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公開番号2025088837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203586
出願日2023-12-01
発明の名称水中油型乳化組成物
出願人日本メナード化粧品株式会社
代理人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250605BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】保存安定性が良好であり、塗布時にコクのある濃厚な感触を有し、塗布後には肌のハリ感と柔軟性に優れる水中油型乳化組成物を提供すること。
【解決手段】
次の成分(A)~(D)
(A)ポリオキシエチレンフィトステロール及び/又はポリオキシエチレンフィトスタノールから選ばれる1種又は2種以上
(B)水添ナタネ油アルコール及び/又はベヘニルアルコールから選ばれる1種又は2種以上
(C)(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズ
(D)硬化ヒマシ油脂肪酸エステル
を含有することを特徴とする水中油型乳化組成物であり、保存安定性が良好であり、塗布時にコクのある濃厚な感触を有し、塗布後には肌のハリ感と柔軟性に優れる水中油型乳化組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(D)
(A)ポリオキシエチレンフィトステロール及び/又はポリオキシエチレンフィトスタノールから選ばれる1種又は2種以上
(B)水添ナタネ油アルコール及び/又はベヘニルアルコールから選ばれる1種又は2種以上
(C)(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズ
(D)硬化ヒマシ油脂肪酸エステル
を含有することを特徴とする水中油型乳化組成物。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
成分(D)がヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油であることを特徴とする請求項1記載の水中油型乳化組成物。
【請求項3】
成分(E)マカデミアナッツ油ポリグリセリル-6エステルズベヘネートを含有することを特徴とする請求項1又は2記載の水中油型乳化組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保存安定性が良好であり、塗布時にコクのある濃厚な感触を有し、塗布後には肌のハリ感と柔軟性に優れる水中油型乳化組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
乳液やクリームに代表されるような水中油型乳化化粧料は、肌に水分・油分を補給し、肌を保湿することを主たる目的として用いられる。しかしながら、商品の差別化、高付加価値化のためには、塗布時及び塗布後に魅力的な使い心地あるいは肌質感を有することが必要不可欠である。消費者によって好みの使用感は異なるが、近年では、塗布時に高級感をもたらすようなコクのある濃厚な感触が好まれる傾向にあり、一方、塗布後は若々しい印象を与えるハリ感と柔軟性に富んだ肌を期待する消費者は多い。
【0003】
塗布時にコクのある濃厚な感触を付与する技術としては、常温固形である高級脂肪酸及び高級アルコール並びに界面活性剤を有する水中油型乳化化粧料にアクリルアミド系増粘剤及びヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有させる技術(特許文献1)、25℃における動粘度が3万~10万mm
2
/sであるジメチルポリシロキサン、特定の高極性のエステル油、水溶性アクリルポリマー、ノニオン界面活性剤を含有する技術(特許文献2)等が提案されている。しかしながら、特許文献1の構成成分である高級脂肪酸や高級アルコールは、塗布時のコク感に優れるが、塗布後には硬い膜が肌上で形成され肌の柔軟性を損なう場合があり、特許文献2の構成成分である高極性のエステル油は、塗布後の肌のハリ感及び柔軟性において不十分であり、また含有量が多くなるとべたつきも生じる。
【0004】
一方、塗布後の肌にハリ感と柔軟性をともに付与する技術としては、揮発性炭化水素、25℃にて液状の高級アルコール、特定の融点を有する2種の油剤、HLB10~16のオレイン酸系ノニオン性界面活性剤、水を含有させる技術(特許文献3)、リン脂質、特定の分子量の流動イソパラフィン、25℃で液状の油剤、水を含有させる技術(特許文献4)、シア脂を含む油性成分、分子内に2つの水酸基をもつ多価アルコール、分子内に3つ以上の水酸基をもつ多価アルコール、リン脂質、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガムから選択される1種以上の水溶性高分子、水を含有させる技術(特許文献5)、N-アシルアミノ酸又はその塩、オレイン酸フィトステリル、自重に対する抱水力が150%以上である油剤を含有させる技術(特許文献6)等が提案されている。いずれの技術も特定の油剤を効果的に含有することでハリ感と柔軟性を両立させているが、塗布時のコクのある濃厚な感触については検討がなされていない。
【0005】
近年、塗布時にコクのある濃厚な感触を有するとともに、塗布後には肌にハリ感と柔軟性を付与する技術として、非イオン性界面活性剤、グリセリンモノアルキルエーテル、(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズ、25℃で液状の油性成分を含有させる技術(特許文献7)が提案されている。この技術を用いた水中油型乳化組成物は、コクのある濃厚な感触、肌のハリ感、肌の柔軟性において優れた効果を得ることができる。しかしながら、高い保存安定性を得るためにはグリセリンモノアルキルエーテルが必須であり処方的な制限があること、また、(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズが経時的に析出することで使用感が変化する場合があり、さらなる検討の余地があった。加えて、コクのある濃厚な感触、肌のハリ感、肌の柔軟性において、より高い効果を実感できるさらなる技術が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-89741号公報
特開2021-50163号公報
特開2012-214448号公報
特開2015-189697号公報
特開2016-44179号公報
特開2019-147785号公報
特開2023-69589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、保存安定性が良好であり、塗布時にコクのある濃厚な感触を有し、塗布後には肌のハリ感と柔軟性に優れる水中油型乳化組成物を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題に対し鋭意検討を行った結果、ポリオキシエチレンフィトステロール及び/又はポリオキシエチレンフィトスタノールから選ばれる1種又は2種以上、水添ナタネ油アルコール及び/又はベヘニルアルコールから選ばれる1種又は2種以上、(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズ、硬化ヒマシ油脂肪酸エステルを含有する水中油型乳化組成物が上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
即ち、本発明は、
(A)ポリオキシエチレンフィトステロール及び/又はポリオキシエチレンフィトスタノールから選ばれる1種又は2種以上
(B)水添ナタネ油アルコール及び/又はベヘニルアルコールから選ばれる1種又は2種以上
(C)(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズ
(D)硬化ヒマシ油脂肪酸エステル
を含有することを特徴とする水中油型乳化組成物を提供するものである。
【0010】
また本発明は、成分(D)がヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油であることを特徴とする水中油型乳化組成物を提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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