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公開番号2025088466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203180
出願日2023-11-30
発明の名称木質柱梁の接合構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/26 20060101AFI20250604BHJP(建築物)
要約【課題】木質柱の上端部に接合される木質梁の施工性を向上することを目的とする。
【解決手段】木質柱梁の接合構造は、木質柱20と、木質柱20の上面20Uに形成された溝部22を貫通する木質梁40と、木質梁40の梁幅方向に沿って配置され、溝部22内に配置される木質梁40の仕口部40Aと木質柱20の上端部とを接合する複数の通しボルト50と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
木質柱と、
前記木質柱の上面に形成された溝部を貫通する木質梁と、
前記木質梁の梁幅方向に沿って配置され、前記溝部内に配置される前記木質梁の仕口部と前記木質柱の上端部とを接合する複数の接合部材と、
を備える木質柱梁の接合構造。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記接合部材は、前記仕口部を前記梁幅方向に貫通する、
請求項１に記載の木質柱梁の接合構造。
【請求項３】
前記溝部の底面は、前記梁幅方向から見て傾斜され、
前記木質梁は、前記溝部の前記底面に沿って配置される、
請求項１又は請求項２に記載の木質柱梁の接合構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、木質柱梁の接合構造に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
柱から側方に突出する受け鋼梁の開口に木製梁を挿入し、受け鋼梁及び木製梁の凹凸溝を嵌合させるとともに、受け鋼梁と木製梁との隙間に硬化材を充填する柱梁接合構造が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、断面Ｃ字形状の支柱の上部開口部に梁材の基端部を挿入し、連結金具によって支柱と梁材の基端部とを連結する柱梁接合構造が知られている（例えば、特許文献２）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１２－２１９５８６号公報
特開平０８－０４２１７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、構造物の最上階等において、木質柱の上端部に木質梁の端部を接合する場合、例えば、木質梁を支持する支保工等が必要になるため、施工に手間がかかる。
【０００６】
本発明は、上記の事実を考慮し、木質柱の上端部に接合される木質梁の施工性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項１に記載の木質柱梁の接合構造は、木質柱と、前記木質柱の上面に形成された溝部を貫通する木質梁と、前記木質梁の梁幅方向に沿って配置され、前記溝部内に配置される前記木質梁の仕口部と前記木質柱の上端部とを接合する複数の接合部材と、を備える。
【０００８】
請求項１に係る木質柱梁の接合構造によれば、木質梁は、木質柱の上面に形成された溝部を貫通する。また、複数の接合部材は、木質梁の梁幅方向に沿って配置される。これらの接合部材によって、木質柱の上端部と、当該木質柱の溝部内に配置される木質梁の仕口部とが接合される。
【０００９】
このように木質柱の上面に形成された溝部に木質梁を貫通させることにより、木質柱によって木質梁の仕口部が支持される。そのため、木質柱の上端部に木質梁を接合する際に、木質梁を支持する支保工等を省略し、又は支保工等の本数を低減することができる。したがって、木質柱の上端部に接合される木質梁の施工性を向上させることができる。
【００１０】
また、木質柱の上面に形成された溝部に木質梁の仕口部を配置することにより、複数の接合部材によって木質柱の上端部と木質梁の仕口部とを容易に接合することができる。したがって、木質柱の上端部に接合される木質梁の施工性をさらに向上させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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