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公開番号
2025089910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204883
出願日
2023-12-04
発明の名称
カメラシステム、データ保存方法、及び、プログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
H04N
5/76 20060101AFI20250609BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】保存データが内部ストレージの空き容量(記憶可能能力)を圧迫することを防いで、データの保存可能時間(量)を増やす。
【解決手段】カメラシステム100は、第1ストレージ(外部ストレージ111)と、第2ストレージ(内部ストレージ112)と、撮影データから処理済データを生成するデータ処理部12と、データを管理するデータ管理部13と、を備える。データ管理部は、第1ストレージの使用量が第1閾値を超えている場合に、撮影データのみを第2ストレージに格納する。また、データ管理部は、第1ストレージの使用量が特定処理用閾値よりも少なくなった場合に、データ処理で第2ストレージの撮影データから生成される処理済データを第1ストレージに保存する。そして、生成に用いられた撮影データを第2ストレージから削除する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ストレージと、
第2ストレージと、
撮影データから処理済データを生成するデータ処理部と、
データを管理するデータ管理部と、を備え、
前記データ管理部は、
前記第1ストレージの使用量が第1閾値を超えている場合に、撮影データのみを前記第2ストレージに格納し、
前記第1ストレージの使用量が特定処理用閾値よりも少なくなった場合に、データ処理で前記第2ストレージの撮影データから生成される処理済データを前記第1ストレージに保存し、生成に用いられた撮影データを前記第2ストレージから削除する、
カメラシステム。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
前記第1閾値と第2閾値と前記特定処理用閾値が大きい方から順に設定されており、
前記データ管理部は、
前記第1ストレージの使用量が前記第2閾値と前記第1閾値との間にある場合に、撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記処理済データの一部を前記第1ストレージに格納し、
前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値を超えている場合に、撮影データのみを前記第2ストレージに格納し、
前記第1ストレージの使用量が前記特定処理用閾値よりも少なくなった場合に、前記データ処理で生成される処理済データを前記第1ストレージに保存し、生成に用いられた撮影データを前記第2ストレージから削除する、
請求項1に記載のカメラシステム。
【請求項3】
前記第1閾値と第2閾値と第3閾値と前記特定処理用閾値が大きい方から順に設定されており、
前記データ管理部は、
前記第1ストレージの使用量が前記第3閾値と前記第2閾値との間にある場合に、撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記処理済データの一部として生成される比較的容量が小さな小容量データと比較的容量が大きな大容量データの一部を前記第1ストレージに格納し、
前記第1ストレージの使用量が前記第2閾値と前記第1閾値との間にある場合に、撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記処理済データの一部として前記小容量データを前記第1ストレージに格納し、
前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値を超えている場合に、撮影データのみを前記第2ストレージに格納し、
前記第1ストレージの使用量が前記特定処理用閾値よりも少なくなった場合に、前記データ処理で生成される処理済データを前記第1ストレージに保存し、生成に用いられた撮影データを前記第2ストレージから削除する、
請求項1に記載のカメラシステム。
【請求項4】
前記第1ストレージの使用量を監視する使用量監視部と、
データの格納先を切り替える格納先切替部と、を備える、
請求項1に記載のカメラシステム。
【請求項5】
前記使用量監視部には、前記第1閾値と前記特定処理用閾値が大きい方から順に設定されており、
前記格納先切替部は、
前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値よりも少ない場合に、前記撮影データと前前記処理済データの格納先を前記第1ストレージに設定し、
前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値を超えている場合に、前記撮影データの格納先を前記第2ストレージに設定し、
