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公開番号
2025089685
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204460
出願日
2023-12-04
発明の名称
斜視検査器具
出願人
学校法人帝京大学
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
A61B
3/08 20060101AFI20250609BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】融像維持能力を正確に測定でき、且つ小型軽量化を図ることができる斜視検査器具1を提供する。
【解決手段】手持ち式の本体2を備え、本体2は、2つの光透過部材8、9が重ねて配置される窓部3と、2つの光透過部材8、9を協働させて、窓部3を透過する光の透過率を連続的に可変する可変機構11と、を備える、斜視検査器具1。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
手持ち式の本体を備え、
前記本体は、
2つの光透過部材が重ねて配置される窓部と、
前記2つの光透過部材を協働させて、前記窓部を透過する光の透過率を連続的に可変する可変機構と、を備える、
斜視検査器具。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記可変機構は、前記光透過部材を前記窓部の面内で回転させる、
請求項1に記載の斜視検査器具。
【請求項3】
前記可変機構は、前記光透過部材を回転させるラックギアと、前記ラックギアに噛み合うピニオンギアと、前記ピニオンギアに回転力を付与する操作部と、を備える、
請求項2に記載の斜視検査器具。
【請求項4】
前記本体は、前記窓部を支持する握り部を備え、
前記操作部は、前記握り部に配置される、
請求項3に記載の斜視検査器具。
【請求項5】
前記操作部は、前記握り部の軸と直交する方向に回転操作される、
請求項4に記載の斜視検査器具。
【請求項6】
前記窓部には、透明以外の色フィルターが前記2つの光透過部材に重ねて配置される、
請求項1から5のいずれか一つに記載の斜視検査器具。
【請求項7】
前記可変機構は、前記光透過部材を前記窓部の面内でスライドさせる、
請求項1に記載の斜視検査器具。
【請求項8】
前記本体は、前記窓部を有する窓枠を備え、
前記光透過部材は、互いに同じ勾配を有する楔形状を有し、
前記窓枠は、前記窓部に前記光透過部材を対向させて保持する、
請求項7に記載の斜視検査器具。
【請求項9】
前記光透過部材は、互いの対向面にラックギアを有し、
前記窓枠は、前記ラックギアに噛み合うピニオンギアを備える、
請求項8に記載の斜視検査器具。
【請求項10】
前記光透過部材は、透明以外の色に呈されている、
請求項7から9のいずれか一つに記載の斜視検査器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、斜視検査器具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、手持ち式の本体を備える斜視検査器具が知られている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1は、融像を維持する能力(以下、「融像維持能力」という)の検査に用いられる検査器具を開示している。非特許文献1が開示する検査器具は、プレート式の本体に複数の窓部が縦一列に形成され、各窓部に光の透過率が異なるフィルターが配置されている。非特許文献1の検査器具を用いた検査では、間接性外斜視の患者の片眼に窓部を合わせ、そして、片眼に合わせる窓部を透過率が低い順に変えていき、斜視が出現した際のフィルターの透過率に基づいて融像維持能力を測定する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
高田遼太,外15名,“新たに作成されたRed filter ladderを用いた斜位の維持能力の評価”,日本視能訓練士協会誌,公益社団法人 日本視能訓練士協会,2017年,第46巻,p.245-256
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の構成は、フィルターの透過率が窓部ごとに段階的に変化することから、窓部の透過率の変化が連続的ではないため、被検査者が見る光の明るさには跳躍的変化が発生する。そのため、従来の構成では、明るさの跳躍的変化により斜視が発生したのか、片眼に合わさるフィルターの透過率が斜視が出現する程度の透過率であるのか、検査者が区別しにくく、融像維持能力を正確に測定できないという課題がある。また、複数の窓部の面積を確保するためには、本体の大きさが大きくなり、重量が重くなるという課題がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、融像維持能力を正確に測定でき、且つ小型軽量化を図ることができる斜視検査器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、手持ち式の本体を備え、前記本体は、2つの光透過部材が重ねて配置される窓部と、前記2つの光透過部材を協働させて、前記窓部を透過する光の透過率を連続的に可変する可変機構と、を備える、斜視検査器具である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、融像維持能力を正確に測定でき、且つ小型軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
斜視検査器具の斜視図である。
斜視検査器具の分割斜視図である。
斜視検査器具の平面図である。
図3の拡大図である。
斜視検査器具の斜視図である。
斜視検査器具の平面図である。
斜視検査器具の端面図である。
斜視検査器具の端面図である。
手持ち式本体を取り外した斜視検査器具の斜視図である。
図9の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施の形態]
図1、図2、及び図3は、第1実施形態に係わる斜視検査器具1を示す図である。
図1は斜視検査器具1の斜視図であり、図2は斜視検査器具1の分解斜視図であり、図3は斜視検査器具1の平面図である。
【0009】
斜視検査器具1は、融像維持能力を測定するための器具である。斜視検査器具1は、手持ち式の本体2を備える。本体2は、窓部3と握り部4とを備える。本体2は、一対のケース5、6により構成される。一対のケース5、6の窓部3の内側には、それぞれの一面を対向させた状態で、レッドフィルター7、一対の光透過部材8、9が重ねて配置される。レッドフィルター7、及び、一対の光透過部材8、9は、一対のケース5、6に重ねて収容されることで、一対のケース5、6に支持される。窓部3は、斜視検査器具1により検査される被検査者の視線が通る部位であり、円形状を有する。一対のケース5、6の握り部4の内側には、光透過部材9を窓部3の面内で回転操作する操作部10が収容される。
【0010】
レッドフィルター7は、可視光のうち長波長の光を透過させる円板である。一対の光透過部材8、9は、円形の偏光板である。一対の光透過部材8、9は、一面にスリットが形成されている。一対の光透過部材8、9は、光透過部材8のスリットと光透過部材9のスリットとの相対角度が変わることで、窓部3を透過する光の透過率を変える。
(【0011】以降は省略されています)
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