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公開番号
2025096133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024155368
出願日
2024-09-09
発明の名称
液浸冷却システム用の冷却材、及びこれを含む液浸冷却システム
出願人
ジーエス カルテックス コーポレイション
代理人
個人
,
個人
主分類
C09K
5/10 20060101AFI20250619BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】電気絶縁性を有し、かつ、高い熱伝達効率を有する低粘度ポリアルファオレフィン(PAO)熱媒体油(heat transfer oil)である冷却油を含む液浸冷却システム用の冷却材、及びこれを含む液浸冷却システムを提供すること。
【解決手段】C5-C15のアルファオレフィンモノマー(α-olefin monomer)のオリゴマー化によって重合されてなるポリアルファオレフィン(PAO)冷却油を含み、ポリアルファオレフィン冷却油が、40℃での動粘度が10.0cst未満であり、20℃での密度が800kg/m
3
以下であり、40℃での比熱容量が1.5kJ/kg・K以上であり、40℃での熱伝導度が0.10W/m・K以上であることを満たす液浸冷却システム用の冷却材とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
C5-C15のアルファオレフィンモノマー(α-olefin monomer)のオリゴマー化によって重合されてなるポリアルファオレフィン(PAO)冷却油を含み、
前記ポリアルファオレフィン冷却油は、
40℃での動粘度が10.0cst未満であり、
20℃での密度が800kg/m
3
以下であり、
40℃での比熱容量が1.5kJ/kg・K以上であり、
40℃での熱伝導度が0.10W/m・K以上であることを満たす、
液浸冷却システム用の冷却材。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記ポリアルファオレフィン冷却油の引火点(flash point)が、120~300℃である、請求項1に記載の液浸冷却システム用の冷却材。
【請求項3】
前記ポリアルファオレフィン冷却油が、C8-C12のアルファオレフィンモノマーのオリゴマー化によって重合されてなるものである、請求項1に記載の液浸冷却システム用の冷却材。
【請求項4】
前記ポリアルファオレフィン冷却油の外観が、明るくて鮮やかな色相を示すものである、請求項1に記載の液浸冷却システム用の冷却材。
【請求項5】
更に、酸化防止剤、消泡剤及び腐食抑制剤から選択される添加剤を1種以上含む、請求項1に記載の液浸冷却システム用の冷却材。
【請求項6】
前記液浸冷却システム用の冷却材100重量%に対し、
前記ポリアルファオレフィン冷却油が、99.0~99.9重量%含まれ、
前記添加剤が、0.1~1.0重量%含まれる、請求項5に記載の液浸冷却システム用の冷却材。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の液浸冷却システム用の冷却材を含む液浸冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液浸冷却システム用の冷却材、及びこれを含む液浸冷却システムに関し、より詳細は、電気絶縁性を有し、かつ、高い熱伝達効率を有する低粘度ポリアルファオレフィン(PAO)熱媒体油(heat transfer oil)である冷却油を含む液浸冷却システム用の冷却材、及びこれを含む液浸冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、情報技術(IT)産業の飛躍的な発達に伴い、膨大な量のデータが生成されることによって、デジタルデータを貯蔵及び管理して、ITインフラを保管するサーバコンピュータとネットワーク回線などを提供する建物や施設であるデータセンタ(data center)が増加している。
【0003】
クラウド(cloud)や人工知能(AI)技術のように、高度なデータサービスの発展に伴ってデータセンタで使用する電力が増え、これによる発熱現象が甚だしくなっている。データセンタのサーバに過負荷がかかって過熱する場合、コンピュータの放熱板や冷却ファン(fan)が中央処理装置(central processing unit,CPU)またはグラフィック処理処置(graphic processing unit,GPU)を十分冷却させることができず、これによって、サーバが誤って作動するかダウンする事故が発生し得、さらには過剰な発熱によるデータセンタ火災の問題につながり得る。
【0004】
このため、ほとんどのデータセンタでは、サーバラック(server rack)が設置されているサーバ室に恒温恒湿装備を別途設置して制御している。しかしながら、大規模のデータセンタでは、発熱量が多いことから、より多くの恒温恒湿装備が必要となる。前記恒温恒湿装備を大量設置する場合、コストが急増するだけでなく、駆動させるためにもコストがかかり、また、エネルギーを消耗する。
【0005】
コンピュータサーバの他にも、データセンタで使用されるストレージ(storage)、ネットワークスイッチ(network switch)、各種のエネルギー貯蔵装置(ESS:Energy Storage System)に使用されるバッテリ(battery)などは、運転過程で多量の熱が発生するため、これらの熱を十分に冷却させる冷却システムを別途設置しなければならない。
【0006】
この他にも、従来は、データセンタの内部空気及び外部空気の温度と湿度とを比較して、外部空気を内部に流入するか内部空気を循環させて、データセンタの内部を冷却させるシステムがあるが、効率良く冷却させることができない限界点があり、外部の環境によっては、精密な温度及び湿度の制御が困難であるという問題点も存在する。
【0007】
近年は、データセンタのサーバ、バッテリなど、熱が発生する電子機器を電気の通らない電気絶縁性(非伝導性)液体冷却材に直接浸して冷却する技術である液浸冷却方式が注目されている。液浸冷却方式は、空気の冷却を利用する既存の方式に対して消耗するエネルギーを下げることができ、エネルギー効率が高くて、空気中の汚染物質の流入を防ぐことができ、熱設計を簡素化して、作動部品が減るという利点がある。液浸冷却方式によって優れた冷却システムを具現するためには、電気絶縁性を保有しながらも、熱伝達効率の高い液浸用液体冷却材(coolant)を開発することが重要な技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、高い熱伝達効率を有する低粘度ポリアルファオレフィン(PAO)熱媒体油(heat transfer oil)を含む液浸冷却システム用の冷却材、及びこれを含む液浸冷却システムを提供することを目的とする。
【0009】
本発明の目的は、以上で言及した目的に限らず、言及していない本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解することができ、本発明の実施例によってより明らかに理解することができる。また、本明細書の目的及び長所は、特許請求の範囲に示した手段及びその組み合わせによって実現できることが容易に理解できる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の目的を達成するため本発明の一態様によれば、C5-C15のアルファオレフィンモノマー(α-olefin monomer)のオリゴマー化によって重合されてなるポリアルファオレフィン(PAO)冷却油を含み、前記ポリアルファオレフィン冷却油は、40℃での動粘度が10.0cst未満であり、20℃での密度が800kg/m
3
以下であり、40℃での比熱容量が1.5kJ/kg・K以上であり、40℃での熱伝導度(heat transfer coefficient)が0.10W/m・K以上である、液浸冷却システム用の冷却材を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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