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公開番号2025089819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204718
出願日2023-12-04
発明の名称撮影装置、移動体、撮影方法及びコンピュータプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20250609BHJP(電気通信技術)
要約【課題】
移動体のユーザーが、自車両としての移動体とその周辺状況との関係を把握しやすい撮影装置を提供することを目的としている。
【解決手段】
移動体に配置される撮影装置であって、前記移動体のフロント側透明部材の一部又は全部と、前記移動体の右側の領域又は左側の領域の少なくとも一方と、を同時に映像として撮影する撮影手段を備え、前記撮影手段は前記移動体のフロント側透明部材より前方に配置される、ことを特徴とする。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
移動体に配置される撮影装置であって、
前記移動体のフロント側透明部材の一部又は全部と、前記移動体の右側の領域又は左側の領域の少なくとも一方と、を同時に映像として撮影する撮影手段を備え、
前記撮影手段は前記移動体の前記フロント側透明部材より前方に配置される、
ことを特徴とする撮影装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記撮影手段は、
光学系と撮像素子とを備え、
前記光学系は、光軸の中心を含む第1の画角と、前記第1の画角よりも周辺側の第2の画角とで結像倍率が異なり、
前記撮像素子の受光面は、前記第1の画角に含まれる物体を撮像する第1の領域と、前記第2の画角に含まれる物体を撮像する第2の領域と、を備え、前記第2の領域における単位画角あたりの画素数が、前記第1の領域における単位画角あたりの画素数よりも多い、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
【請求項3】
前記撮影手段は、
前記第1の領域により前記フロント側透明部材の底辺を撮像する、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
【請求項4】
前記撮影手段は、
前記フロント側透明部材の左側の一部を撮影している場合には、前記フロント側透明部材の一部と前記移動体の前記左側の領域とを同時に撮影し、
前記フロント側透明部材の右側の一部を撮影している場合には、前記フロント側透明部材の一部と前記移動体の前記右側の領域とを同時に撮影する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
【請求項5】
前記撮影手段の光軸が前記移動体の後方を向くように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
【請求項6】
前記撮影手段は、
前記フロント側透明部材の中央より左前方に配置される第1の撮影手段と、
前記フロント側透明部材の中央より右前方に配置される第2の撮影手段と、を有し、
前記第1の撮影手段の光軸と、前記第2の撮影手段の光軸と、が前記移動体の後方を向くように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
【請求項7】
前記撮影手段が撮影した前記映像から、前記フロント側透明部材と、前記移動体の前記右側の領域又は前記左側の領域の少なくとも一方と、を含む領域を切出映像として切り出す映像切出手段と、
前記切出映像を表示手段に出力する映像出力手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
【請求項8】
前記移動体の制御情報を取得する制御情報取得手段を備え、
前記映像出力手段は、前記制御情報に基づき、前記撮影手段が撮影した前記映像又は前記切出映像を切り替えて出力する、
ことを特徴とする請求項7に記載の撮影装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の撮影装置の前記撮影手段を搭載した移動体。
【請求項10】
移動体に配置される撮影装置を用いた撮影方法であって、
前記撮影装置は、前記移動体のフロント側透明部材の一部又は全部と、前記移動体の右側の領域又は左側の領域の少なくとも一方と、を同時に映像として撮影する撮影手段を備え、
前記撮影手段は前記移動体の前記フロント側透明部材より前方に配置され、
前記撮影手段が撮影した前記映像から、前記フロント側透明部材と、前記移動体の前記右側の領域又は前記左側の領域の少なくとも一方と、を含む領域を切出映像として切り出す映像切出ステップと、
前記移動体の制御情報を取得する制御情報取得ステップと、
前記制御情報に基づき、前記撮影手段が撮影した前記映像又は前記切出映像を切り替えて表示手段に出力する映像出力ステップと、を備えることを特徴とする撮影方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影装置、移動体、撮影方法及びコンピュータプログラム等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両に搭載されるルームミラーやサイドミラーを電子ミラーで置き換えるという要望がある。電子サイドミラーシステムは、従来の物理的なサイドミラーでは死角となってしまう領域まで広範囲に撮影することができる。
【0003】
他方、例えば特許文献1のように、車両に搭載された複数のカメラ映像を合成することで、車両外部に設定された仮想視点からの合成映像を形成する技術が知られている。この仮想視点を自車両の斜め上に設定することで自車両とその周辺状況との関係を把握可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-224881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運転手が電子サイドミラー映像から自車両の周辺状況を把握しようとした場合、自車両の側面の少なくとも一部分しか撮影されていないため、自車両とその周辺状況との関係を把握しづらい。他方、特許文献1のような技術を実現するには、複数のカメラ映像から仮想視点映像を形成するために各映像の射影変換や映像の合成等、複雑な処理が必要となりコストがかかる。
【0006】
本発明は、これらの課題を鑑みてなされたものであり、移動体とその周辺状況との関係を把握しやすい撮影装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の1つの側面の撮影装置は、
移動体に配置される撮影装置であって、
前記移動体のフロント側透明部材の一部又は全部と、前記移動体の右側の領域又は左側の領域の少なくとも一方と、を同時に映像として撮影する撮影手段を備え、
前記撮影手段は前記移動体のフロント側透明部材より前方に配置される、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、移動体とその周辺状況との関係を把握しやすい撮影装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る車両周辺撮影システム1000の構成例を示す機能ブロック図である。
実施形態1に係る周辺重視広角レンズ101の光学特性を説明する概念図である。
(A)、(B)は、実施形態1に係る第1撮像部100の光学特性を示す図である。
(A)、(B)は、実施形態1に係る第1撮像部100の配置を説明する概念図である。
実施形態1における第1撮像部100で撮影した第1視点映像を説明する概念図である。
(A)、(B)は、夫々UN-R46で規定されるクラスIII、IIの視野範囲を説明する概念図である。
実施形態1に係る映像切出部310により第1視点の各映像を切り出す範囲を説明する概念図である。
実施形態1において統合処理部300がカーナビ映像を出力する撮影方法の例を示すフローチャートである。
実施形態1において統合処理部300が側方映像を出力する撮影方法の例を示すフローチャートである。
実施形態2に係る車両周辺撮影システム1000’の構成例を示す機能ブロック図である。
実施形態2に係る側方撮像部200の配置を説明する概念図である。
実施形態2において図11の配置で撮影した第1視点映像を説明する概念図である。
実施形態2において統合処理部300が側方映像を出力する撮影方法の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、各図において、同一の部材または要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
(【0011】以降は省略されています)

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