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公開番号2025095238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211118
出願日2023-12-14
発明の名称搬送用容器
出願人第一大宮株式会社
代理人弁理士法人石田特許事務所
主分類B65D 21/02 20060101AFI20250619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】埃等の侵入を防止した段積みが可能であり、分解不能で強度の高い優れた搬送用容器の提供。
【解決手段】底板と該底板の周囲に起立形成される各側壁板とを有し上方に開口する容器本体と、該容器本体の上部四隅にコーナー部材を設けてなり、コーナー部材は、側壁板の外側面に当接するコーナー部材外壁と、側壁板の内側面に当接するコーナー部材内壁と、コーナー部材外壁の上縁と前記コーナー部材内壁の上縁とを連結する載置板と、当該載置板に垂直に設けられ積載される搬送用容器の左右方向の移動を阻止する規制板とを備え、コーナー部材外壁とコーナー部材内壁と載置板とによって底面視L字状の溝部を有し、各コーナー部材間にはフレーム部材を備えず、コーナー部材の載置板における上面と、前記容器本体の各側壁板の上面とが、同一水平面上にある搬送用容器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
底板と該底板の周囲に起立形成される各側壁板とを有し上方に開口する容器本体と、該容器本体の上部四隅にコーナー部材を設けてなり、
前記コーナー部材は、前記側壁板の外側面に当接するコーナー部材外壁と、前記側壁板の内側面に当接するコーナー部材内壁と、前記コーナー部材外壁の上縁と前記コーナー部材内壁の上縁とを連結する載置板と、当該載置板に垂直に設けられ積載される搬送用容器の左右方向の移動を阻止する規制板とを備え、前記コーナー部材外壁とコーナー部材内壁と載置板とによって底面視L字状の溝部を有し、
前記各コーナー部材間にはフレーム部材を備えない搬送用容器において、
前記コーナー部材の載置板における上面と、前記容器本体の各側壁板の上面とが、同一水平面上にあることを特徴とする搬送用容器。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記容器本体は、側壁板の上面に段部を設けて角部に低嵩部を形成し、段部の高さとコーナー部材の載置板の厚さとを一致させたことを特徴とする請求項1に記載の搬送用容器。
【請求項3】
前記容器本体は、側壁板に係合穴を有し、前記コーナー部材は、少なくとも前記コーナー部材外壁若しくはコーナー部材内壁に係合突起を備え、前記低嵩部の上面から係合穴までの距離と、コーナー部材の載置板の下面から係合突起までの距離とを一致させたことを特徴とする請求項2に記載の搬送用容器。
【請求項4】
前記各側壁板は重合される複数の側壁構成板を備えていることを特徴とする請求項3に記載の搬送用容器。
【請求項5】
前記各側壁板は厚さ4mm以上の単一の側壁構成板のみからなることを特徴とする請求項3に記載の搬送用容器。
【請求項6】
コーナー部材は、前記L字状の溝部における当該L字状の角部分に対応する突出部を備え、
前記容器本体の角部には前記突出部と当接する凹部を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の搬送用容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として物品を収納して搬送するための搬送用容器に関し、特には段積みが可能となる搬送用容器である。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上方に開口する段積み可能な搬送用容器として、合成樹脂製のコーナー部材を備えるとともに、コーナー部材間に容器本体の上縁を被覆する合成樹脂製のフレーム部材を備えない搬送用容器が公知である。当該搬送用容器は、コーナー部材により段積みされた搬送用容器の左右方向のずれを防止することができる。またコーナー部材間にフレーム部材を備えないことで、搬送用箱の軽量化が図られるとともに、組み立てが容易となり、さらには、限られた大きさの範囲で、側壁面に印刷などを行う表示部を極力大きくとることができる利点がある。
【0003】
上記のような搬送用容器としては、プラスチック板等を用いた組み立て用ケースと、プラスチック製の簡易組立箱コーナー(コーナー部材)とから構成され、コーナー部材間にはフレーム部材を備えていない分解可能な搬送用容器(運搬用又は収納用ケース)が公知である(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、段ボール紙で構成される箱体であって、各側壁板を3重の側壁構成板からなるものとして組み立てられ、コーナー部材を角部に備え、コーナー部材間にはフレーム部材を備えない構成が公知である(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実登3052184
実開昭56-141120
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に係る搬送用容器は、コーナー部材における載置面が、側壁板の上面よりも上方に位置する構成である。このため、段積みがなされるが、上方に載置される運搬用又は収納用ケースの底面の一部がコーナー部材の載置面に当接するため、当該上方に載置される運搬用又は収納用ケースの底面と、下方に位置する運搬用又は収納用ケースの側壁板の上面との間に隙間が生じる。
この隙間から埃等の異物が侵入し易いことから、運搬用又は収納用ケースの用途として、埃等の付着を嫌う収納物品(例えば、食品、医薬品などの完成品、半完成品等)を搬送する用途には適さないものであった。
【0007】
また、上記特許文献2に係る段ボール紙で構成される箱体は、段積みが可能な構成であるが、前記特許文献1と同様に、上方に載置される箱体の底面の一部がコーナー部材の載置面に当接するため、当該上方に載置される箱体の底面と下方に位置する箱体の側壁板の上面との間に隙間が生じるものである。このため、特許文献1に係る運搬用又は収納用ケースと同様に、隙間から埃等の異物が侵入し易く、埃等の付着を嫌う収納物品を搬送する用途には適さないものであった。
【0008】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、埃等の侵入を防止した段積みが可能であり、分解不能で強度の高い優れた搬送用容器の提供を、発明が解決しようとする課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、底板と該底板の周囲に起立形成される各側壁板とを有し上方に開口する容器本体と、該容器本体の上部四隅にコーナー部材を設けてなり、前記コーナー部材は、前記側壁板の外側面に当接するコーナー部材外壁と、前記側壁板の内側面に当接するコーナー部材内壁と、前記コーナー部材外壁の上縁と前記コーナー部材内壁の上縁とを連結する載置板と、当該載置板に垂直に設けられ積載される搬送用容器の左右方向の移動を阻止する規制板とを備え、前記コーナー部材外壁とコーナー部材内壁と載置板とによって底面視L字状の溝部を有し、前記各コーナー部材間にはフレーム部材を備えない搬送用容器において、前記コーナー部材の載置板における上面と、前記容器本体の各側壁板の上面とが、同一水平面上にあることを特徴とする搬送用容器を、上記課題を解決するための手段とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コーナー部材の載置板における上面と、前記容器本体の各側壁板の上面とが、同一水平面上にあることによって、載置板および各側壁板の上面とに水平を保って搬送用容器を段積みでき、当該載置板および各側壁板の上面と、載置される搬送用容器の底面によって隙間が形成されない状態とすることができ、埃等の侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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