TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025096386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025061945,2021009502
出願日2025-04-03,2021-01-25
発明の名称ワークフロー管理システム、放射線治療システム及びワークフロー管理方法
出願人株式会社日立ハイテク
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類A61N 5/10 20060101AFI20250619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】オンラインアダプティブ治療の所要時間を低減する。
【解決手段】放射線治療を実施するために実行される複数のプロセスを所定のワークフローに従って実行するワークフロー管理システムであって、複数のプロセスは少なくとも第1プロセスと第2プロセスとを含み、ワークフロー管理システムは、以下の(a)、(b)のモジュールを並列して実行する。
(a)前記第1プロセスに含まれ、患者の所定領域を撮像する撮像装置により治療時に撮像された患者画像に基づいた第1の計算の結果を表示し、オペレータの入力を要求する第1のモジュール
(b)前記第2プロセスに含まれ、前記治療時の患者画像に基づいた第2の計算を実行する第2のモジュール
【選択図】 図4



特許請求の範囲【請求項1】
放射線治療を実施するために実行される複数のプロセスを所定のワークフローに従って実行するワークフロー管理システムであって、
前記複数のプロセスは少なくとも第1プロセスと第2プロセスとを含み、
前記第1プロセスは、計算処理及び前記計算処理の結果に対する判断をオペレータに要求する判断処理を含み、
前記ワークフロー管理システムは、
前記判断処理を実行中に、前記第1プロセスの計算処理結果に基づく前記第2プロセスの計算処理を実行する、ワークフロー管理システム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記ワークフロー管理システムは、
前記計算処理結果である線量分布の指標に対する判断を前記オペレータに要求する前記判断処理を実行中に、前記第2プロセスの計算処理を実行する請求項1に記載のワークフロー管理システム。
【請求項3】
前記線量分布の指標を表示する表示部を備える請求項2に記載のワークフロー管理システム。
【請求項4】
前記第2プロセスの計算処理は、当日プランの照射パラメータを用いた装置動作検証である請求項1又は2に記載のワークフロー管理システム。
【請求項5】
前記ワークフロー管理システムは、前記第1プロセスにおいて、前記判断に応じた前記オペレータからの入力に基づいて、再度の前記計算処理を行うかどうかを判断する請求項1に記載のワークフロー管理システム。
【請求項6】
前記ワークフロー管理システムは、再度の計算処理を行うと判断した場合、前記第2プロセスの計算処理を廃棄する請求項5に記載のワークフロー管理システム。
【請求項7】
前記ワークフロー管理システムは、
それぞれ異なるモジュールを含む前記プロセスを実行する複数の情報処理装置と、
前記情報処理装置に対して前記プロセス内のモジュールの実行を指示する管理装置とを有する請求項1に記載のワークフロー管理システム。
【請求項8】
前記管理装置は、前記情報処理装置から前記プロセスによる計算結果を受け入れ、この計算結果を、前記プロセスを実行した前記情報処理装置と異なる前記情報処理装置に送出する請求項7に記載のワークフロー管理システム。
【請求項9】
前記情報処理装置は、前記管理装置から前記モジュールの実行の指示があるまでこのモジュールの実行を待機する請求項7に記載のワークフロー管理システム。
【請求項10】
前記ワークフロー管理システムは、複数の前記モジュールを接続して前記ワークフローを作成する請求項7に記載のワークフロー管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークフロー管理システム、放射線治療システム及びワークフロー管理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
本発明は、粒子線等の放射線を腫瘍等の患部に照射して治療する放射線治療システムに適用されるワークフロー管理システム、放射線治療システム及びワークフロー管理方法に関する。
【0003】
がんなどの患者に粒子線やX線などの放射線を照射する方法が知られている。粒子線には陽子線や炭素線などがある。照射に用いる放射線治療システムは、カウチと呼ばれる患者用ベッドの上に固定された患者の体内で腫瘍などの標的の形状に適した線量分布を形成する。
【0004】
標的の形状の変化や、腸管のガスポケットの変化など、患者の体内の状況は日々変化している。照射精度の向上の為に、治療日の患者の体内状況に応じて治療計画を再作成するアダプティブ治療が普及し始めている。特に、治療日に、患者をカウチに固定した状態で治療計画を再計画する治療をオンラインアダプティブ治療と呼ぶ。
【0005】
治療日の患者の体内状況に応じてその場で治療計画を再作成するオンラインアダプティブ放射線治療のワークフローの一例として、特許文献1には、治療計画を表す指令を取得し、前記指令を用いて、段階的に患者モデルを生成し、第一および第二の治療計画を生成し、治療計画を選択するステップを自動で実行することを特徴とするオンラインアダプティブ治療のワークフローが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許出願公開第2020/0121951号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した特許文献1には、オンラインアダプティブ治療の自動ワークフローが記載されている。このワークフローでは、患者固定、撮像、輪郭作成、治療計画作成および選択、照射が順次実施される。従来の治療では、患者固定、撮像、照射の3ステップで治療が実施されるが、オンラインアダプティブ治療では実施事項が増えるため治療時間が増大する可能性がある。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、オンラインアダプティブ治療を短時間で実施可能なワークフロー管理システム、放射線治療システム及びワークフロー管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。すなわち、放射線治療を実施するために実行される複数のプロセスを所定のワークフローに従って実行するワークフロー管理システムであって、複数のプロセスは少なくとも第1プロセスと第2プロセスとを含み、ワークフロー管理システムは、以下の(a)、(b)のモジュールを並列して実行することを特徴とする。
(a)前記第1プロセスに含まれ、患者の所定領域を撮像する撮像装置により治療時に撮像された患者画像に基づいた第1の計算の結果を表示し、オペレータの入力を要求する第1のモジュール
(b)前記第2プロセスに含まれ、前記治療時の患者画像に基づいた第2の計算を実行する第2のモジュール
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、オンラインアダプティブ治療の所要時間を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
4か月前
個人
歯茎みが品
5か月前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
導電香
5か月前
個人
白内障治療法
3か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
片足歩行支援具
5か月前
個人
ホバーアイロン
2か月前
個人
クリップ
5か月前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
歯の修復用材料
14日前
個人
バッグ式オムツ
20日前
個人
口内洗浄具
4か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
個人
眼科診療車
5か月前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
個人
シャンプー
2か月前
個人
除菌システム
5か月前
個人
避難困難者救出台車
5か月前
株式会社コーセー
美爪料
5か月前
株式会社コーセー
化粧料
5か月前
株式会社 MTG
浴用剤
5か月前
株式会社大野
骨壷
4日前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
株式会社結心
手袋
4か月前
個人
歯列矯正用器具
4か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
20日前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
5か月前
続きを見る