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公開番号
2025095194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211038
出願日
2023-12-14
発明の名称
紫外線レーザーマーキング用インキ組成物、該組成物を用いた印刷物並びに印刷物のリサイクル方法
出願人
DICグラフィックス株式会社
代理人
個人
主分類
C09D
11/037 20140101AFI20250619BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 塩素系樹脂を低減した組成物において、紫外線レーザーにより優れた印字性と、優れた透明性を有する包装材を実現可能であり、尚且つ基材に対する密着性に優れた紫外線レーザーマーキング組成物、それを用いた印刷物、及び該印刷物のリサイクル方法を提供する。
【解決手段】 酸化亜鉛粒子とウレタン樹脂と、塩素化ポリオレフィン樹脂を少なくとも含有し、インキ組成物中の全樹脂固形分に含まれる塩素含有率が、1.5質量%以下である紫外線レーザーマーキング用インキ組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化亜鉛粒子とウレタン樹脂と、塩素化ポリオレフィン樹脂を少なくとも含有し、
インキ組成物中の全樹脂固形分に含まれる塩素含有率が、1.5質量%以下である
紫外線レーザーマーキング用インキ組成物。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
更に、ロジン樹脂を含有する
請求項1に記載のインキ組成物。
【請求項3】
インキ組成物の全樹脂固形分に対して、ウレタン樹脂を50~90質量%含有し、塩素化ポリオレフィン樹脂を5~10質量%含有する、
請求項1又は2に記載のインキ組成物。
【請求項4】
前記紫外域は380nm以下である請求項1に記載のインキ組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のインキ組成物を基材に印刷してなる印刷物。
【請求項6】
前記基材がポリオレフィン樹脂である
請求項5に記載の印刷物。
【請求項7】
前記印刷物と他の基材を有する積層体。
【請求項8】
請求項6に記載の印刷物または請求項7に記載の積層体を溶融後に再利用するリサイクル方法。
【請求項9】
請求項6に記載の印刷物または請求項7に記載の積層体を用いたリサイクル材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種食品、生活用品、医薬品等に使用される軟包装フィルムパッケージ材に用いる紫外線レーザーマーキング用インキ組成物、該組成物を用いた印刷物並びに印刷物のリサイクル方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
食品、生活用品、医薬品等の包装パッケージに表示される賞味期限やロット番号等の印字をする際の印字機としては、インクジェットやサーマルプリント等が主に使用されている。しかし、これら方式ではインクの詰まりやインクリボンの消費等があることから、メンテナンスの必要性やコストがかかるという問題がある。
【0003】
新たな印字方法としてレーザー光を照射してマーキングを行う方法が広まっている。レーザーによる印字はインクを使用しないのでインクの詰りもなくなる。また、インクリボン等の消耗品が不要で、さらに印字が半永久的に残るため印字が剥離等で消える懸念もなくなる。
【0004】
レーザー光の種類としては、赤外線レーザーや炭酸ガスレーザーが知られているが、これらは透明基材フィルムに吸収されやすく、フィルムがダメージを受けやすい。近年では、赤外線レーザーや炭酸ガスレーザーに比べて短波長の紫外域のレーザー光照射による印字が広まり、紫外域において使用可能な包装材が求められている。
【0005】
紫外線レーザーマーキングで使用される包材は主に白インキの塗工面上に印字される(例えば特許文献1参照)。しかし、近年は包装材の多様化が進み、内容物を一目で確認できる優れた透明性を有し、且つレーザーマーキング可能な包装材が要求されている。
【0006】
更に、持続可能な開発目標で代表されるように、人体又は環境への悪影響を及ぼしうる物質を低減する循環型社会の構築といった時代の潮流を受けて、プラスチックを使用する包装材材を取り巻く法規制は世界的に厳しくなってきている。特に近年、包装材に使用される成分及びその食品へのマイグレーションの規制等の厳格化が要求されている。また、脱プラスチックの動きも加速しており、包装材のリサイクル性の需要が高まっている。そのため、インキを始めとする包装材に関連する製品開発において、人体又は環境への安全性が担保された材料を用いて包装材構成材料を設計する必要が生じている。
【0007】
中でも、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体は、以下の(a)及び(b)の理由から包装材のリサイクルを阻害する物質として懸念されている。
【0008】
(a)塩化ビニル等の塩素系樹脂は、リサイクルの熱分解工程において塩化水素が脱離し塩酸が発生することにより機器又は配管の腐食原因となりうる。
【0009】
(b)廃棄物を焼却した際に生じるエネルギーを再利用するサーマルリサイクルにおいて、塩素系樹脂を焼却するとダイオキシン等の環境ホルモンが排出されうる。
【0010】
そのため、例えば塩素を含まない塩素系樹脂フリー化といった、環境対応型材料の開発が今後求められる。しかし、このような環境対応型材料において、インキ組成物の分散性、フィルムに対する密着性等の諸物性を満たすものとすることは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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