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公開番号
2025093307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2024214175
出願日
2024-12-09
発明の名称
狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー
出願人
松之門控設備股分有限公司
代理人
個人
主分類
E05F
3/10 20060101AFI20250616BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】本発明は、ドアクローザーの技術分野に関し、特に狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーに関する。
【解決手段】組込み式設計となっており、ドアクローザー本体、水平固定部材、および垂直固定部材が埋め込みの取り付け方によりドア本体の内部に固定されている。ドアクローザー本体は、一方、水平固定部材により水平方向における位置が規制されるよう固定され、他方、垂直固定部材により垂直方向における位置が規制されるよう固定される。これにより、ドアクローザー本体、水平固定部材、および垂直固定部材の外面がドア本体と面一になり、余分なスペースを取らず、ドアの美観を損なうことなく、ドアクローザー本体が露出せず、損傷しにくいことから、この狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーの使用性能を保証し寿命を延ばすことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ドア本体とドア額縁の接続に用いられる狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
ドアクローザー本体と、水平固定部材と、垂直固定部材と、偏心カムシャフトとを備え、
前記ドアクローザー本体は、前記ドア本体の角に埋め込まれており、前記ドア本体と面一になっており、
前記水平固定部材は、一端が前記ドアクローザー本体の上面と面一になるよう固定されており、他端が水平方向に延びておりかつ前記ドア本体の水平辺と面一になるよう固定されており、
前記垂直固定部材は、一端が前記ドアクローザー本体の底面と面一になるよう固定されており、他端が垂直方向に延びておりかつ前記ドアクローザー本体の左端面と面一になっており同時に前記ドア本体の垂直辺と面一になるよう固定されており、
前記偏心カムシャフトは、前記偏心カムシャフトの軸方向と前記ドアクローザー本体の展延方向とが垂直であり、一端が前記ドア額縁に固定かつ接続されており、他端が前記ドアクローザー本体の内部に回転可能に接続されている
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
前記水平固定部材は、一字の形で設置されており、一体に形成されている第一ドアクローザー接続ボードおよび第一ドア本体接続ボードを含み、前記第一ドアクローザー接続ボードが複数の固定ネジにより前記ドアクローザー本体の上面と面一になるよう固定されており、前記第一ドア本体接続ボードが複数の固定ネジにより前記ドア本体の水平辺と面一になるよう固定されている
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
【請求項3】
請求項1に記載の狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
前記垂直固定部材は、L字の形で設置されており、一体に形成されている第二ドアクローザー接続ボードおよび第二ドア本体接続ボードを含み、
前記第二ドアクローザー接続ボードは、水平に設置されており、複数の固定ネジにより、前記ドアクローザー本体の底面と面一になるよう固定されており、
前記第二ドア本体接続ボードは、垂直に設置されており、前記ドアクローザー本体の左端面と面一になり、複数の固定ネジにより、前記ドア本体の垂直辺と面一になるよう固定されている
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
【請求項4】
請求項1に記載の狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
前記ドアクローザー本体は、ドアクローザーハウジング、自動補償バルブアセンブリ、減衰圧縮アセンブリ、および駆動ばね部材を備え、
前記ドアクローザーハウジングは、その軸線方向に沿って作動油が充満されている内腔体が前記ドアクローザーハウジングの内部に設けられており、前記偏心カムシャフトが前記ドアクローザーハウジングの中に回転可能に支持されており、
前記自動補償バルブアセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムシャフトの左側に位置し、
前記減衰圧縮アセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムシャフトの右側に位置し、