前記撮影データが前記第2ストレージに格納されている場合で、かつ、前記第1ストレージの使用量が前記特定処理用閾値よりも少なくなったときに、前記データ処理で生成される処理済データの格納先を前記第1ストレージに設定する、
請求項4に記載のカメラシステム。
【請求項6】
前記使用量監視部には、前記第1閾値と第2閾値と前記特定処理用閾値が大きい方から順に設定されており、
前記格納先切替部は、
前記第1ストレージの使用量が前記第2閾値よりも少ない場合に、前記撮影データと前記処理済データの格納先を前記第1ストレージに設定し、
前記第1ストレージの使用量が前記第2閾値と前記第1閾値との間にある場合に、前記撮影データの格納先を記第2ストレージに設定するとともに、前記処理済データの一部の格納先を前記第1ストレージに設定し、
前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値を超えている場合に、前記撮影データの格納先を記第2ストレージに設定し、
前記撮影データが前記第2ストレージに格納されている場合で、かつ、前記第1ストレージの使用量が前記特定処理用閾値よりも少なくなったときに、前記データ処理で生成される処理済データの格納先を前記第1ストレージに設定する、
請求項4に記載のカメラシステム。
【請求項7】
前記データ管理部は、前記撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記処理済データの一部を前記第1ストレージに格納する際に、前記処理済データの一部に対応する対応撮影データに対して、前記処理済データの一部と関連付ける識別子を付与して、前記第2ストレージに格納する、
請求項6に記載のカメラシステム。
【請求項8】
前記使用量監視部には、前記第1閾値と第2閾値と第3閾値と前記特定処理用閾値が大きい方から順に設定されており、
前記格納先切替部は、
前記第1ストレージの使用量が前記第3閾値よりも少ない場合に、前記撮影データと前記処理済データの格納先を前記第1ストレージに設定し、
前記第1ストレージの使用量が前記第3閾値と前記第2閾値との間にある場合に、前記撮影データの格納先を前記第2ストレージに設定するととともに、前記処理済データの一部として生成される比較的容量が小さな小容量データと比較的容量が大きな大容量データの一部の格納先を前記第1ストレージに設定し、
前記第1ストレージの使用量が前記第2閾値と前記第1閾値との間にある場合に、前記撮影データの格納先を前記第2ストレージに設定するととともに、前記処理済データの一部として前記小容量データの格納先を前記第1ストレージに設定し、
前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値を超えている場合に、前記撮影データの格納先を記第2ストレージに設定し、
前記撮影データが前記第2ストレージに格納されている場合で、かつ、前記第1ストレージの使用量が前記特定処理用閾値よりも少なくなったときに、前記データ処理で生成される処理済データの格納先を前記第1ストレージに設定する、
請求項4に記載のカメラシステム。
【請求項9】
前記データ管理部は、前記撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記小容量データを前記第1ストレージに格納する際に、前記小容量データに対応する対応撮影データに対して、前記小容量データと関連付ける識別子を付与して、前記第2ストレージに格納する、
請求項8に記載のカメラシステム。
【請求項10】
前記使用量監視部は、閾値の設定に用いるリストデータを保持しており、前記リストデータに基づいて閾値を設定する、
請求項4に記載のカメラシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラシステム、データ保存方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、各種の監視対象を自動的に撮影するカメラシステムが普及している。その一例として、例えば、石油製品を取り扱う工場等においてガス漏れを監視するガス監視カメラシステムがある。ガス監視カメラシステムは、赤外カメラを備え、赤外カメラが撮影したRAW画像データ(以下、「撮影データ」と称する場合がある)を画像処理する。これにより、ガス監視カメラシステムは、漏出したガスをRGB(赤色と緑色と青色)で可視化したガス可視化動画像データ(以下、「処理画像データ」と称する場合がある)を生成する。ガス監視カメラシステムのユーザは、ガス可視化動画像データを見て、ガスが漏出しているか否かを判定する。また、ガス監視カメラシステムは、ガス可視化動画像データの生成に並行して撮りためたRAW画像データを画像処理して、監視対象であるガスの漏出位置や漏出エリアを特定し、漏出したガスの流出量を測定する。その際に用いられるRAW画像データや生成されるガス可視化動画像データは、データサイズが比較的大きい。そのため、ガス監視カメラシステムは、メモリではなく、ストレージにRAW画像データやガス可視化動画像データを保存する。また、ガス監視カメラシステムは、測定によって取得された各種の測定データもストレージに保存する。なお、ガス監視カメラシステムでは、カメラに着脱自在に取り付けられた外部ストレージと、カメラに内蔵された内部ストレージとが用意されている。外部ストレージには、RAW画像データや、ガス可視化動画像データ、各種の測定データが格納される。内部ストレージには、アプリケーションソフトウェアやログデータ等のシステムデータが格納される。
