3又は4に記載のフェンス用取付部材において、
前記係止部は、前記縦線材の延設方向に向かって傾斜する斜面を備えることを特徴とするフェンス用取付部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フェンス用取付部材に関し、特に、隣り合うフェンス部材同士を接続して固定するためのフェンス用取付部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、敷地境界部に沿って構築されるフェンスは、所定間隔に立設された支柱に沿ってフェンス部材を連続的に設置し、隣接する該フェンス部材を互いにフェンス用取付部材を用いて連結させて固定されている。
【0003】
このようなフェンス用取付部材は種々の構成が知られており、例えば、特許文献1に記載されたフェンス用取付部材は、互いに着脱可能に接続される横筋係止具と縦筋係止具を備え、横筋係止具は、隣り合うメッシュフェンスの一側端部の横筋に係止させる係止部と、係止部に繋がり、縦筋係止具に接続する接続部とを備え、縦筋係止具は、隣り合うメッシュフェンスの一側端部の縦筋を嵌合させる縦筋嵌合部と、縦筋嵌合部に繋がり、横筋係止具の接続部を接続する接続受け部を備え、接続受け部と接続部を接続して横筋係止具と縦筋係止具を接続しつつ、係止部を横筋に係止させた状態で横筋周りに回動させて縦筋嵌合部に縦筋を嵌合させるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6633784号公報
【0005】
また、フェンス用取付部材の他の例としては、図7に示すように、フェンス部材のフェンス面に表側と裏側とからそれぞれ挟持する第1の金具101と第2の金具102を備え、第1の金具101及び第2の金具102に形成された縦線材保持部104および横線材保持部105によってそれぞれ縦線材3と横線材4とを挟持してボルト103で第1の金具101および第2の金具102とを組み合わせてフェンス部材を連結している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のフェンス用取付部材は、上述したように第1の金具101と第2の金具102との固定にボルト103を用いているが、当該ボルト103はM6程度の小さいボルトであって、ボルト締結を行う施工作業に繁雑さがあるという問題があった。また、このような小さなボルトを用いているためボルトの紛失が頻繁に起こり、作業者が施工作業にストレスと感じるという問題もあった。
【0007】
また、第1の金具101及び第2の金具102は、金属板を板金によって折り曲げて形成したものであり、ボルト103の締結の際にフェンス面に保持することが難しいという問題があった。
【0008】
さらに、ボルト103を用いることによってコスト抑制を図ることが難しいという問題もあった。また、ボルト紛失を考慮して予備用のボルトを余分に納品することが行われており、これもコスト抑制が難しい一因となっている。
【0009】
そこで、本発明は上記の事項に鑑みてなされたものであり、隣り合うフェンス部材同士の連結作業を容易に行うことができ、ボルトを使用することによるボルト紛失をすることがなくコスト抑制を図ることができるフェンス用取付部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るフェンス用取付部材は、複数の縦線材と複数の横線材とが互いに格子状に接合されることによって形成されたフェンス面を有するフェンス部材を所定間隔に立設された支柱に沿って連続的に設置する際に、隣接する該フェンス部材を互いに連結させるフェンス用取付部材であって、互いに隣接するフェンス部材の一方のフェンス部材における隣接端側の縦線材に係合する第1の取付部材と、他方のフェンス部材における隣接端側の縦線材に係合する第2の取付部材とを有し、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材とは、前記縦線材の延設方向に摺動することで互いに固定されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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