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公開番号
2025090517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2024190313
出願日
2024-10-30
発明の名称
皮膚化粧料組成物
出願人
ライオン株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
A61K
8/34 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】表皮ブドウ球菌に対する殺菌効果を抑えつつ、アクネ菌に対する殺菌効果に優れる選択殺菌剤の提供。
【解決手段】(A)炭素数が8以上12以下のアルカンジオール、及びアルキル基の炭素数が8以上12以下のアルキルグリセリルエーテルから選択される1種以上と、(B)1種以上のノニオン界面活性剤と、を含有することを特徴とする皮膚化粧料組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)炭素数が8以上12以下のアルカンジオール、及びアルキル基の炭素数が8以上12以下のアルキルグリセリルエーテルから選択される1種以上と、
(B)下記(B1)~(B6)から選択される1種以上のノニオン界面活性剤と、を含有することを特徴とする皮膚化粧料組成物。
(B1)エチレンオキサイドの平均付加モル数が65以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(B2)脂肪酸由来の炭素数が8以上18以下であり、グリセリンの平均重合度が1以上10以下であるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
(B3)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
(B4)アルキル基の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
(B5)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリエチレングリコール脂肪酸エステル
(B6)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が4以上30以下であるポリオキシエチレンソルビットモノ脂肪酸エステル
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が、0.37以上1以下である、請求項1に記載の皮膚化粧料組成物。
【請求項3】
前記(A)成分の含有量が、前記皮膚化粧料組成物の全量に対して、0.05質量%以上0.4質量%以下であり、
前記(B)成分の含有量が、前記皮膚化粧料組成物の全量に対して、0.3質量%以上4.0質量%以下である、請求項1又は2に記載の皮膚化粧料組成物。
【請求項4】
(C)パンテノール、パントテニルエチルエーテル、及びパントテン酸又はその塩から選択される1種以上を含有する、請求項1又は2に記載の皮膚化粧料組成物。
【請求項5】
前記(C)成分の含有量が、前記皮膚化粧料組成物の全量に対して、0.3質量%以上1.0質量%以下である、請求項4に記載の皮膚化粧料組成物。
【請求項6】
洗い流さないタイプである、請求項1又は2に記載の皮膚化粧料組成物。
【請求項7】
クリーム剤である、請求項1又は2に記載の皮膚化粧料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚化粧料組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ニキビケアとしては、皮膚上において、ニキビの悪化要因となるアクネ菌を減らし、かつ表皮ブドウ球菌を多く保つことが有効であることが知られている(例えば、非特許文献1参照)。ニキビ用外用剤組成物としては、例えば、イソプロピルメチルフェノールを含有するニキビ用外用剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、前記特許文献1を含む従来のニキビ用外用剤組成物は、通常殺菌成分として、抗菌スペクトルが広いイソプロピルメチルフェノールを含有するため、アクネ菌のみならず、表皮ブドウ球菌までをも殺菌してしまうという懸念点があった。また、イソプロピルメチルフェノール等の通常殺菌剤は、敏感肌への刺激性についても懸念点があった。
【0004】
したがって、表皮ブドウ球菌に対する殺菌効果を抑えつつ、アクネ菌に対する殺菌効果に優れる皮膚化粧料組成物の提供が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-231082号公報
【非特許文献】
【0006】
Jean-Paul C,et al,(2019),Staphylococcus epidermidis A Potential New Player in the Physiopathology of Acne,Dermatology,235
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、表皮ブドウ球菌に対する殺菌効果を抑えつつ、アクネ菌に対する殺菌効果に優れる皮膚化粧料組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の皮膚化粧料組成物は、(A)炭素数が8以上12以下のアルカンジオール、及びアルキル基の炭素数が8以上12以下のアルキルグリセリルエーテルから選択される1種以上と、(B)下記(B1)~(B6)から選択される1種以上のノニオン界面活性剤と、を含有する。
(B1)エチレンオキサイドの平均付加モル数が65以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(B2)脂肪酸由来の炭素数が8以上18以下であり、グリセリンの平均重合度が1以上10以下であるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
(B3)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
(B4)アルキル基の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
(B5)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリエチレングリコール脂肪酸エステル
(B6)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が4以上30以下であるポリオキシエチレンソルビットモノ脂肪酸エステル
【0009】
本発明は、本発明者による知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては以下の通りである。
<1>
(A)炭素数が8以上12以下のアルカンジオール、及びアルキル基の炭素数が8以上12以下のアルキルグリセリルエーテルから選択される1種以上と、
(B)下記(B1)~(B6)から選択される1種以上のノニオン界面活性剤と、を含有することを特徴とする皮膚化粧料組成物である。
(B1)エチレンオキサイドの平均付加モル数が65以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(B2)脂肪酸由来の炭素数が8以上18以下であり、グリセリンの平均重合度が1以上10以下であるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
(B3)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
(B4)アルキル基の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
(B5)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上30以下であるポリエチレングリコール脂肪酸エステル
(B6)脂肪酸由来の炭素数が12以上18以下であり、エチレンオキサイドの平均付加モル数が4以上30以下であるポリオキシエチレンソルビットモノ脂肪酸エステル
<2>
前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が、0.37以上1以下である、<1>に記載の皮膚化粧料組成物である。
<3>
前記(A)成分の含有量が、前記皮膚化粧料組成物の全量に対して、0.05質量%以上0.4質量%以下であり、
前記(B)成分の含有量が、前記皮膚化粧料組成物の全量に対して、0.3質量%以上4.0質量%以下である、<1>又は<2>に記載の皮膚化粧料組成物である。
<4>
(C)パンテノール、パントテニルエチルエーテル、及びパントテン酸又はその塩から選択される1種以上を含有する、<1>から<3>のいずれかに記載の皮膚化粧料組成物である。
<5>
前記(C)成分の含有量が、前記皮膚化粧料組成物の全量に対して、0.3質量%以上1.0質量%以下である、<4>に記載の皮膚化粧料組成物である。
<6>
洗い流さないタイプである、<1>から<5>のいずれかに記載の皮膚化粧料組成物である。
<7>
クリーム剤である、<1>から<6>のいずれかに記載の皮膚化粧料組成物である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、表皮ブドウ球菌に対する殺菌効果を抑えつつ、アクネ菌に対する殺菌効果に優れる皮膚化粧料組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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