前記駆動ばね部材は、前記内腔体の中に収容されており、前記減衰圧縮アセンブリおよび前記ドアクローザーハウジングにそれぞれ当接し、前記減衰圧縮アセンブリが前記偏心カムシャフトの外周面に柔軟に当接するように付勢する
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
【請求項5】
請求項4に記載の狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
前記内腔体は、前記自動補償バルブアセンブリおよび前記減衰圧縮アセンブリに仕切られ、前記自動補償バルブアセンブリの左側に位置する第1の油路、前記減衰圧縮アセンブリの右側に位置する第2の油路、および前記自動補償バルブアセンブリと前記減衰圧縮アセンブリの間に位置する第3の油路が形成され、前記第2の油路と前記第3の油路が連通しており、
前記自動補償バルブアセンブリは、前記第1の油路の中の圧力が所定閾値を超えた場合、前記自動補償バルブアセンブリが前記第1の油路と前記第3の油路との間の作動油の流れを許可するよう構成されている
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
【請求項6】
請求項5に記載の狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
前記自動補償バルブアセンブリは、バルブピストン、バルブ本体、バルブコア部材、およびコアスプリングを備え、
前記バルブピストンは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、
前記バルブ本体は、前記バルブピストンの中に取付けられており、前記第1の油路および前記第3の油路とそれぞれ連通するバルブ流路が貫設されており、
前記バルブコア部材は、前記バルブ流路の中に移動可能に設けられており、前記バルブ流路の解放または遮断を実現するのに用いられ、
前記コアスプリングは、前記バルブ流路の中に収容されており、一端が前記バルブ本体に接続されており、他端が前記バルブコア部材に接続されており、前記バルブコア部材が前記バルブ流路を遮断するように付勢する
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
【請求項7】
請求項5に記載の狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
前記減衰圧縮アセンブリは、圧縮ピストン、固定ピン、および、減衰ローラーを備え、
前記圧縮ピストンは、前記駆動ばね部材が前記圧縮ピストンおよび前記ドアクローザーハウジングにそれぞれ当接するよう、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記第2の油路および前記第3の油路とそれぞれ連通するピストン流路が貫設されており、
前記固定ピンは、前記圧縮ピストンにおいて前記偏心カムシャフトに近い端部に固定されており、
前記減衰ローラーは、回転可能に前記固定ピンに設けられており、前記偏心カムシャフトの外周面に柔軟に当接する
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
【請求項8】
請求項4に記載の狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーであって、
前記駆動ばね部材は内側ばねおよび外側ばねを備え、前記外側ばねは前記内側ばねの外側に被せられており、前記外側ばねおよび前記内側ばねの一端は同時に前記ドアクローザーハウジングに当接し、前記外側ばねおよび前記内側ばねの他端は同時に前記減衰圧縮アセンブリに当接する
ことを特徴とする狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアクローザーの技術分野に関し、特に狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ドアクローザーは、ドアの上部に設けられているスプリングのような油圧装置であり、ドアが開かれた後、圧縮されて開放することでドアを自動的に閉め、スプリングドアのような作用を有し、ドアが開かれた後、正確かつ適時に初期位置に閉じられることを保障する。ドアクローザーは、スプリングの開放する過程において、ドアクローザーの左室作動油が圧縮されてチェック弁が閉じられ、作動油は、ドアクローザーハウジングとプランジャの間の隙間を通って流れ出し、プランジャの小孔およびスロットルバルブコアが設けられている2つの流路を通って右室に還流する。したがって、作動油はスプリングが開放する抵抗となり、絞りによるクッション効果が得られ、ドアの閉まる速度が制御される。
【0003】
