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公開番号
2025097124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213239
出願日
2023-12-18
発明の名称
ショーツ型ナプキン
出願人
ユニ・チャーム株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
A61F
13/536 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】フィット性を向上させ、着用時における違和感や経血等の排泄物の伝い漏れを軽減させるショーツ型ナプキンを提供する。
【解決手段】ショーツ型ナプキン(1)であって、吸収性本体(10)は、吸収体(11)と肌側シート(12)とを厚さ方向に圧搾した一対の圧搾部(17)を備え、一対の圧搾部(17)は、それぞれ、吸収性本体(10)の長手方向に沿い、圧搾部(17)は、所定の密度の所定密度部(17a)と、所定密度部(17a)より密度が高い高密度部(17b)を有し、圧搾部(17)において、所定密度部(17a)及び高密度部(17b)は、それぞれ、長手方向に複数設けられ、且つ、所定密度部(17a)及び高密度部(17b)が長手方向に交互に配置されており、圧搾部(17)が少なくとも腹側胴回り部(20)の最も下側に設けられた胴回り伸縮部材(23e)よりも上下方向の下側に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに直交する上下方向と左右方向と前後方向を有し、
腹側胴回り部と、前記腹側胴回り部とは別部材である背側胴回り部と、吸収性本体と、を有し、
前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部の前記左右方向の両側部が、接合部にて接合され、
前記吸収性本体の前記前後方向の端部が、それぞれ、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部に固定されたショーツ型ナプキンであって、
前記腹側胴回り部は、前記左右方向に伸縮する胴回り伸縮部材を有し、
前記吸収性本体は、吸収体と、前記吸収体より肌側に設けられた肌側シートを有し、
前記吸収性本体は、前記吸収体と前記肌側シートとを厚さ方向に圧搾した一対の圧搾部を備え、
前記一対の圧搾部は、それぞれ、前記吸収性本体の長手方向に沿い、
前記圧搾部は、所定の密度の所定密度部と、前記所定密度部より密度が高い高密度部を有し、
前記圧搾部において、前記所定密度部及び前記高密度部は、それぞれ、前記長手方向に複数設けられ、且つ、前記所定密度部及び前記高密度部が前記長手方向に交互に配置されており、
前記圧搾部が、少なくとも前記腹側胴回り部の最も下側に設けられた前記胴回り伸縮部材よりも前記上下方向の下側に設けられていることを特徴とするショーツ型ナプキン。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記腹側胴回り部又は背側胴回り部は、不織布シートを備え、
前記不織布シートは、前記不織布シートのみを前記厚さ方向に圧搾した不織布圧搾部を備え、
前記不織布シートの最大厚みを前記不織布圧搾部の最小厚みで減じた値は、前記肌側シートの厚みと前記吸収体の厚みとの和の最大値を前記高密度部の最小厚みで減じた値より小さい、
又は、
前記腹側胴回り部又は背側胴回り部は、外側不織布と内側不織布を備え、
前記外側不織布の最大厚みと前記内側不織布の最大厚みとの和を、前記外側不織布と前記内側不織布とを互いに溶着した溶着部の最小厚みで減じた値は、前記肌側シートの厚みと前記吸収体との厚みの和の最大値を前記高密度部の最小厚みで減じた値より小さい、ことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記腹側胴回り部又は背側胴回り部は、不織布シートを備え、
前記不織布シートは、前記不織布シートのみを前記厚さ方向に圧搾した不織布圧搾部を備え、
前記不織布シートの最大厚みを、前記不織布圧搾部の最小厚みで減じた値は、前記肌側シートの厚みと前記吸収体の厚みとの和の最大値を前記所定密度部の最小厚みで減じた値より小さいことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記接合部は、1又は複数設けられ、
伸長状態において、前記接合部の前記左右方向の長さが、前記高密度部の前記左右方向の長さより長いことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
複数の前記接合部は、前記上下方向に間欠に設けられており、
伸長状態において、前記上下方向に互いに隣接する前記接合部の中心間の前記上下方向の距離が、前記上下方向に互いに隣接する前記高密度部の中心間の前記上下方向の距離よりも長いことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記腹側胴回り部又は背側胴回り部は、不織布シートを備え、
前記不織布シートは、前記不織布シートのみを前記厚さ方向に圧搾した複数の不織布圧搾部を備え、
複数の前記不織布圧搾部は、前記上下方向に間欠に設けられており、
伸長状態において、前記上下方向に互いに隣接する前記高密度部の中心間の前記上下方向の距離が、前記上下方向に互いに隣接する前記不織布圧搾部の中心間の前記上下方向の距離よりも長いことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記腹側胴回り部は、前記吸収性本体の腹側の上端より上側に、複数の前記胴回り伸縮部材を有し、
伸長状態において、前記上下方向に互いに隣接する前記高密度部の中心間の前記上下方向の距離が、前記上下方向に互いに隣接する前記胴回り伸縮部材の前記上下方向における中央間の前記上下方向の最大距離より短いことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記腹側胴回り部は、前記吸収性本体の腹側の上端より下側に、複数の前記胴回り伸縮部材を有し、
伸長状態において、前記上下方向に互いに隣接する前記高密度部の中心間の上下方向の距離が、前記上下方向に互いに隣接する前記胴回り伸縮部材の前記上下方向における中央間の上下方向の最大距離より短いことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項9】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記長手方向において、前記一対の圧搾部と重なる領域に、且つ、前記左右方向において、前記一対の圧搾部の前記左右方向の内側の領域に、前記肌側シートと前記吸収体とが圧搾された部分を有しないことを特徴とするショーツ型ナプキン。
