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公開番号
2025095922
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212319
出願日
2023-12-15
発明の名称
分散剤組成物、分散体、感光性組成物および成形体
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
C09K
23/54 20220101AFI20250619BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、相溶性と分散性に優れる分散体の提供を目的とする。
【解決手段】第一の分散剤、および第二の分散剤を含む分散剤組成物であって、前記第一の分散剤は、環状エステル重合体部位およびアミン部位を含み、前記第二の分散剤は、ビニル重合体部位およびアミン部位を含む、分散剤組成物。なお、前記第一の分散剤Xと前記第二の分散剤Yとの質量比は、X/Y=0.3~3.0が好ましい。また、 前記第一の分散剤および前記第二の分散剤のアミン部位は、芳香族性を有する複素環アミノ基を有することが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第一の分散剤、および第二の分散剤を含む分散剤組成物であって、
前記第一の分散剤は、環状エステル重合体部位およびアミン部位を含み、
前記第二の分散剤は、ビニル重合体部位およびアミン部位を含む、分散剤組成物。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記第一の分散剤Xと前記第二の分散剤Yとの質量比が、X/Y=0.3~3.0である、請求項1に記載の分散剤組成物。
【請求項3】
前記第一の分散剤および前記第二の分散剤のアミン部位は、芳香族性を有する複素環アミノ基を有する、請求項1に記載の分散剤組成物。
【請求項4】
前記環状エステル重合体部位は、ポリラクトンを含む重合体である、請求項1に記載の分散剤組成物。
【請求項5】
請求項1~4いずれか1項に記載の分散剤組成物、および被分散物を含む、分散体。
【請求項6】
請求項5に記載の分散体、バインダー樹脂、重合性化合物、および光重合開始剤を含む、感光性組成物。
【請求項7】
請求項5に記載の分散体、および熱可塑性樹脂を成形してなる成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多様な素材を分散できる分散剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷インキやインクジェットインキ等のインキ用途は、発色性を高めるため樹脂型分散剤を使用して顔料を微細に分散している。例えば、前記樹脂型分散剤としては、特許文献1のような、ポリカプロラクトン鎖を含む塩基性分散剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-189514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の分散剤の、ポリカプロラクトン鎖は、結晶性が高く、インキや塗料の製造にこのような分散剤を使用すると、分散剤がインキ中で結晶化して塗膜の外観を損なう場合があった。また、分散剤に使用できるポリアミン種も限られており、様々な顔料に対する顔料吸着力が弱く、分散性の向上が求められていた。加えて、ポリカプロラクトン鎖は耐熱性が低く、カラーフィルタなど耐熱性が求められる用途では耐熱性が不足していた。
【0005】
本発明は、相溶性、分散性および耐熱性に優れる分散体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の分散剤組成物は、第一の分散剤、および第二の分散剤を含み、
前記第一の分散剤は、環状エステル重合体部位およびアミン部位を含み、
前記第二の分散剤は、ビニル重合体部位およびアミン部位を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、相溶性と分散性および耐熱性に優れる分散体を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書の用語を定義する。「(メタ)アクリロイル」、「(メタ)アクリル」、「(メタ)アクリル酸」、「(メタ)アクリレート」、又は「(メタ)アクリルアミド」と表記した場合には、特に説明がない限り、それぞれ、「アクリロイル及び/又はメタクリロイル」、「アクリル及び/又はメタクリル」、「アクリル酸及び/又はメタクリル酸」、「アクリレート及び/又はメタクリレート」、又は「アクリルアミド及び/又はメタクリルアミド」を表す。また、本明細書中、「C.I.」は、カラーインデックス(C.I.)を意味する。ビニル単量体は、重合性不飽和基含有化合物である。重合性不飽和基は、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アリル基である。単量体は、重合により樹脂を形成する化合物である。単量体は、未反応状態であり、単量体単位は、単量体が重合後に樹脂を形成している状態である。
【0009】
本発明の分散剤組成物は、第一の分散剤、および第二の分散剤を含み、
前記第一の分散剤は、環状エステル重合体部位およびアミン部位を含み、
前記第二の分散剤は、ビニル重合体部位およびアミン部位を含む。
【0010】
本発明の分散剤組成物において、前記第一の分散剤は、環状エステル重合体部位およびアミン部位を含み、環状エステル重合体に由来する立体反発部位はビニル重合体よりも相対的に狭い分子量分布を有する。そのため分散安定性に寄与する立体反発部位の分子量のバラつきを抑制できるため、第一の分散剤は被分散物の分散安定性に寄与する。また、第二の分散剤は、ビニルモノマー単位の選択により樹脂種や分散溶媒への親和性をコントロールできるビニル重合体部位を含む。これにより第二の分散剤は、第一の分散剤や被分散物等の相溶化剤として作用し分散剤組成物内の相溶性が向上する。そのため組成物の分散安定性が向上し、粘度を抑制できる。
また、第一の分散剤および第二の分散剤は、アミン部位を有するため、被分散物に対して強い吸着基となる。これにより、有機粒子・無機粒子を問わず、幅広い素材に対して吸着し安定的に分散が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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