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公開番号
2025098411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214518
出願日
2023-12-20
発明の名称
壁貫通スリーブユニット
出願人
株式会社安藤・間
,
株式会社ヤマト
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04B
2/74 20060101AFI20250625BHJP(建築物)
要約
【課題】 壁設置工事、配管工事の効率化を図ることができ、区画間仕切りに要求される耐火性能、遮音性能を確保することができる壁貫通スリーブユニットを提供する。
【解決手段】 壁貫通スリーブユニット10は、石膏ボード2の小口に当接するように取り付け保持される平板パネル11と、平板パネル11とで間仕切り壁の壁厚に略等しい内部空間を有する箱状体を形成するカバーパネル12とからなる。平板パネル11、カバーパネル12には、配管30,31を通す貫通孔22が形成され、下地材で組まれた開口補強材に取り付けられるスリーブユニット本体20と、上階スラブの下面との間を塞ぐスペーサー16,17とを備えた。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軽量鉄骨の下地材に不燃ボードを取り付けてなる間仕切り壁を貫通する配管を保持する壁貫通スリーブユニットであって、
前記不燃ボードの小口に当接するように取り付け保持される平板パネルと、前記平板パネルとで前記間仕切り壁の壁厚に略等しい内部空間を有する箱状体を形成するカバーパネルとからなり、前記平板パネルと前記カバーパネルとを通じて前記配管を通す貫通孔が形成され、前記下地材で組まれた開口補強材に取り付けられるスリーブユニット本体と、
前記開口補強材に保持された前記スリーブユニット本体と、上階スラブの下面との間を塞ぐスペーサーと、
を備えたことを特徴とする壁貫通スリーブユニット。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記平板パネルは、下辺と側辺とにフランジが形成され、前記下辺と側辺のフランジが前記不燃ボードの小口と面接触する請求項1に記載の壁貫通スリーブユニット。
【請求項3】
前記スペーサーは、上辺と側辺とにフランジが形成され、前記上辺のフランジが前記上階スラブの下面と、前記側辺のフランジが前記不燃ボードの小口にそれぞれ面接触する請求項1に記載の壁貫通スリーブユニット。
【請求項4】
前記スペーサーは、前記平板パネルの上方に設けられる第1スペーサーと、前記カバーパネルの上方に設けられる第2スペーサーとからなる請求項1または請求項3に記載の壁貫通スリーブユニット。
【請求項5】
前記箱状体の内部空間に耐熱材が充填された請求項1に記載の壁貫通スリーブユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物内装等の間仕切り壁を貫通する部分に設置される壁貫通スリーブユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、間仕切り壁を貫通する複数本の配管の設置作業では、個々の配管に対してそれぞれスリーブの位置出しを行い、それらのスリーブを避けて軽量鉄骨(以下、LGSと略記する。)製のスタッドを所定間隔で建て込み、壁材となる石膏ボードの貼り付け後、石膏ボードの一部を切断して複数本の配管を貫通させる壁貫通部を設けている。
【0003】
また、従来のスリーブを用いた配管工事では、石膏ボード施工後にボードへの個々のスリーブごとの孔あけ作業や配管作業等の各種の工程があり、手間と時間が掛かる。
【0004】
これに対して、工期短縮化や作業の効率及び安全性の向上を図る壁貫通スリーブユニットが提案されている(特許文献1)。この壁貫通スリーブユニットは、横長の蓋体と、蓋体の外周を囲む枠体とを一体化させた構造からなり、蓋体に複数箇所スリーブが設けられている。この壁貫通スリーブユニットは、区画間仕切り壁に対応したものだが、耐火性能を確保するためには、複数のスリーブが取り付けられた蓋体にロックウールやグラスウールを直接貼付する付加作業が必要となる。
【0005】
これに対して、配管の設置作業の簡略化、遮音性能を確保するための配管用スリーブユニットが提案されている(特許文献2)。この配管用スリーブユニットは、全体が金属製の箱体からなり、この箱体内にロックウールやグラスウールをあらかじめ充填できるようになっている。箱体は、外枠の上部に位置する支持部材と、下部に位置する固定部材32とによって鉄骨の切欠スペースに固定保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-8551号公報
特開2005-220639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示された壁貫通スリーブユニットは、その上部が上階のスラブ下面に設置されたアンカーボルト等を介してスラブ下面に直接固定され、その後、下階の床スラブ上に立設された軽量鉄骨(LGS)に下面と側面とが保持される。
【0008】
特許文献2に開示された配管用スリーブユニットは、LGSの上下の開口補強材に固定されるが、スリーブユニット上部のナットに全ネジボルトを通して補強材を介して固定される。このように、特許文献1,2に開示されたスリーブユニットは、間仕切り壁への取り付け作業が煩雑だという問題がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、壁設置工事、配管工事の効率化を図ることができ、区画間仕切りに要求される耐火性能、遮音性能を確保することができる壁貫通スリーブユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の壁貫通スリーブユニットは、軽量鉄骨の下地材に不燃ボードを取り付けてなる間仕切り壁を貫通する配管を保持する壁貫通スリーブユニットであって、前記不燃ボードの小口に当接するように取り付け保持される平板パネルと、前記平板パネルとで前記間仕切り壁の壁厚に略等しい内部空間を有する箱状体を形成するカバーパネルとからなり、前記平板パネルと前記カバーパネルとを通じて前記配管を通す貫通孔が形成され、前記下地材で組まれた開口補強材に取り付けられるスリーブユニット本体と、前記開口補強材に保持された前記スリーブユニット本体と、上階スラブの下面との間を塞ぐスペーサーとを備えたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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