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公開番号
2025089539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025054952,2022572031
出願日
2025-03-28,2021-11-30
発明の名称
非燃焼加熱式たばこ及び電気加熱式たばこ製品
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A24D
1/20 20200101AFI20250605BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】加熱により生成される成分のデリバリーが改善された非燃焼加熱式たばこ及び電気加熱式たばこ製品を提供する。
【解決手段】たばこロッド部と、マウスピース部とを備える棒状の非燃焼加熱式たばこであって、該マウスピース部は冷却セグメントと、フィルター濾材を含むフィルターセグメントとを含み、非燃焼加熱式たばこの軸方向に対して、該冷却セグメントが、該たばこロッド部と該フィルターセグメントとに隣接して挟持され、かつ、該冷却セグメントの周方向に同心状に開孔が設けられており、該開孔が、冷却セグメントとフィルターセグメントとの境界から、冷却セグメント側の方向の4mm以上の領域に存在する、非燃焼加熱式たばこ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
たばこロッド部と、マウスピース部とを備える棒状の非燃焼加熱式たばこであって、
該マウスピース部は冷却セグメントと、フィルター濾材を含むフィルターセグメントとを含み、非燃焼加熱式たばこの軸方向に対して、該冷却セグメントが、該たばこロッド部と該フィルターセグメントとに隣接して挟持され、かつ、
該冷却セグメントの周方向に同心状に開孔が設けられており、該開孔が、冷却セグメントとフィルターセグメントとの境界から、冷却セグメント側の方向の4mm以上の領域に存在する、非燃焼加熱式たばこ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非燃焼加熱式たばこ及び電気加熱式たばこ製品に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、シガレット(紙巻きたばこ)の代替品として、電気加熱式デバイスに挿入して使用する非燃焼加熱式たばことから構成される電気加熱式たばこ製品が開発されている(特許文献1)。該非燃焼加熱式たばこは、一般的に、たばこ刻みや香味成分を生成する材料等が巻紙により巻装されてなるたばこロッド、加熱によりたばこロッドから発生した成分を吸引するためのマウスピース、及びこれらを巻装するチップペーパーを備える。
一般的に、電気加熱式たばこ製品では、非燃焼加熱式たばこを電気加熱式デバイスに挿入した後、ヒーター部材を発熱させることにより、該ヒーター部材に接触する箇所を起点としてたばこロッドが加熱され、発生した成分が使用者にデリバリーされる。
【0003】
加熱により発生される成分のデリバリーは、電気加熱式たばこ製品に限らず、シガレットでも重要な特性として考えられ、幅広く検討されてきた。
特許文献2には、多糖類のゲルに包含される揮発性含有剤をたばこロッドに添加することにより、初回パフ時の煙中に含まれる揮発性香料のデリバリー量を増やし、蔵置中にも揮発性香料の染み出しを生じることなく、かつ蔵置後の喫煙時に所望の揮発性香料デリバリー量を維持することができるシガレットが開示されている。
特許文献3には、たばこロッドの下流に配置されたフィルターに吸着剤又は液状吸収材を添加することにより、燃焼により生成する好ましくない成分を低減し、かつ良好な香味をデリバリーすることができるシガレットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2015-508676号公報
国際公開第2011/118040号
国際公開第2008/146548号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の特許文献2及び3には、たばこロッド又はフィルターに特定の材料を添加することにより、揮発成分の量を調整し、所望の成分デリバリーを達成する技術が開示されている。このようなたばこに含まれる材料の観点から加熱により生成される成分のデリバリーを向上させる技術と比較して、たばこの構造の観点から該成分のデリバリーを向上させる技術の検討は少なく、改善の余地がある。
また、電気加熱式たばこ製品は、燃焼を伴うシガレットと比較して、使用時の加熱温度が低く、生成される成分の量が少ないため、特に成分のデリバリーの改善が望まれている。
そこで、本発明では、加熱により生成される成分のデリバリーが改善された非燃焼加熱式たばこ及び電気加熱式たばこ製品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討した結果、マウスピース部に備わる冷却部に開孔を設け、かつ、該開孔を特定の領域に配置することにより、上記の課題を解決することができることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
[1] たばこロッド部と、マウスピース部とを備える棒状の非燃焼加熱式たばこであって、
該マウスピース部は冷却セグメントと、フィルター濾材を含むフィルターセグメントとを含み、非燃焼加熱式たばこの軸方向に対して、該冷却セグメントが、該たばこロッド部と該フィルターセグメントとに隣接して挟持され、かつ、
該冷却セグメントの周方向に同心状に開孔が設けられており、該開孔が、冷却セグメントとフィルターセグメントとの境界から、冷却セグメント側の方向の4mm以上の領域に存在する、非燃焼加熱式たばこ。
[2] 前記開孔が、非燃焼加熱式たばこの吸口端から、冷却セグメント側の方向の24mm以上の領域に存在する、[1]に記載の非燃焼加熱式たばこ。
[3] 前記開孔が、冷却セグメントとフィルターセグメントとの境界から、冷却セグメント側の方向の7mm以下の領域に存在する、[1]又は[2]に記載の非燃焼加熱式たばこ。
[4] 前記冷却セグメントの軸方向の長さが20mm以上であり、かつ、前記開孔が、冷却セグメントと前記たばこロッド部との境界から、冷却セグメント側の方向の5mm以上の領域に存在する、[1]又は[2]に記載の非燃焼加熱式たばこ。
[5] ヒーター部材と、該ヒーター部材の電力源となる電池ユニットと、該ヒーター部材を制御するための制御ユニットとを備える電気加熱型デバイスと、該ヒーター部材に接触するように挿入される、[1]~[4]のいずれかに記載の非燃焼加熱式たばこと、から構成される、電気加熱式たばこ製品。
[6] 前記冷却セグメントにおける、前記デバイスと接触する領域の吸口端側の端部よりも吸口端側に前記開孔が存在する、[5]に記載の電気加熱式たばこ製品。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、加熱により生成される成分のデリバリーが改善された非燃焼加熱式たばこ及び電気加熱式たばこ製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る非燃焼加熱式たばこの概略図である。
本発明の実施形態に係る非燃焼加熱式たばこの概略図である。
本発明の実施形態に係る電気加熱式たばこ製品の概略図である。
本発明の実施形態に係る電気加熱式たばこ製品の概略図である。
冷却セグメントと電気加熱式デバイスとが接触する領域の吸口端側の端部を説明するための図である。
冷却セグメントと電気加熱式デバイスとが接触する領域の吸口端側の端部を説明するための図である。
実施例におけるメンソールのデリバリー量を示すグラフである。
実施例におけるニコチンのデリバリー量を示すグラフである。
実施例におけるプロピレングリコールのデリバリー量を示すグラフである。
実施例におけるグリセリンのデリバリー量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施形態を詳細に説明するが、これらの説明は本発明の実施形態の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限りこれらの内容に限定されない。
また、本明細書において、「~」を用いてその前後に数値又は物性値を挟んで表現する場合、その前後の値を含むものとして用いることとする。
また、本明細書において、「複数」は、特段の断りがない限り、2以上であることを表す。
(【0011】以降は省略されています)
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