【0003】
しかしながら、RAW画像データやガス可視化動画像データ、各種の測定データを長期間保存しておくと、これらの保存データがストレージの空き容量(記憶可能能力)を圧迫してしまう。これにより、ガス監視カメラシステムの動作に影響を及ぼしてしまい、データの保存可能時間(量)が著しく短くなってしまう。したがって、ガス監視カメラシステムは、外部ストレージの空き容量が0(ゼロ)に近い場合に、データを保存できない。そのため、この場合に、ユーザは、カメラに取り付けられた外部ストレージを、空き容量のある別の外部ストレージに交換する。しかしながら、ガス監視カメラシステムは、ユーザが居る事業所から離れた場所で使用される場合が多い。そのため、ユーザは、外部ストレージを交換するのに手間や時間を要する。そこで、外部ストレージではなく、内部ストレージに、データを格納することが提案されている。例えば、この種の技術として、特許文献1には、電源を切った後も保持可能な内部メモリに画像ファイルを保存しておき、再度電源を入れたときに画像を消去又は外部記憶装置に転送する発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-014429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、RAW画像データやガス可視化動画像データ、各種の測定データを内部ストレージに保存しようとすると、保存データが内部ストレージの空き容量(記憶可能能力)を圧迫してしまう可能性がある。そのため、この場合に、カメラシステムの動作に影響を及ぼしてしまい、データの保存可能時間(量)が著しく短くなってしまう可能性がある。
【0006】
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、保存データが内部ストレージの空き容量(記憶可能能力)を圧迫することを防いで、データの保存可能時間(量)を増やすことができるカメラシステム、データ保存方法、及び、プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記課題は、下記の手段により解決される。
【0008】
(1)カメラシステムであって、第1ストレージと、第2ストレージと、撮影データから処理済データを生成するデータ処理部と、データを管理するデータ管理部と、を備え、前記データ管理部は、前記第1ストレージの使用量が第1閾値を超えている場合に、撮影データのみを前記第2ストレージに格納し、前記第1ストレージの使用量が特定処理用閾値よりも少なくなった場合に、データ処理で前記第2ストレージの撮影データから生成される処理済データを前記第1ストレージに保存し、生成に用いられた撮影データを前記第2ストレージから削除する、カメラシステム。
【0009】
(2)前記第1閾値と第2閾値と前記特定処理用閾値が大きい方から順に設定されており、前記データ管理部は、前記第1ストレージの使用量が前記第2閾値と前記第1閾値との間にある場合に、撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記処理済データの一部を前記第1ストレージに格納し、前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値を超えている場合に、撮影データのみを前記第2ストレージに格納し、前記第1ストレージの使用量が前記特定処理用閾値よりも少なくなった場合に、前記データ処理で生成される処理済データを前記第1ストレージに保存し、生成に用いられた撮影データを前記第2ストレージから削除する、上記(1)に記載のカメラシステム。
【0010】
(3)前記第1閾値と第2閾値と第3閾値と前記特定処理用閾値が大きい方から順に設定されており、前記データ管理部は、前記第1ストレージの使用量が前記第3閾値と前記第2閾値との間にある場合に、撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記処理済データの一部として生成される比較的容量が小さな小容量データと比較的容量が大きな大容量データの一部を前記第1ストレージに格納し、前記第1ストレージの使用量が前記第2閾値と前記第1閾値との間にある場合に、撮影データを前記第2ストレージに格納するとともに、前記処理済データの一部として前記小容量データを前記第1ストレージに格納し、前記第1ストレージの使用量が前記第1閾値を超えている場合に、撮影データのみを前記第2ストレージに格納し、前記第1ストレージの使用量が前記特定処理用閾値よりも少なくなった場合に、前記データ処理で生成される処理済データを前記第1ストレージに保存し、生成に用いられた撮影データを前記第2ストレージから削除する、上記(1)に記載のカメラシステム。
(【0011】以降は省略されています)
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