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公開番号
2025090465
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205708
出願日
2023-12-05
発明の名称
液体口腔用組成物
出願人
ライオン株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A61K
8/60 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、グリチルリチン酸類と硝酸カリウムを含み、知覚過敏作用が発揮され、硝酸カリウムの塩味/嫌味がマスキングされ、かつ、グリチルリチン酸塩の安定性の良好な液体口腔用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、(A)グリチルリチン酸、又は、グリチルリチン酸の、ナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩等の塩、(B)硝酸カリウム、フッ化カリウム等の無機水溶性カリウム塩、及び(C)ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸カルシウム、ピロリドンカルボン酸マグネシウム、ピロリドンカルボン酸亜鉛、ピロリドンカルボン酸カリウム等のピロリドンカルボン酸塩を含有する液体口腔用組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)グリチルリチン酸又はその塩、
(B)無機水溶性カリウム塩、及び
(C)ピロリドンカルボン酸塩
を含有する液体口腔用組成物。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
(A)成分が、グリチルリチン酸のナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載の液体口腔用組成物。
【請求項3】
(B)成分が、硝酸カリウム及びフッ化カリウムから選ばれる1種以上である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
【請求項4】
(C)成分が、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸カルシウム、ピロリドンカルボン酸マグネシウム、ピロリドンカルボン酸亜鉛、ピロリドンカルボン酸カリウムから選ばれるピロリドンカルボン酸塩から選ばれる1種以上である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
【請求項5】
(A)成分の含有量が0.001~2質量%である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
【請求項6】
(B)成分の含有量が0.1~10質量%である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
【請求項7】
(C)成分の含有量がピロリドンカルボン酸の量として0.1~20質量%である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
【請求項8】
(B)成分の含有量の(A)成分の含有量に対する比(B)/(A)が、0.1~5000である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
【請求項9】
(C)成分の含有量の(B)成分の含有量に対する比(C)/(B)が0.01~200である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
【請求項10】
(C)成分の含有量の(A)成分の含有量に対する比(C)/(A)が0.1~10000である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
象牙質過敏症の予防策として、神経鈍麻作用を持ち、知覚過敏予防の有効成分として公知である硝酸カリウムを口腔用組成物に配合することが知られている(例えば、特許文献1)。硝酸カリウムは独特の塩味/嫌味を有し、特に洗口剤用途では、この塩味/嫌味を緩和することが望ましい。
【0003】
また、口腔用組成物には口腔内の不具合を予防・治療する目的で種々の有効成分が配合される。特に、歯周疾患の予防・治療には、炎症抑制効果、血行促進効果、組織賦活効果等を有する様々な有効成分が用いられている。中でもグリチルリチン酸及びその塩等のグリチルリチン酸類が、天然物由来の有効成分で高い抗炎症効果を有することなどから汎用されている。さらに、グリチルリチン酸及びその塩は、ショ糖の100~200倍の甘味度を有し、高甘味度甘味料としても使用されている。
【0004】
一方、ピロリドンカルボン酸を配合した口腔用組成物が、抗炎症効果、製剤安定性等の効果を発揮できることも報告されている(例えば、特許文献2)。特許文献3には、ピロリドンカルボン酸、硝酸カリウム等の1~3価の金属イオン源を、ビタミンE等のLogPow値が1以上の化合物、水溶性高分子化合物、N-アシルサルコシン塩を含有する液体口腔用組成物は、高温保存後の外観安定性が良好であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-150912号公報
国際公開第2014/157547号
国際公開第2021/132169号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
洗口剤等の液体口腔用組成物において、グリチルリチン酸類と硝酸カリウムを組み合わせて、硝酸カリウムの独特の塩味/嫌味をマスキングしようとすると、グリチルリチン酸塩の安定性(製剤への分散性)に改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、グリチルリチン酸類と硝酸カリウムを含み、知覚過敏作用が発揮され、硝酸カリウムの塩味/嫌味がマスキングされ、かつ、グリチルリチン酸塩の安定性の良好な液体口腔用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の〔1〕~〔10〕を提供する。
〔1〕(A)グリチルリチン酸又はその塩、
(B)無機水溶性カリウム塩、及び
(C)ピロリドンカルボン酸塩
を含有する液体口腔用組成物。
〔2〕(A)成分が、グリチルリチン酸のナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩からなる群より選ばれる1種以上である、〔1〕に記載の液体口腔用組成物。
〔3〕(B)成分が、硝酸カリウム及びフッ化カリウムから選ばれる1種以上である、〔1〕又は〔2〕に記載の液体口腔用組成物。
〔4〕(C)成分が、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸カルシウム、ピロリドンカルボン酸マグネシウム、ピロリドンカルボン酸亜鉛、ピロリドンカルボン酸カリウムから選ばれるピロリドンカルボン酸塩から選ばれる1種以上である、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物。
〔5〕(A)成分の含有量が0.001~2質量%である、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物。
〔6〕(B)成分の含有量が0.1~10質量%である、〔1〕~〔5〕のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物。
〔7〕(C)成分の含有量がピロリドンカルボン酸の量として0.1~20質量%である、〔1〕~〔6〕のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物。
〔8〕(B)成分の含有量の(A)成分の含有量に対する比(B)/(A)が、0.1~5000である、〔1〕~〔7〕のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物。
〔9〕(C)成分の含有量の(B)成分の含有量に対する比(C)/(B)が0.01~200である、〔1〕~〔8〕のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物。
〔10〕(C)成分の含有量の(A)成分の含有量に対する比(C)/(A)が0.1~10000である、〔1〕~〔9〕のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、知覚過敏抑制作用を発揮でき、塩味/嫌味がマスキングされることにより使用感が良好であり、かつ、グリチルリチン酸類の分散性が良好なため安定性にも優れる液体口腔用組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔1.液体口腔用組成物〕
液体口腔用組成物は、(A)~(C)成分を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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