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公開番号2025096612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025068043,2020157068
出願日2025-04-17,2020-09-18
発明の名称飛散防止部材及び雨樋システム
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04D 13/064 20060101AFI20250619BHJP(建築物)
要約【課題】軒先等が汚れることを防ぎ、かつ、施工費用を削減し、更に作業性を向上することができる飛散防止部材を提供する。
【解決手段】飛散防止部材50は、U字状の本体部51と、本体部51におけるU字状の底部に備えられた接続部52と、を有し、接続部52を上側にして設けられ、接続部52には第1の竪樋30の出口が接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
U字状の本体部と、
前記本体部におけるU字状の底部に備えられた接続部と、
を有し、
前記接続部を上側にして設けられ、
前記接続部には竪樋の出口が接続される、
飛散防止部材。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載の前記飛散防止部材と、
第1の軒樋と、
第2の軒樋と、
前記竪樋と、
を備え、
前記竪樋は第1の軒樋に集約された雨水を前記第2の軒樋に流下させ、
前記飛散防止部材は前記第2の軒樋の床部に設けられ、
前記竪樋の出口は前記飛散防止部材の前記接続部に接続される、
雨樋システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飛散防止部材及び雨樋システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、建築物には、屋根から流れ落ちる雨水を受け止め、地上へと流し込むための雨樋が設けられる。雨樋は、軒樋、集水器、呼び樋、竪樋、連結管、エルボ継手、チーズ継手(以下、それぞれの継ぎ手を単に、エルボやチーズという)等の部材が複数組み合わされて構成される。近年、雨樋の排水能力を高めるために、竪樋の内部を満水状態にすることによって、水の吸引作用(所謂、サイフォン現象)を発生させ、排水量を飛躍的に増大させるサイフォン雨樋システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
建築物によっては、建築物の最上部に位置する屋根に加え、玄関及び窓等の上部に庇屋根を別に有する場合がある。このとき、最上部に位置する屋根に加えて庇屋根にも軒樋を設けることがある。
また、建築物の最上部に位置する屋根に設けられた軒樋には、軒樋に集約された雨水を地上に流下させるための竪樋が設けられる。このとき、竪樋の真下に、庇屋根部及び軒樋が設けられることがある。
【0004】
この場合、竪樋を庇屋根部の軒樋に貫通させ、そのまま地上まで雨水を流下させることがある。しかし、庇屋根の軒樋は竪樋よりも細く、軒樋を貫通させることができない場合がある。このため、竪樋の出口を庇屋根部の軒樋の上に設け、竪樋からの雨水を庇屋根部の軒樋に放水することがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-120068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、竪樋を流下する雨水の量が増加した場合、庇屋根部の軒樋に勢いよく水が流下する。すると、庇屋根部の軒樋から雨水が飛散し、軒先が汚れる問題があった。これに対し、従来の対策として、竪樋の出口にエルボを設け、庇屋根部の軒樋と平行になるように雨水の流れを変えて放水することがあった。しかし、豪雨時は軒樋から雨水が跳ね出し、十分な対策とはならなかった。
【0007】
上記に対する更なる対策として、庇屋根の軒樋上にチーズ継手を複数並べる案があった。すなわち、庇屋根の軒樋上における竪樋からの放水部を複数に増やし、一か所に放水する雨水の量を分散させる案があった。しかし、部材を多用するために、費用や作業性に難があった。
【0008】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、軒先等が汚れることを防ぎ、かつ、施工費用を削減し、更に作業性を向上することができる飛散防止部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る飛散防止部材は、U字状の本体部と、前記本体部におけるU字状の底部に備えられた接続部と、を有し、前記接続部を上側にして設けられ、前記接続部には竪樋の出口が接続される。
【0010】
この発明によれば、本体部は接続部を上側にして設けられ、接続部には竪樋の出口が接続される。すなわち、まず、竪樋の出口から放出された排水は接続部を通して本体部の中に流れ込む。その直後、排水は本体部が設けられた軒樋の床部に衝突する。
この時、軒樋の床部に対して、本体部が、U字状の底部を上にして設けられている。すなわち、本体部が軒樋の床部における排水の衝突部周辺を覆うように設けられている。このため、飛散防止部材のみによって、軒樋の床部に衝突した排水が周囲に飛散することを防ぐことができる。よって、軒先等が汚れることを防ぐことができる。
また、飛散防止部材のU字形状は簡素なものであり、製造及び設置が容易である。すなわち、部品の費用及び施工費用を削減することができる。更に、作業性を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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