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公開番号2025090437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205653
出願日2023-12-05
発明の名称自覚式検眼装置および自覚式検眼プログラム
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/028 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 自覚式検査における検査項目毎の初期設定を容易に実行できる自覚式検眼装置および自覚式検眼プログラムを提供する。
【解決手段】 被検眼に検査視標を呈示する視標呈示手段と、視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、操作手段と、操作手段からの操作信号に基づいて、視標呈示手段と矯正手段の設定の変更を実行する制御手段と、を有し、被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置であって、所定の検査項目に対する第1測定の実行中において操作手段が操作され、視標呈示手段および矯正手段の少なくともいずれかの設定が変更された際の変更実行結果を取得し、所定の検査項目に対する第1測定とは異なるタイミングの第2測定を行う場合における、視標呈示手段および矯正手段の少なくともいずれかの初期の設定を行うための初期情報を、変更実行結果に基づいて作成し記憶手段に記憶させる初期情報作成手段と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼に検査視標を呈示する視標呈示手段と、
前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、
操作手段と、
前記操作手段からの操作信号に基づいて、前記視標呈示手段と前記矯正手段の設定の変更を実行する制御手段と、
を有し、
前記被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置であって、
所定の検査項目に対する第1測定の実行中において、前記操作手段が操作され、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの設定が変更された際の変更実行結果を取得し、前記所定の検査項目に対する前記第1測定とは異なるタイミングの第2測定を行う場合における、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの初期の設定を行うための初期情報を、前記変更実行結果に基づいて作成し記憶手段に記憶させる初期情報作成手段と、
を備えることを特徴とする自覚式検眼装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1の自覚式検眼装置において、
前記所定の検査項目に対する前記第2測定の開始時に、前記初期情報作成手段が作成した前記初期情報に基づいて、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかを設定する設定手段を備えることを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項3】
請求項1または2の自覚式検眼装置において、
前記所定の検査項目の前記第1測定中に設定が変更された前記変更実行結果は、
前記視標呈示手段が呈示する検査視標の種類であって、前記所定の検査項目にて使用される検査視標の種類の設定と、
前記矯正手段が変化させる視標光束の光学特性であって、前記所定の検査項目にて切り換えられる視標光束の光学特性の設定と、
の少なくともいずれかの設定に関する変更実行結果であることを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項4】
請求項3の自覚式検眼装置において、
前記矯正手段が変化させる前記視標光束の前記光学特性の設定は、前記被検眼の眼屈折力を矯正するための矯正度数のステップ幅と、前記視標光束の光路中における補助レンズの配置と、の少なくともいずれかの設定であることを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかの自覚式検眼装置において、
前記初期情報作成手段は、検者を識別するための識別情報に関連付けて、前記初期情報を記憶させ、
前記設定手段は、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの設定を、前記識別情報に応じて切り換えることを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかの自覚式検眼装置において、
検者による前記初期情報の記憶動作を誘導するための誘導情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかの自覚式検眼装置において、
前記設定手段は、前記自覚式検眼装置が操作されず所定期間が経過した場合に、前記初期情報に応じた前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの設定を解除することを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項8】
被検眼に検査視標を呈示する視標呈示手段と、
前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、
操作手段と、
を有し、
前記被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置にて用いる自覚式検眼プログラムであって、
前記自覚式検眼装置のプロセッサに実行されることで、
所定の検査項目に対する第1測定の実行中において、前記操作手段が操作され、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの設定が変更された際の変更実行結果を取得し、前記所定の検査項目に対する前記第1測定とは異なるタイミングの第2測定を行う場合における、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの初期の設定を行うための初期情報を、前記変更実行結果に基づいて作成し記憶手段に記憶させる初期情報作成手段ステップを前記自覚式検眼装置に実行させることを特徴とする自覚式検眼プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置および自覚式検眼プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
被検者の眼前に光学部材を配置し、被検眼に光学部材を介した検査視標を呈示することによって、被検眼の光学特性を測定する自覚式検眼装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-176893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被検眼の自覚式検査は、所定の検査項目毎に、検者が検査視標の種類を都度選択したり、あるいは、自動的に予め設定された検査視標の種類に切り換わったりすることで、進められる。一例として、球面検査ではレッドグリーン視標、乱視検査では点群視標、視力検査ではランドルト環視標、等が選択(または、設定)される。もちろん、このような検査視標の種類に限らず、被検眼の矯正度数を変更する際のステップ幅、プリズムやフィルタ等を含む補助レンズの配置、等も選択(設定)されることがある。
【0005】
しかし、前述した検査視標の都度の選択は、毎回の検査項目で行う必要があり、作業が手間であった。また、検者が使用したい検査視標と自動的に切り換わる検査視標が異なる場合は、予め設定を変更しておく等の対応が必要となり、これも作業が手間であった。その他の項目も同様に、毎回の設定変更あるいは予めの設定変更がなされており、その作業は手間であった。なお、検者によって検査項目の進め方は様々であるため、特に、検者が複数人いる施設等では検者が変わる度に設定が変更されることになり、煩わしいという問題もあった。
【0006】
本開示は、上記の問題点を鑑み、自覚式検査における検査項目毎の初期設定を容易に実行できる自覚式検眼装置および自覚式検眼プログラムを提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本開示は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 本開示の第1態様に係る自覚式検眼装置は、被検眼に検査視標を呈示する視標呈示手段と、前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、操作手段と、前記操作手段からの操作信号に基づいて、前記視標呈示手段と前記矯正手段の設定の変更を実行する制御手段と、を有し、前記被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置であって、所定の検査項目に対する第1測定の実行中において、前記操作手段が操作され、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの設定が変更された際の変更実行結果を取得し、前記所定の検査項目に対する前記第1測定とは異なるタイミングの第2測定を行う場合における、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの初期の設定を行うための初期情報を、前記変更実行結果に基づいて作成し記憶手段に記憶させる初期情報作成手段と、を備えることを特徴とする。
(2) 本開示の第2態様に係る自覚式検眼プログラムは、被検眼に検査視標を呈示する視標呈示手段と、前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、操作手段と、を有し、前記被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置にて用いる自覚式検眼プログラムであって、前記自覚式検眼装置のプロセッサに実行されることで、所定の検査項目に対する第1測定の実行中において、前記操作手段が操作され、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの設定が変更された際の変更実行結果を取得し、前記所定の検査項目に対する前記第1測定とは異なるタイミングの第2測定を行う場合における、前記視標呈示手段および前記矯正手段の少なくともいずれかの初期の設定を行うための初期情報を、前記変更実行結果に基づいて作成し記憶手段に記憶させる初期情報作成手段ステップを前記自覚式検眼装置に実行させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
自覚式検眼装置の外観図である。
投光光学系の概略図である。
眼屈折力測定ユニットの概略図である。
自覚式検眼装置の制御系の概略図である。
操作画面の一例である。
メッセージ画面の一例である。
メッセージ画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<概要>
本実施形態に係る自覚式検眼装置の概要を説明する。以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用され得る。
【0010】
<視標呈示手段>
本実施形態の自覚式検眼装置は、視標呈示手段を備えてもよい。視標呈示手段は、被検眼に検査視標を呈示する。例えば、視標呈示手段は、被検眼に検査視標を呈示するために、被検眼に向けて視標光束を投光してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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