【請求項10】
請求項1又は2に記載のショーツ型ナプキンであって、
前記上下方向において、
前記一対の圧搾部の腹側の上端は、前記腹側胴回り部の下端より下側に位置し、
前記一対の圧搾部の背側の上端は、前記背側胴回り部の下端より上側に位置することを特徴とするショーツ型ナプキン。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショーツ型ナプキンに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
生理用品として、生理用ナプキンや、ショーツ型ナプキンが知られている。特許文献1には、腹側から背側まで連続した外装体(外装バックシート)と、吸収性本体とを備えた、所謂2ピースタイプのショーツ型ナプキンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-123604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ショーツ型ナプキンでは、2ピースタイプだけでなく、前胴回り域と後胴回り域と吸収性本体とを別々の部材とし、これらの部材を接合固定した所謂3ピースタイプのショーツ型ナプキンが望まれている。しかしながら、3ピースタイプのショーツ型ナプキンは、外装体が股下部を覆わない構成であるために、着用時のフィット性が低下し、フィット性の低下により、着用者に違和感を与えたり、経血等の排泄物が伝い漏れてしまったりする恐れがあった。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、フィット性を向上させることができ、着用時における違和感や経血等の排泄物の伝い漏れを軽減させやすいショーツ型ナプキンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに直交する上下方向と左右方向と前後方向を有し、腹側胴回り部と、前記腹側胴回り部とは別部材である背側胴回り部と、吸収性本体と、を有し、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部の前記左右方向の両側部が、接合部にて接合され、前記吸収性本体の前記前後方向の端部が、それぞれ、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部に固定されたショーツ型ナプキンであって、前記腹側胴回り部は、前記左右方向に伸縮する胴回り伸縮部材を有し、前記吸収性本体は、吸収体と、前記吸収体より肌側に設けられた肌側シートを有し、前記吸収性本体は、前記吸収体と前記肌側シートとを厚さ方向に圧搾した一対の圧搾部を備え、前記一対の圧搾部は、それぞれ、前記吸収性本体の長手方向に沿い、前記圧搾部は、所定の密度の所定密度部と、前記所定密度部より密度が高い高密度部を有し、前記圧搾部において、前記所定密度部及び前記高密度部は、それぞれ、前記長手方向に複数設けられ、且つ、前記所定密度部及び前記高密度部が前記長手方向に交互に配置されており、前記圧搾部が、少なくとも前記腹側胴回り部の最も下側に設けられた前記胴回り伸縮部材よりも前記上下方向の下側に設けられていることを特徴とするショーツ型ナプキンである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フィット性を向上させることができ、着用時における違和感や経血等の排泄物の伝い漏れを軽減させやすいショーツ型ナプキンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ショーツ型ナプキン1を前側から見た概略正面図である。
展開かつ伸長状態のナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。
図2中の左右方向の中心線C―Cでの断面模式図である。
吸収性本体10の平面図である。
図4中の中心線CLでの断面模式図である。
図4中の部分Xの拡大図である。
図7Aは、図6中のA-A矢視断面模式図である。図7Bは、図6中のB-B矢視断面模式図である。
吸収性本体10の変形を説明する図である。
図9Aは、図2中の部分Yの概略拡大図である。図9Bは、図9A中のG-G矢視断面模式図である。
吸収体11の接着部11cと非接着部11dを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(態様1)
互いに直交する上下方向と左右方向と前後方向を有し、腹側胴回り部と、前記腹側胴回り部とは別部材である背側胴回り部と、吸収性本体と、を有し、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部の前記左右方向の両側部が、接合部にて接合され、前記吸収性本体の前記前後方向の端部が、それぞれ、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部に固定されたショーツ型ナプキンであって、前記腹側胴回り部は、前記左右方向に伸縮する胴回り伸縮部材を有し、前記吸収性本体は、吸収体と、前記吸収体より肌側に設けられた肌側シートを有し、前記吸収性本体は、前記吸収体と前記肌側シートとを厚さ方向に圧搾した一対の圧搾部を備え、前記一対の圧搾部は、それぞれ、前記吸収性本体の長手方向に沿い、前記圧搾部は、所定の密度の所定密度部と、前記所定密度部より密度が高い高密度部を有し、前記圧搾部において、前記所定密度部及び前記高密度部は、それぞれ、前記長手方向に複数設けられ、且つ、前記所定密度部及び前記高密度部が前記長手方向に交互に配置されており、前記圧搾部が、少なくとも前記腹側胴回り部の最も下側に設けられた前記胴回り伸縮部材よりも前記上下方向の下側に設けられていることを特徴とするショーツ型ナプキンである。
【0010】
態様1によれば、長手方向に交互に配置された所定密度部と高密度部を備え、長手方向に沿った一対の圧搾部を備え、この圧搾部が腹側胴回り部の胴回り伸縮部材より下側に設けられていることで、着用時に着用者の太腿を左右方向の内側に閉じることで与える左右方向の内側に向かう力が加えられて、一対の圧搾部による剛性差で吸収性本体を着用者の膣口等の排泄口に当接させるように肌側に突出する変形と、長手方向に交互に配置された所定密度部と高密度部によって、長手方向に沿って交互に剛性差が生じる部分が設けられることで、長手方向に交差する方向に吸収性本体が折れ曲がりやすくなるため、吸収性本体を着用者の身体の丸みに沿うような変形を促しやすくなる。これによって、ショーツ型ナプキンのフィット性を向上させることができ、着用時における違和感や経血等の排泄物の伝い漏れを軽減させやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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