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公開番号2025098993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024224664
出願日2024-12-20
発明の名称ガラスドア用偏心カムドアクローザー
出願人松之門控設備股分有限公司
代理人個人
主分類E05F 3/10 20060101AFI20250625BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】開閉状態を維持することができるガラスドア用偏心カムドアクローザーを提供する。
【解決手段】ドアが時計回りに所定位置まで開けられると、第1のローラー410が第1の開放弧状溝に嵌まり偏心カム210と相対的に固定される。ドアが反時計回りに所定位置まで開けられると、第2のローラー420が第2の開放弧状溝に嵌まり偏心カム210と相対的に固定される。ドアが所定位置まで閉じられると、第1のローラー410が第1の閉合弧状溝に嵌まり、第2のローラー420が第2の閉合弧状溝に嵌まり、偏心カム210と相対的に固定される。これにより、カムシャフトがハウジング100内でそれ以上回転しないようにし、ドアの開閉角度に対して所定位置で位置決めを行い、最終的にドアを所定位置に停止させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
ハウジングと、カムシャフトと、バルブアセンブリと、ピストン圧縮アセンブリとを備え、
前記ハウジングは、その軸線方向に沿って内腔体が前記ハウジングの内部に形成されており、
前記カムシャフトは、前記ハウジングの中に回転可能に支持されており、同期して回転可能である偏心カムが前記カムシャフトに設置されており、
前記バルブアセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設置されており、前記偏心カムの左側に位置し、
前記ピストン圧縮アセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムの右側に位置し、
前記ピストン圧縮アセンブリにおいて、前記偏心カム近い端部に第1のローラーおよび第2のローラーが設置されており、
前記偏心カムの外周面において、閉合位置決めに用いられる第1の閉合弧状溝および第2の閉合弧状溝、ならびに、開放位置決めに用いられる第1の開放弧状溝および第2の開放弧状溝が設置されており、
閉合状態において、前記第1のローラーが前記第1の閉合弧状溝に嵌め込まれ、前記第2のローラーが前記第2の閉合弧状溝に嵌め込まれ、
時計回り方向の完全開放状態において、前記第1のローラーが前記第1の開放弧状溝に嵌め込まれ、
反時計回り方向の完全開放状態において、前記第2のローラーが前記第2の開放弧状溝に嵌め込まれる
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1記載のガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
前記第1のローラーおよび前記第2のローラーは、前記偏心カムの回転位置に関係なく常に前記偏心カムの外周面に当接し、前記第1のローラーおよび第2のローラーと前記偏心カムとの間の隙間の発生を抑制する
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。
【請求項3】
請求項2記載のガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
前記ピストン圧縮アセンブリの中にはばね部材が設置されており、
前記ばね部材は、前記第1のローラーおよび前記第2のローラーを押し、常に前記第1のローラーおよび前記第2のローラーを前記偏心カムの外周面に柔軟に当接させる
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。
【請求項4】
請求項3記載のガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
前記ピストン圧縮アセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられている圧縮ピストンブロックをさらに含み、
前記ばね部材は、一端が前記ハウジングに当接して支持され、他端が前記圧縮ピストンブロックの中に挿通され前記圧縮ピストンブロックに当接して支持され、
前記圧縮ピストンブロックにおいて、前記偏心カムに近い端部には、二つの固定ピンが間隔をおいて設けられており、二つの前記固定ピンには、それぞれ、前記第1のローラーおよび前記第2のローラーが回転可能に取り付けられている
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。
【請求項5】
請求項4記載のガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
前記ばね部材は内側ばねおよび外側ばねを含み、前記外側ばねは前記内側ばねの外側に被せられており、前記外側ばねおよび前記内側ばねの一端は同時に前記ハウジングに当接して支持され、前記外側ばねおよび前記内側ばねの他端は同時に前記圧縮ピストンブロックの中に挿通され前記圧縮ピストンブロックに当接して支持される
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。
【請求項6】
請求項1記載のガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
前記内腔体は、前記バルブアセンブリに仕切られ、前記バルブアセンブリの両側に位置する第1の油路および第2の油路が形成され、前記第1の油路および前記第2の油路の連通が前記バルブアセンブリに制御され、前記ピストン圧縮アセンブリの中には前記第2の油路と連通されている第3の油路が設置されている
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。
【請求項7】
請求項6記載のガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
前記バルブアセンブリは、バルブピストン、バルブ本体、バルブコア部材、およびコアスプリングを備え、
