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公開番号
2025090614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025026433,2022521036
出願日
2025-02-21,2020-10-12
発明の名称
植物の花の発達を増加させるためのグリーンハウスフィルム中でのシリケートの使用
出願人
ソルヴェイ(ソシエテ アノニム)
代理人
園田・小林弁理士法人
主分類
A01N
59/16 20060101AFI20250610BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】様々な種類の植物に使用され得る単純な様式で花の発達を促進させる方法を提供する。
【解決手段】植物の花の発達を増加させるためのグリーンハウスフィルム中でのシリケートS1の使用であって、前記フィルムが、少なくともマトリックス及びシリケートS1を含み、前記シリケートS1が、(a)400nm~500nm、好ましくは420nm~455nmの範囲の第1のピーク波長及び550nm~700nm、好ましくは590nm~660nmの範囲の第2のピーク波長を有する光放射、並びに(b)440nmより高い波長において、20%以下、好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下、可能であれば5%以下の吸収を示す、使用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
植物の花の発達を増加させるためのグリーンハウスフィルム中でのシリケートS1の使用であって、前記フィルムが、少なくともマトリックス及びシリケートS1を含み、前記シリケートS1が、
(a)400nm~500nm、好ましくは420nm~455nmの範囲の第1のピーク波長及び550nm~700nm、好ましくは590nm~660nmの範囲の第2のピーク波長を有する光放射、並びに
(b)440nmより高い波長において、20%以下、好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下、可能であれば5%以下の吸収
を示す、使用。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記シリケートS1が、式(I):
aMO.a’M’O.bM’’O.b’M’’’O.cSiO
2
(I)
(式中、M及びM’’は、ストロンチウム、バリウム、カルシウム、亜鉛、マグネシウム又はこれらの組み合わせからなる群から選択され、且つM’及びM’’’は、ユウロピウム、マンガン、プラセオジミウム、ガドリニウム、イットリウムから選択され、0.5<a≦3、0.5<b≦3、0<a’≦0.5、0<b’≦0.5及び1≦c≦2である)の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記シリケートS1が、式(II):
aBaO.xEuO.cMgO.yMnO.eSiO
2
(II)
(式中、0<a≦3、0<x≦0.5、0<c≦1、0<y≦0.5、0<e≦2である)の化合物である、請求項1又は2に記載の使用。
【請求項4】
前記式(II)において、0.0001≦x≦0.4及び0.0001≦y≦0.4である、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記式(II)において、0.01≦x≦0.35及び0.04≦y≦0.15である、請求項3に記載の使用。
【請求項6】
式(II)において、バリウム、マグネシウム及びケイ素が、ユウロピウム及びマンガン以外の元素によって置換されない、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用。
【請求項7】
前記式(II)の化合物が、Ba
2.7
Eu
0.3
Mg
0.9
Mn
0.1
Si
2
O
8
である、請求項3に記載の使用。
【請求項8】
前記式(II)の化合物が、Ba
2.94
Eu
0.06
Mg
0.95
Mn
0.05
Si
2
O
8
である、請求項3に記載の使用。
【請求項9】
前記シリケートS1が、式(III):
Ba
3(1-x-y)
Eu
3x
Pr
3y
Mg
1-z
Mn
z
Si
2(1-3v/2)
M
3v
O
8
(III)
(式中、Mは、アルミニウム、ガリウム又はホウ素であり、0<x≦0.3、0<y≦0.1、0<z≦0.3、0≦v≦0.1である)の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項10】
