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公開番号2025090633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2025030283,2023065188
出願日2025-02-27,2015-09-02
発明の名称耐食性ブッシング
出願人サン-ゴバン パフォーマンス プラスチックス パンプス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類F16C 33/04 20060101AFI20250610BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】高負荷能力を有する耐食性ブッシングに関する。
【解決手段】耐食性ブッシングの形成方法は、耐荷重基材の第1面に摺動層を結合させて積層体シートを形成させ、この積層体シートからブランクを切り出すことを含む。積層体シートは、耐荷重基材の第2面に相当する露出面を含む。ブランクは、耐荷重基材部分を有する切断縁部を含む。この方法は、ブランクから半加工ブッシングを形成させることをさらに含む。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面と、第2主面と、縁部とを有する耐荷重基材であって、厚さt

を有する耐荷重基材、
前記第1主面に積層され、前記第1主面と直接接触しているアルミニウム含有層であって、厚さt

を有し、t

が10ミクロン以上であるアルミニウム含有層、
前記第1主面または前記第2主面に積層された摺動層、
を備える摺動物品であって、t

/t

の比が1/10以上である摺動物品。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部;
前記第1ヒンジ部を前記第2ヒンジ部と接合するピン;ならびに
摺動物品であって、
第1主面と、第2主面と、縁部とを有する耐荷重基材であって、厚さt

を有する耐荷重基材、
前記第1主面に積層され、前記第1主面と直接接触しているアルミニウム含有層であって、厚さt

を有し、t

が10ミクロン以上であるアルミニウム含有層、
前記第1主面または前記第2主面に積層された摺動層
を備える摺動物品であって、t

/t

の比が1/10以上である摺動物品
を備えるヒンジ組立体。
【請求項3】
前記第2主面に積層され、前記第2主面と直接接触しているさらなるアルミニウム含有層であって、厚さt

を有するさらなるアルミニウム含有層をさらに備える、請求項1または2のいずれか1項に記載の摺動物品またはヒンジ組立体。
【請求項4】
前記アルミニウム含有層が、25重量%~99.99999重量%、50重量%~99.99重量%、90重量%~99.99重量%、または95重量%~99.9重量%の範囲のアルミニウム含有量を有する請求項1または2のいずれか1項に記載の摺動物品またはヒンジ組立体。
【請求項5】
前記摺動層がフッ素ポリマーを含む先行する請求項のいずれか1項に記載の摺動物品またはヒンジ組立体。
【請求項6】
前記摺動層が、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、変性PTFE(TFM)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアミド(PA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリフェニレンスルホン(PPSO2)、液晶ポリマー(LCP)、パーフルオロアルコキシポリマー(PFA)、パーフルオロメチルアルコキシ(MFA)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリエチレン(PE)、UHMWPE、またはそれらの混合物を含む先行する請求項のいずれか1項に記載の摺動物品またはヒンジ組立体。
【請求項7】
前記縁部に積層されたアルミナ含有層をさらに備える請求項2記載のヒンジ組立体。
【請求項8】
前記アルミナ含有層がAl



を含む請求項7記載のヒンジ組立体。
【請求項9】
第1主面と、第2主面とを有する耐荷重基材を用意すること;
前記第1主面をアルミニウム含有層で被覆すること;
前記第1主面または前記第2主面を覆って摺動層を付着させて、積層体を形成させること;
前記積層体からブランクを切り出すこと;及び
前記ブランクから半加工ブッシングを形成させること
を含むブッシングの調製方法。
【請求項10】
第1主面と、第2主面とを有し、前記第1主面を形成する鉄含有層を備える基材であって、前記第1主面に積層されたアルミニウム層をさらに備える基材を用意すること;
前記基材を、前記アルミニウム層から前記第1主面を横切って前記第2主面へと切断して、断面を形成させること;及び
前記断面を覆ってアルミナ含有層を形成させること
を含む耐食性鉄含有物品の調製方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は概して、高負荷能力を有する耐食性ブッシングに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
耐荷重基材と摺動層オーバレイとからなる滑り軸受複合材料は一般的に知られている。耐荷重基材と摺動層は通常、好適な接着剤を用いて積層することにより連結される。滑り軸受複合材料は、例えば自動車業界で使用される保守不要のブッシングの製造に使用することができる。このような保守不要のブッシングは、ドアヒンジ、ボンネットヒンジ及びエンジン区画ヒンジ、シート、ステアリングコラム、フライホイール、バランサーシャフト軸受などで使用することができる。さらに、滑り軸受複合材料から製造される保守不要のブッシングは、自動車以外の用途でも使用することができる。一部の用途では、滑り軸受は、特に耐荷重基材が鋼などの鉄合金でできている場合に、腐食を招く環境条件に曝される。より長い保守不要の耐用期間と、改善された耐剥離性または耐食性とを有し、高負荷能力を有する改善された保守不要のブッシングが現在必要とされている。
【発明の概要】
【0003】
第1の態様においては、摺動物品は、耐荷重基材と、アルミニウム含有層と、摺動層とを備える。耐荷重基材は、第1主面と、第2主面と、縁部とを有する。耐荷重基材は、厚さt