現在、市販されているドアクローザーは、ドアとドア枠の間に設置されており、ほとんどがドアの上部に設置されている。これは、ドア本体を取り付けるときにドアクローザーを取り付けるスペースを確保する必要がある。また、外部に露出したドアクローザーは、衝撃、押圧、その他の損傷を受けやすく、使用性が損なわれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、狭額縁ドア用カム油圧式ドアクローザーを提供することにあり、ドアの上端に取り付けられ、取り付けスペースを確保する必要があり、破損しやすい従来のドアクローザーの技術的問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を実現するために、本発明の実施形態による狭額縁ドア用カム油圧ドアクローザーは、ドア本体とドア額縁の接続に用いられ、ドアクローザー本体と、水平固定部材と、垂直固定部材と、偏心カムシャフトとを備える。
前記ドアクローザー本体は、前記ドア本体の角に埋め込まれており、前記ドア本体と面一になっている。
前記水平固定部材は、一端が前記ドアクローザー本体の上面と面一になるよう固定されており、他端が水平方向に延びておりかつ前記ドア本体の水平辺と面一になるよう固定されている。
前記垂直固定部材は、一端が前記ドアクローザー本体の底面と面一になるよう固定されており、他端が垂直方向に延びておりかつ前記ドアクローザー本体の左端面と面一になっており同時に前記ドア本体の垂直辺と面一になるよう固定されている。
前記偏心カムシャフトは、前記偏心カムシャフトの軸方向と前記ドアクローザー本体の展延方向とが垂直であり、一端が前記ドア額縁に固定かつ接続されており、他端が前記ドアクローザー本体の内部に回転可能に接続されている。
【0006】
好ましくは、前記水平固定部材は、一字の形で設置されており、一体に形成されている第一ドアクローザー接続ボードおよび第一ドア本体接続ボードを含み、前記第一ドアクローザー接続ボードが複数の固定ネジにより前記ドアクローザー本体の上面と面一になるよう固定されており、前記第一ドア本体接続ボードが複数の固定ネジにより前記ドア本体の水平辺と面一になるよう固定されている。
【0007】
好ましくは、前記垂直固定部材は、L字の形で設置されており、一体に形成されている第二ドアクローザー接続ボードおよび第二ドア本体接続ボードを含む。
前記第二ドアクローザー接続ボードは、水平に設置されており、複数の固定ネジにより、前記ドアクローザー本体の底面と面一になるよう固定されている。
前記第二ドア本体接続ボードは、垂直に設置されており、前記ドアクローザー本体の左端面と面一になり、複数の固定ネジにより、前記ドア本体の垂直辺と面一になるよう固定されている。
【0008】
好ましくは、前記ドアクローザー本体は、ドアクローザーハウジング、自動補償バルブアセンブリ、減衰圧縮アセンブリ、および駆動ばね部材を備える。
前記ドアクローザーハウジングは、その軸線方向に沿って作動油が充満されている内腔体が前記ドアクローザーハウジングの内部に設けられており、前記偏心カムシャフトが前記ドアクローザーハウジングの中に回転可能に支持されている。
前記自動補償バルブアセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムシャフトの左側に位置する。
前記減衰圧縮アセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムシャフトの右側に位置する。
前記駆動ばね部材は、前記内腔体の中に収容されており、前記減衰圧縮アセンブリおよび前記ドアクローザーハウジングにそれぞれ当接し、前記減衰圧縮アセンブリが前記偏心カムシャフトの外周面に柔軟に当接するように付勢する。
【0009】
好ましくは、前記内腔体は、前記自動補償バルブアセンブリおよび前記減衰圧縮アセンブリに仕切され、前記自動補償バルブアセンブリの左側に位置する第1の油路、前記減衰圧縮アセンブリの右側に位置する第2の油路、および前記自動補償バルブアセンブリと前記減衰圧縮アセンブリの間に位置する第3の油路が形成され、前記第2の油路と前記第3の油路が連通している。
前記自動補償バルブアセンブリは、前記第1の油路の中の圧力が所定閾値を超えた場合、前記自動補償バルブアセンブリが前記第1の油路と前記第3の油路との間の作動油の流れを許可するよう構成されている。
【0010】
好ましくは、前記自動補償バルブアセンブリは、バルブピストン、バルブ本体、バルブコア部材、およびコアスプリングを備える。
前記バルブピストンは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられている。
前記バルブ本体は、前記バルブピストンの中に取付けられており、前記第1の油路および前記第3の油路とそれぞれ連通するバルブ流路が貫設されている。
前記バルブコア部材は、前記バルブ流路の中に移動可能に設けられており、前記バルブ流路の解放または遮断を実現するのに用いられる。
前記コアスプリングは、前記バルブ流路の中に収容されており、一端が前記バルブ本体に接続されており、他端が前記バルブコア部材に接続されており、前記バルブコア部材が前記バルブ流路を遮断するように付勢する。
(【0011】以降は省略されています)
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