前記フィルム中のシリケートS1の量が、フィルムの総量に関して、0.01~10重量%、特に0.1~5重量%である、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物の花の発達を増加させるための、少なくともマトリックス及びシリケートを含むグリーンハウスフィルム中でのシリケートの使用に関する。前記発明は、植物の花の発達を増加させるための少なくともマトリックス及び前記シリケートを含むフィルム、並びに植物の花の発達を増加させるためのグリーンハウス中に少なくともマトリックス及び前記シリケートを含むフィルムの使用にも関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
花は、環境に美をもたらすため、そしてロマンス、儀式、宗教、医療の目的として、及び食品の供給源として、人間によって長く賞賛及び使用されてきた。さらに、花から抽出される天然生成物から得られる、いくつかの商業的な価値、並びに多くの使用及び応用がある。
【0003】
花の形態は非常に複雑であり、且つ特有であって、一連の別個の発達のステップ、すなわち、花成誘導、花原基の形成及び花器官の生成として考えることができる。これが生じるために起こらなければならない3つの生理的発達がある:第一に、植物は性未熟から性成熟状態へと移行しなければならない(すなわち開花への移行);第二に、植物分裂組織から花芽分裂組織又は花序への頂端分裂組織の作用の変換;そして最後に花の個々の器官の成長。後者の段階は、ABCモデルを使用してモデル化されており、それはプロセスの生物学的基礎を分子及び発達遺伝学の観点から説明するものである。各ステップを中断させる突然変異は様々な種で単離されており、遺伝的ヒエラルキーが開花プロセスを導くことを示唆した(概観に関して、Weigel and Meyerowitz,In Molecular Basis of Morphogenesis(ed.M.Bernfield).51st Annual Symposium of the Society for Developmental Biology,pp.93-107,New York,1993を参照のこと)。
【0004】
花の発達は、非常に特有であると考えられ、植物成長に関連づけられず、通常、植物の成長速度を促進するか、又は増加させるか、又は改善するものとして、或いは植物の径を増加させるか、又は増加を促進するものとして定義される。実際には、そのバイオマス量の増加の他に、花の適切な発達;すなわち、植物によって発生する花の数、それらのサイズ及び/又は品質を確実にすることも要求される。
【0005】
花の発達は、通常、農薬組成物、遺伝子組替え体又は特定の変種を使用して得られる。
【0006】
そのような農薬組成物は、植物成長を促進し、収穫収量を増加させる観点から効率的でなければならない。したがって、高い植物生産性を得ることが一般に望ましい。前記生産性を改善するために、収穫生産性を増加させるための有機製品が非常に多く使用されてきたが、哺乳類、特にヒトに対するこれらの製品の長期影響に対する懸念が生じている。したがって、前記製品の長期影響に対する懸念がない状態で、製品の助けによって収穫生産性を改善することも必要とされている。適切な花の発達の増加に達するための遺伝子組替え体又は特定の変種の使用は複雑であり、そして広範囲の植物及び変種に適応することができない。
【0007】
その場合、様々な種類の植物に使用され得る単純な様式で花の発達を促進させる必要がある。
【発明の概要】
【0008】
本発明は、この技術的問題及び対処されていない問題を解決することを目的とする。実際に、植物と直接接触せず、且つ放射線誘発放射効率を有する農薬組成物は、植物によって発生する花の数、それらのサイズ及び/又は品質などの花の発達において優れた結果を示すように見える。今や、天然植物ホルモンに影響を及ぼす化学薬品を使用せずに、そして前記製品の長期影響に対する懸念のない状態で、花の発達を増加させることを可能にする植物の処理を行うことが可能であるように見える。
【0009】
本発明は、花の発達を増加させる観点から非常に有効であり、且つ収穫収量の改善を導く植物の処理を提供する。さらにまた、本発明において使用される処理は、優れた物理化学特性、特に改善された貯蔵時の安定性を有する。また無機性質の粒子は、環境に対する影響がより低く、特に哺乳類、特にヒトに対する長期影響が減少する。
【0010】
バラ及び花産業は、栽培者レベルで北アメリカにおいて50億ドル~60億ドル(US)を超える価値があると推定される。この産業は、通常、切断から市場出荷まで約11~14週間のターンアラウンド時間を必要とする。本発明の技術が提供された場合、市場まで約10~20日の減少を伴って、より高品質の製品を製造する能力は、花き/園芸産業に対する有意な費用利点である。
(【0011】以降は省略されています)
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