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公開番号2025088685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024059150
出願日2024-04-01
発明の名称空間共有装置または空間共有方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 7/14 20060101AFI20250604BHJP(電気通信技術)
要約【課題】空間共有装置によって空間を共有する際に、空間共有装置の周囲にいる人物の集中力を阻害することを抑えること。
【解決手段】空間共有制御装置20は、他空間に配置された撮像装置が撮影した映像を取得する情報取得部21と、情報取得部21が取得した映像をリアルタイムで表示部171に表示させる出力制御部27と、空間共有装置10を使用する人物を検出する人物検出部23と、を備え、出力制御部27は、映像の明瞭度を低下させて表示部171に出力させ、人物検出部23が、空間共有装置10を使用する人物を検出した場合、映像の明瞭度の低下を解除して表示部171に出力を開始する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
空間共有装置であって、
他空間に配置された撮像装置が撮影した映像を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した映像をリアルタイムで表示部に表示させる出力制御部と、
前記空間共有装置を使用する人物を検出する人物検出部と、
を備え、
前記出力制御部は、
前記映像の明瞭度を低下させて前記表示部に出力させ、
前記人物検出部が、前記空間共有装置を使用する人物を検出した場合、前記映像の明瞭度の低下を解除して前記表示部に出力を開始する、
空間共有装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記出力制御部は、前記撮像装置が撮影した範囲に存在する人物の存在が判別可能で、視線の向きが認識困難である程度に、前記映像の明瞭度を低下させる、
請求項１に記載の空間共有装置。
【請求項３】
前記人物検出部は、前記情報取得部が取得した映像に含まれる人物を検出し、
前記出力制御部は、前記人物検出部が検出した人物の範囲に対して、前記映像の明瞭度を低下させる、
請求項１に記載の空間共有装置。
【請求項４】
前記人物検出部は、前記情報取得部が取得した映像に含まれる、前記撮像装置に顔が向いている人物を検出し、
前記出力制御部は、前記人物検出部が検出した、前記撮像装置に顔が向いている人物の範囲に対して、前記映像の明瞭度を低下させる、
請求項１に記載の空間共有装置。
【請求項５】
前記人物検出部は、前記情報取得部が取得した映像に含まれる、位置が移動している人物を検出し、
前記出力制御部は、前記人物検出部が検出した、位置が移動している人物の範囲に対して、前記映像の明瞭度を低下させる、
請求項１に記載の空間共有装置。
【請求項６】
前記人物検出部は、前記情報取得部が取得した映像に含まれる、立っている人物を検出し、
前記出力制御部は、前記人物検出部が検出した、立っている人物の範囲に対して、前記映像の明瞭度を低下させる、
請求項１に記載の空間共有装置。
【請求項７】
前記人物検出部は、前記情報取得部が取得した映像に含まれる人物の数を計数し、
前記出力制御部は、前記人物検出部が計数人物の数が所定数以上である場合、前記映像の明瞭度を低下させる、
請求項１に記載の空間共有装置。
【請求項８】
空間共有装置が実行する空間共有方法であって、
他空間に配置された撮像装置が撮影した映像を取得するステップと、
取得した映像を、映像の明瞭度を低下させて、リアルタイムで表示部に表示させるステップと、
前記空間共有装置を使用する人物を検出するステップと、
前記空間共有装置を使用する人物が検出された場合、前記映像の明瞭度の低下を解除して前記表示部に出力を開始するステップと、
を含む空間共有方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、空間共有装置または空間共有方法に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
地理的または空間的に離れた空間において、撮影装置および表示装置を用いて、疑似的に空間を共有するシステムが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－０５６１６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような空間共有システムは、例えば、同一社内の異なるオフィスなどに配置される。空間共有システムを用いることにより、相互のコミュニケーションが容易になる効果がある。ところが、共有される他方の空間における音声または視線などが気になり、空間共有装置の周囲にいる人物の集中力が阻害されることもある。
【０００５】
本開示は、空間共有装置によって空間を共有する際に、空間共有装置の周囲にいる人物の集中力を阻害することを抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る空間共有装置は、他空間に配置された撮像装置が撮影した映像を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した映像をリアルタイムで表示部に表示させる出力制御部と、前記空間共有装置を使用する人物を検出する人物検出部と、を備え、前記出力制御部は、前記映像の明瞭度を低下させて前記表示部に出力させ、前記人物検出部が、前記空間共有装置を使用する人物を検出した場合、前記映像の明瞭度の低下を解除して前記表示部に出力を開始する。
【０００７】
本開示に係る空間共有方法は、他空間に配置された撮像装置が撮影した映像を取得するステップと、取得した映像を、映像の明瞭度を低下させて、リアルタイムで表示部に表示させるステップと、前記空間共有装置を使用する人物を検出するステップと、前記空間共有装置を使用する人物が検出された場合、前記映像の明瞭度の低下を解除して前記表示部に出力を開始するステップと、を空間共有装置が実行する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、空間共有装置によって空間を共有する際に、空間共有装置の周囲にいる人物の集中力を阻害することを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、空間共有装置の配置例を示す概略図であり、第一空間に配置した図である。
図２は、空間共有装置の配置例を示す概略図であり、第二空間に配置した図である。
図３は、第一実施形態に係る空間共有装置の構成例を示すブロック図である。
図４は、第一実施形態に係る空間共有装置による表示画面の一例を示す図である。
図５は、第一実施形態に係る空間共有装置による表示画面の他の例を示す図である。
図６は、第一実施形態に係る空間共有装置による表示画面の他の例を示す図である。
図７は、第一実施形態に係る空間共有装置による表示画面の他の例を示す図である。
図８は、第一実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図９は、第二実施形態に係る空間共有装置による表示画面の一例を示す図である。
図１０は、第二実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図１１は、第三実施形態に係る空間共有装置による表示画面の一例を示す図である。
図１２は、第三実施形態に係る空間共有装置による表示画面の他の例を示す図である。
図１３は、第三実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図１４は、第四実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図１５は、第五実施形態に係る空間共有装置の構成例を示すブロック図である。
図１６は、第五実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図１７は、第六実施形態に係る空間共有装置の構成例を示すブロック図である。
図１８は、第六実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図１９は、第七実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図２０は、第八実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
図２１は、第九実施形態に係る空間共有方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る空間共有装置または空間共有方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
（【００１１】以降は省略されています）

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