をさらに有する。アルミニウム含有層は、第1主面に積層されることができ、第1主面と直接接触することができる。アルミニウム含有層は、厚さt

を有する。1つ以上の実施形態において、t

は10μm以上である。摺動層は、第1主面または第2主面に積層することができる。1つ以上の実施形態において、t

/t

の比は1/10以上であるか、またはt

≦10t

である。
【0004】
第2の態様においては、ヒンジ組立体は、第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部と、第1ヒンジ部を第2ヒンジ部と接合するピンと、ブッシングとを備えることができる。ブッシングは、耐荷重基材と、アルミニウム含有層と、摺動層とを備えることができる。耐荷重基材は、第1主面と、第1主面と対向する第2主面と、縁部とを有することができる。耐荷重基材は、厚さt

を有する。アルミニウム含有層は、第1主面に積層され、第1主面と直接接触することができる。アルミニウム含有層は、厚さt

を有することができる。一実施形態においては、t

は10μm以上である。摺動層は、第1主面または第2主面に積層することができる。t

/t

の比は1/10以上とすることができる。
【0005】
第3の態様においては、ブッシングの調製方法は、耐荷重基材と、アルミニウム含有層とを用意することを含むことができる。耐荷重基材は、第1主面と、第2主面とを有する。アルミニウム含有層は、第1主面にクラッドすることができる。別の実施形態においては、アルミニウム含有被覆は、例えばスプレー被覆、金属スプレー、機械的被覆、ガルバーニ電気被覆、溶融めっき、またはそれらの任意の組合せによって形成される。上記の方法は、第1主面を覆って、または第2主面を覆って摺動層を付着させて、積層体を形成させることをさらに含むことができる。上記の方法は、積層体からブランクを切り出すことをさらに含むことができる。上記の方法は、ブランクからブッシングを形成させることをさらに含むことができる。
【0006】
第4の態様においては、耐食性鉄含有物品の調製方法は、基材を用意することを含むことができる。基材は、第1主面と、第2主面とを有する。基材は、鉄含有層を備える。鉄含有層は、第1主面を形成することができる。基材は、アルミニウム含有層をさらに備えることができ、アルミニウム含有層は第1主面に積層される。上記の方法は、アルミニウム含有層から第1主面を横切って第2主面へと基材を切断して、断面を形成させることをさらに含むことができる。上記の方法は、断面を覆ってアルミナ含有層を形成させることをさらに含むことができる。
【0007】
第5の態様においては、ブッシングは、多層金属基材を備える。多層基材は、鋼層を備える。鋼層は、第1主面と、第2主面とを有する。ブッシングは、第1主面に隣接し、第1主面と直接接触する第1アルミニウム含有層をさらに備えることができる。ブッシングは、第2主面に隣接し、第2主面と直接接触する第2アルミニウム含有層をさらに備えることができる。ブッシングは、多層金属基材に積層された接着剤層をさらに備えることができる。ブッシングは、接着剤層に積層され、接着剤層と直接接触するフッ素ポリマー摺動層をさらに備えることができる。
【0008】
第6の態様においては、ブッシングは、耐荷重基材を備える。耐荷重基材は、第1主面と、第2主面と、縁部とを有する。一実施形態においては、耐荷重基材は、200ミクロン~3000ミクロンの厚さを有する。ブッシングは、第1主面に積層され、第1主面と直接接触するアルミニウム含有層をさらに備える。アルミニウム含有層は、20ミクロン~300ミクロンの厚さを有することができる。ブッシングは、第1主面または第2主面に積層された摺動層をさらに備える。
【0009】
第7の態様においては、ブッシングは、耐荷重基材を備える。耐荷重基材は、第1主面と、第2主面と、縁部とを有する。一実施形態においては、耐荷重基材は、200ミクロン~3000ミクロンの厚さを有する。ブッシングは、第1主面に積層され、第1主面と直接接触する腐食防止層をさらに備える。腐食防止層は、20ミクロン~300ミクロンの厚さを有することができる。一実施形態においては、腐食防止層は、マグネシウム、アルミニウム、チタン、スカンジウム、亜鉛、またはそれらの任意の組合せから選択される金属を含むことができる。ブッシングは、第1主面または第2主面に積層された摺動層をさらに備える。
【0010】
第8の態様においては、摺動物品は、耐荷重基材と、被覆と、摺動層とを備える。耐荷重基材は、第1主面と、第2主面と、縁部とを有する。耐荷重基材は、厚さt

をさらに有する。被覆は、第1主面に積層することができ、第1主面と直接接触することができる。被覆は、1.83未満のポーリング電気陰性度を有する元素金属を含む。被覆は、厚さt

を有する。1つ以上の実施形態において、t

は10μm以上である。摺動層は、第1主面または第2主面に積層することができる。1つ以上の実施形態において、t

/t

の比は1/10以上であるか、またはt

≦10t

である。
(【0011】以降は省略されています)

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