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公開番号2025088896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203697
出願日2023-12-01
発明の名称製品の要因分析に使用する説明変数を作成する方法、及び、コンピュータープログラム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01D 9/00 20060101AFI20250605BHJP(測定;試験)
要約【課題】時系列データに関する説明変数を容易に作成できる技術を提供する。
【解決手段】開示された方法は、(a)製品の製造工程における時系列データを取得する工程と、(b)時系列データを単純化した単純化波形を抽出する工程と、(c)単純化波形を1つ以上の文字で表す波形記号を、説明変数として作成する工程と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
製品の要因分析に使用する説明変数を作成する方法であって、
(a)前記製品の製造工程における時系列データを取得する工程と、
(b)前記時系列データを単純化した単純化波形を抽出する工程と、
(c)前記単純化波形を1つ以上の文字で表す波形記号を、前記説明変数として作成する工程と、
を含む方法。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記工程(b)は、前記時系列データのトレンド波形を前記単純化波形として抽出する工程を含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、
前記工程(c)は、
(c1)前記単純化波形の全区間を、予め設定された規則に従って複数の記号化区間に区分する工程と、
(c2)前記複数の記号化区間の各記号化区間における波形を表す区間波形記号を決定する工程と、
(c3)前記複数の記号化区間に対する前記区間波形記号を統合することによって、前記波形記号を決定する工程と、
を含む、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、
前記区間波形記号は、各記号化区間におけるデータ値の増減傾向を表す1文字の増減記号を含む、方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、
前記区間波形記号は、各記号化区間におけるデータ値の増減傾向と変化の大小を表す1文字の増減記号を含む、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、
前記増減記号は、各記号化区間における前記データ値の変化の大小を、同じアルファベットの大文字と小文字で区別して示す、方法。
【請求項7】
製品の要因分析に使用する説明変数を作成するためのコンピュータープログラムであって、
(a)前記製品の製造処理における時系列データを取得する処理と、
(b)前記時系列データを単純化した単純化波形を抽出する処理と、
(c)前記単純化波形を1つ以上の文字で表す波形記号を、前記説明変数として作成する処理と、
をコンピューターに実行させるコンピュータープログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、製品の要因分析に使用する説明変数を作成する方法、及び、コンピュータープログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、製品の要因分析において、製造条件・品質特性等のデータから分析モデルを作成し、不良要因となる説明変数を特定する仕組みが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-150496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来は、時系列データの特徴量を説明変数として使用する場合に、時系列データの平均値や最大値、最小値、周波数などの数値で表されるデータを、必要に応じて算出する必要があった。このため、分析に適した特徴量をうまく抽出しないと最適な分析ができず、その抽出に熟練を要するという問題があった。そこで、時系列データに関する説明変数を容易に作成する技術が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、製品の要因分析に使用する説明変数を作成する方法が提供される。この方法は、(a)前記製品の製造工程における時系列データを取得する工程と、(b)前記時系列データを単純化した単純化波形を抽出する工程と、(c)前記単純化波形を1つ以上の文字で表す波形記号を、前記説明変数として作成する工程と、を含む。
【0006】
本開示の第2の形態によれば、製品の要因分析に使用する説明変数を作成するためのコンピュータープログラムが提供される。このコンピュータープログラムは、(a)前記製品の製造処理における時系列データを取得する処理と、(b)前記時系列データを単純化した単純化波形を抽出する処理と、(c)前記単純化波形を1つ以上の文字で表す波形記号を、前記説明変数として作成する処理と、をコンピューターに実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態における分析装置のブロック図。
製品データマートの例を示す説明図。
時系列データの例を示す説明図。
要因分析処理の手順を示すフローチャート。
時系列データから単純化波形を抽出する処理と単純化波形を記号化する処理の内容を示す説明図。
ステップS50の詳細手順を示すフローチャート。
単純化波形の極値算出区間を示す説明図。
単純化波形の記号化区間とその記号化処理の例を示す説明図。
区間波形記号の決定方法を示す説明図。
時系列データの特徴値を含む分析用データマートの例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、一実施形態における分析装置100の構成を示すブロック図である。分析装置100は、特定の製品の良不良の原因を分析する要因分析装置である。分析装置100は、例えば、パーソナルコンピューターで実現可能である。
【0009】
分析装置100は、プロセッサー110と、メモリー120と、インターフェイス回路130と、インターフェイス回路130に接続された入力デバイス140及び表示デバイス150と、を有している。プロセッサー110は、以下で詳述される処理を実行する機能を有するだけでなく、当該処理によって得られるデータ及び当該処理の過程で生成されるデータを表示デバイス150に表示する機能も有する。
【0010】
プロセッサー110は、製品の時系列データを取得する時系列データ取得部112と、時系列データを単純化した単純化波形を抽出する波形抽出部114と、単純化波形を表す波形記号を作成する波形記号化部116と、製品の要因分析を実行する分析部118と、の機能を実現する。これらの各部の機能は、メモリー120に格納されたコンピュータープログラムをプロセッサー110が実行することによって実現される。但し、各部の機能をハードウェア回路で実現してもよい。本明細書のプロセッサーは、このようなハードウェア回路をも含む用語である。また、各部の処理を実行するプロセッサーは、ネットワークを介して分析装置100に接続されたリモートコンピューターに含まれるプロセッサーであってもよい。また、各部の処理は、複数のプロセッサーによって実行されてもよい。メモリー120には、製品データマートDMと、時系列データTDとが格納されている。これらのデータについては以下で説明する。なお、メモリー120に含まれるデータは、ネットワークを介し分析装置100に接続された外部記憶装置に保存されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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