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公開番号2025088929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203772
出願日2023-12-01
発明の名称レーザ調整装置
出願人医療法人社団皓有会
代理人個人,個人
主分類A61N 5/067 20060101AFI20250605BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】対象部位に精度よくレーザ光を照射する。
【解決手段】レーザ調整装置1は、医療用レーザ装置から光ファイバ100を介して対象部位に照射されるレーザ光の位置を調整する。レーザ調整装置1は、施術者が把持可能に形成された把持部6と、光ファイバ100の先端を包囲するカバー部3と、を有する筐体2と、筐体2に収容され、カバー部3に対する光ファイバ100の先端の位置を変更するアクチュエータ4a~4cと、アクチュエータ4a~4cを制御する制御部と、を備える。カバー部3の先端部3aは、対象部位を含む領域の表面に当接可能に設けられる。制御部は、カバー部3の先端部3aが表面に当接された状態で、光ファイバ100から対象部位にレーザ光が照射されるようにアクチュエータ4a~4cを制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
医療用レーザ装置から光ファイバを介して対象部位に照射されるレーザ光の位置を調整するレーザ調整装置であって、
施術者が把持可能に形成された把持部と、前記光ファイバの先端を包囲するカバー部と、を有する筐体と、
前記筐体に収容され、前記カバー部に対する前記光ファイバの先端の位置を変更するアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御する制御部と、を備え、
前記カバー部の先端部は、前記対象部位を含む領域の表面に当接可能に設けられ、
前記制御部は、前記カバー部の先端部が前記表面に当接された状態で、前記光ファイバから前記対象部位にレーザ光が照射されるように前記アクチュエータを制御することを特徴とするレーザ調整装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のレーザ調整装置において、
施術内容に応じて予め定められたレーザ光の目標軌跡の情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された目標軌跡の情報に基づいて前記アクチュエータを制御することを特徴とするレーザ調整装置。
【請求項3】
請求項1に記載のレーザ調整装置において、
前記アクチュエータは、前記表面に平行な第1方向と、前記表面に平行で前記第1方向に垂直な第2方向と、前記第1方向および前記第2方向に垂直な第3方向と、に沿って、前記カバー部に対する前記光ファイバの先端の位置を変更することを特徴とするレーザ調整装置。
【請求項4】
請求項3に記載のレーザ調整装置において、
前記筐体に収容され、前記第3方向における前記表面の高さを検出する検出部をさらに備え、
前記制御部は、さらに前記検出部により検出された前記表面の高さに基づいて前記アクチュエータを制御することを特徴とするレーザ調整装置。
【請求項5】
請求項4に記載のレーザ調整装置において、
前記検出部は、ステレオカメラにより構成されることを特徴とするレーザ調整装置。
【請求項6】
請求項3~5のいずれか1項に記載のレーザ調整装置において、
前記表面に対して平行に、前記筐体に収容された第1プレートおよび第2プレートをさらに備え、
前記アクチュエータは、
前記第1プレートに固定され、前記第1方向に沿って前記第2プレートを移動する第1アクチュエータと、
前記第2プレートに固定され、前記第2方向に沿って前記光ファイバの先端の位置を変更する第2アクチュエータと、
前記筐体に固定され、前記第3方向に沿って前記光ファイバの先端の位置を変更する第3アクチュエータと、を有することを特徴とするレーザ調整装置。
【請求項7】
請求項6に記載のレーザ調整装置において、
前記第3方向に沿った前記光ファイバの先端の位置を規制する規制部をさらに備えることを特徴とするレーザ調整装置。
【請求項8】
請求項1に記載のレーザ調整装置において、
前記筐体は、前記アクチュエータを収容する収容部をさらに有し、
前記把持部は、前記収容部から突設されることを特徴とするレーザ調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用レーザ装置から光ファイバを介して対象部位に照射されるレーザ光の位置を調整するレーザ調整装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、医療用レーザ装置を歯科の分野に適用することが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、レーザ光を歯槽骨に照射するようにした歯列矯正方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-86531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、歯科等の分野で医療用レーザ装置を利用する場合には、施術者が光ファイバの先端を操作する必要があるため、対象部位に対して精度よくレーザ光を照射することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様であるレーザ調整装置は、医療用レーザ装置から光ファイバを介して対象部位に照射されるレーザ光の位置を調整する。レーザ調整装置は、施術者が把持可能に形成された把持部と、光ファイバの先端を包囲するカバー部と、を有する筐体と、筐体に収容され、カバー部に対する光ファイバの先端の位置を変更するアクチュエータと、アクチュエータを制御する制御部と、を備える。カバー部の先端部は、対象部位を含む領域の表面に当接可能に設けられる。制御部は、カバー部の先端部が表面に当接された状態で、光ファイバから対象部位にレーザ光が照射されるようにアクチュエータを制御する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、対象部位に精度よくレーザ光を照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係るレーザ調整装置の外観を概略的に示す斜視図。
図1のレーザ調整装置の内部構成の一例を概略的に示す側面図。
図1のレーザ調整装置の適用例について説明するための図。
図2の光ファイバから照射されるレーザ光の目標軌跡の一例を示す図。
図2の光ファイバから照射されるレーザ光の目標軌跡の別の例を示す図。
図2の第1、第2アクチュエータの一例を概略的に示す正面図。
図5の第1アクチュエータが設けられる第1プレートを示す正面図。
図5の第2アクチュエータが設けられる第2プレートを示す正面図。
図5の第1アクチュエータが最上端に移動したときの状態を示す図。
図5の第1アクチュエータが最下端に移動したときの状態を示す図。
図5の第2アクチュエータが最左端に移動したときの状態を示す図。
図5の第2アクチュエータが最右端に移動したときの状態を示す図。
図2の第3アクチュエータが最後端に移動したときの状態を示す図。
本発明の実施形態に係るレーザ調整装置の電気的構成を概略的に示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図10を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係るレーザ調整装置は、歯科や皮膚科での施術(治療)に適用され、医療用レーザ装置から光ファイバを介して施術を行う対象部位(術野)に照射されるレーザ光の位置を調整する。以下では、特にNd:YAGレーザを用いる例について説明する。
【0009】
医療用レーザ装置は、所定波長(1064nm)、所定パルス幅のレーザ光を発生するレーザ発振器と、発生したレーザ光を伝送する光ファイバと、レーザ光の発振周期や出力を調整する操作部と、レーザ発振器をオン、オフするフットスイッチとを主に備える。レーザ発振器で発生するレーザ光には、施術用となる非可視域(近赤外域)のレーザ光とともに可視域のガイドレーザ光が含まれる。施術者は、レーザ光を照射する光ファイバの先端を、施術内容に応じた適切な態様で細かく操作し、対象部位にレーザ光を照射する。
【0010】
Nd:YAGレーザは、組織透過性のレーザであり、レーザ光のエネルギは、照射態様に応じて組織内部に到達する。Nd:YAGレーザは、歯科の分野では、疼痛緩和や歯列矯正時の歯の移動促進等に利用することができ、皮膚科の分野では、シミの除去等に利用することができる。矯正装置により歯に力を加え続けることで歯を移動させる歯列矯正では、歯の移動に長期間を要するが、Nd:YAGレーザによる施術を併用することで、歯の移動に伴う疼痛を緩和するとともに、歯の移動を促進し、歯列矯正に係る期間を短縮することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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