前記バルブピストンは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、
前記バルブ本体は、前記バルブピストンの中に取付けられており、前記第1の油路および前記第2の油路とそれぞれ連通するバルブ流路が貫設されており、
前記バルブコア部材は、前記バルブ流路の中に移動可能に設けられており、前記バルブ流路の解放または遮断を実現するのに用いられ、
前記コアスプリングは、前記バルブ流路の中に収容されており、一端が前記バルブ本体に接続されており、他端が前記バルブコア部材に接続されており、前記バルブコア部材が前記バルブ流路を遮断するように付勢する
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。
【請求項8】
請求項1記載のガラスドア用偏心カムドアクローザーであって、
前記ハウジングは、前記カムシャフトの前側端部に対応する位置に第1の軸受筒が設置されており、前記カムシャフトの後側端部に対応する位置に位置制限取付座が設置されており、前記位置制限取付座に第2の軸受筒が設置されており、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中点が同一の軸線上に位置し、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中に前記カムシャフトが貫通して設けられている
ことを特徴とするガラスドア用偏心カムドアクローザー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアクローザーの技術分野に関し、特にガラスドア用偏心カムドアクローザーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ドアクローザーは、ドアの上部に設けられているスプリングのような油圧装置であり、ドアが開かれた後、圧縮されて開放することでドアを自動的に閉め、スプリングドアのような作用を有し、ドアが開かれた後、正確かつ適時に初期位置に閉じられることを保障する。
【0003】
ドアクローザーは、スプリングの開放する過程において、ドアクローザーの左室作動油が圧縮されてチェック弁が閉じられ、作動油は、ドアクローザーハウジングとプランジャの間の隙間を通って流れ出し、プランジャの小孔およびスロットルバルブコアが設けられている2つの流路を通って右室に還流する。したがって、作動油はスプリングが開放する抵抗となり、絞りによるクッション効果が得られ、ドアの閉まる速度が制御される。バルブ本体のスロットルバルブは、調節可能であり、異なる行程区間において、ドアの閉まる速度を可変的に制御することができる。
【0004】
現在、市販されているドアクローザーは、ドアを開けた後、閉まるようにすることはできるが、開閉状態を維持することができず、使用に影響する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ガラスドア用偏心カムドアクローザーを提供することにあり、開閉状態を維持することができない従来のドアクローザーの技術的問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を実現するために、本発明の実施形態によるガラスドア用偏心カムドアクローザーは、ハウジングと、カムシャフトと、バルブアセンブリと、ピストン圧縮アセンブリとを備える。
前記ハウジングは、その軸線方向に沿って内腔体が前記ハウジングの内部に形成されている。
前記カムシャフトは、前記ハウジングの中に回転可能に支持されており、同期して回転可能である偏心カムが前記カムシャフトに設置されている。
前記バルブアセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設置されており、前記偏心カムの左側に位置する。
前記ピストン圧縮アセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムの右側に位置する。
前記ピストン圧縮アセンブリにおいて、前記偏心カム近い端部に第1のローラーおよび第2のローラーが設置されている。
前記偏心カムの外周面において、閉合位置決めに用いられる第1の閉合弧状溝および第2の閉合弧状溝、ならびに、開放位置決めに用いられる第1の開放弧状溝および第2の開放弧状溝が設置されている。
閉合状態において、前記第1のローラーが前記第1の閉合弧状溝に嵌め込まれ、前記第2のローラーが前記第2の閉合弧状溝に嵌め込まれる。
時計回り方向の完全開放状態において、前記第1のローラーが前記第1の開放弧状溝に嵌め込まれる。
反時計回り方向の完全開放状態において、前記第2のローラーが前記第2の開放弧状溝に嵌め込まれる。
【0007】
好ましくは、前記第1のローラーおよび前記第2のローラーは、前記偏心カムの回転位置に関係なく常に前記偏心カムの外周面に当接し、前記第1のローラーおよび第2のローラーと前記偏心カムとの間の隙間の発生を抑制する。
【0008】
好ましくは、前記ピストン圧縮アセンブリの中にはばね部材が設置されている。前記ばね部材は、前記第1のローラーおよび前記第2のローラーを押し、常に前記第1のローラーおよび前記第2のローラーを前記偏心カムの外周面に柔軟に当接させる。
【0009】
好ましくは、前記ピストン圧縮アセンブリは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられている圧縮ピストンブロックをさらに含む。
前記ばね部材は、一端が前記ハウジングに当接して支持され、他端が前記圧縮ピストンブロックの中に挿通され前記圧縮ピストンブロックに当接して支持される。
前記圧縮ピストンブロックにおいて、前記偏心カムに近い端部には、二つの固定ピンが間隔をおいて設けられており、二つの前記固定ピンには、それぞれ、前記第1のローラーおよび前記第2のローラーが回転可能に取り付けられている。
【0010】
好ましくは、前記ばね部材は内側ばねおよび外側ばねを含む。前記外側ばねは前記内側ばねの外側に被せられている。前記外側ばねおよび前記内側ばねの一端は同時に前記ハウジングに当接して支持され、前記外側ばねおよび前記内側ばねの他端は同時に前記圧縮ピストンブロックの中に挿通され前記圧縮ピストンブロックに当接して支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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