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公開番号
2025088164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202683
出願日
2023-11-30
発明の名称
アクセスポイント装置及びステーション装置
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
40/12 20090101AFI20250604BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】無線通信における無線リンクの通信品質を良好に維持することを可能となるとする。
【解決手段】統合ステーション装置7001は、ルート選択部7002、ゲートウェイ部7003-1~3、サブアクセスポイント部7004-1~3を備え、複数のサブステーション部7006-1~3を備える統合ステーション装置と複数のバンドで接続し、複数のバンドのそれぞれに対応したレイヤー3の情報を利用して統合ステーション向けのトラフィックが使用するバンドを制御する。
また、割り当て制御を行うMAC層部を含み、割り当て制御において、上位層から設定されるアプリケーション要求条件を満たして送信可能なSTAを示すインデックスをリストに保存し、前記リストに含まれるSTAに対して前記複数の周波数の少なくともいずれかを利用して無線リソースの割り当てを行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ステーション装置と無線通信を行うアクセスポイント装置であって、
異なる複数の周波数を使用する複数のサブアクセスポイント部と、
周波数を選択するルート選択部と、
トラフィックに含まれる識別情報に基づいてトラフィックの制御を行うゲートウェイ部を備え、
前記複数のサブアクセスポイント部のそれぞれは、電波の発射に先立ってキャリアセンスを実施し、
前記サブアクセスポイント部のそれぞれは、前記ステーション装置が備えるサブステーション部のそれぞれと接続し、
前記ゲートウェイ部は、前記サブアクセスポイント部のそれぞれに対して異なるサブネットを設定し、
前記ルート選択部は、前記ステーション装置に対するトラフィックについて、前記異なるサブネットのいずれかを選択し、前記ゲートウェイ部に対して前記ステーション装置に対するトラフィックを、前記複数のサブアクセスポイント部のうちの前記選択したサブネットが設定された1つを通じて前記サブステーション部へ送信するように設定する
ことを特徴とするアクセスポイント装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のアクセスポイント装置であって、
前記ルート選択部は、レイヤー3、ネットワークコントローラの情報の少なくともいずれかに基づいて前記ステーション装置に対するトラフィックについて、前記異なるサブネットのいずれかを選択する
ことを特徴とするアクセスポイント装置。
【請求項3】
請求項1に記載のアクセスポイント装置であって、
前記ルート選択部はアプリケーションのトラフィック情報に基づいて前記複数の周波数の少なくともいずれかを使用して前記サブステーション部へ送信するように設定することを特徴とするアクセスポイント装置。
【請求項4】
請求項1に記載のアクセスポイント装置であって、
上位層から設定されるアプリケーション要求条件を満たして送信可能なSTAを示すインデックスをリストに基づいて、前記ルート選択部は前記複数の周波数の少なくともいずれかを使用して前記サブステーション部へ送信するように設定することを特徴とするアクセスポイント装置。
【請求項5】
請求項4に記載のアクセスポイント装置であって、
アプリケーションの要求条件を満たしていることを判定するために、ターゲット映像レートと許容時間に基づいて最低の伝送レートと、MCS(Moderation and Coding Scheme)に基づいてMCSレートを比較することを特徴とするアクセスポイント装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載のアクセスポイント装置と接続するステーション装置であって、
前記アクセスポイント装置に対してアプリケーションの要求条件を示す情報を送信することを特徴とするステーション装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクセスポイント装置及びステーション装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)は、無線LAN(Local Area Network)通信の高速化、周波数利用効率化を実現するために、無線LAN標準規格であるIEEE 802.11の仕様更新に継続して取り組んでいる。無線LANでは、国・地域からの許可(免許)を必要とせずに使用することが可能な周波数帯(アンライセンスバンド)を用いて、無線通信を行うことができる。家庭などの個人向け用途では、インターネットなどへのWAN(Wide Area Network)回線に接続するための回線終端装置に無線LANアクセスポイント機能を含める、または無線LANアクセスポイント装置を回線終端装置に接続するなどして、住居内からのインターネットアクセスが無線化されてきた。これにより、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの無線LANステーション装置は、無線LANアクセスポイント装置に接続して、インターネットにアクセスできる。
【0003】
2021年にはIEEE 802.11axの規格策定が完了し、この規格に準拠した無線LANデバイスや、前記無線LANデバイスを搭載したスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの通信機器がWi-Fi 6(登録商標、Wi-Fi Allianceの認証を受けたIEEE 802.11ax準拠品に対する呼称)対応製品として市場に登場している。そして、現在、IEEE 802.11axの後継規格として、IEEE 802.11beの標準化活動が進められており、また、その後継規格であるIEEE 802.11bnに向けた議論も進んでいる。無線LANデバイスの急速な普及に伴い、昨今のIEEE 802.11標準化においては、無線LANデバイスの過密配置環境においてユーザあたりの更なるスループット向上の検討が行われている。
【0004】
また、IEEE 802.11be標準化においては、無線通信装置が、同時に複数の周波数帯、チャネルなどを使用して、複数リンクの接続を維持して通信することを可能とする、マルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation:MLO)に関する議論が行われている(非特許文献1)。MLOの一例としては、2.4GHz帯の接続、5GHz帯(5.2GHz帯、5.3GHz帯、5.6GHz帯など)の接続、6GHz帯の接続の、異なる周波数帯(frequency band)の3つのリンク接続を同時に運用するものが挙げられる。もちろん、周波数帯、チャネルなどの組み合わせはこれに限られることなく、様々な組み合わせが可能である。周波数帯の観点からは、将来的にはミリ波(28GHz帯、45GHz帯、60GHz帯など)や(サブ)テラヘルツ波(100GHz~300GHz帯)といった高周波数帯も、マルチリンクを構成する1つのリンクとして使用されうる。MLOによれば、無線通信装置は、使用する無線リソースや通信に係る設定が異なるリンク接続を複数同時に維持することができる。無線通信装置は、複数リンクを同時使用してのフレーム送受信ができるだけでなく、再接続動作を行うことなく、フレームを送受信するリンク接続を切り替える、すなわち周波数帯を変更することが可能となる。なお、ここでのマルチリンクを構成する個々のリンクは、物理層リンクとも呼ぶ。また、MLOに対応した無線通信装置をマルチリンクデバイス(MLD:Multi-Link Device)と呼ぶ。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
IEEE 802.11-19/0773-08-00be、Nov.2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
マルチリンクを用いる無線LANにおいて、高速化、周波数利用効率化を実現するために、マルチリンクの選択による無線リンクの通信品質の維持が課題である。
【0007】
また、昨今においては、自動運転、遠隔医療、映像伝送等の様々なアプリケーションの登場/普及と共に、アプリケーションに課される要求条件の多様化が進んでいる。特に、AR/VR、クラウドゲーミング、メタバース等の映像伝送アプリケーションなどの大容量かつ低遅延を要求するアプリケーションの普及に伴い、多数のユーザが密集する環境でのアプリケーション利用が想定されることが考えられる。例えば、多端末が密集する環境での映像伝送を想定した場合、1つの周波数帯にトラフィックが集中してしまわないように、要求条件に応じて適切に周波数帯を選択する、もしくは、要求条件を満たすように複数の周波数帯を束ねる等の方法でアプリケーションを実現させることが重要となる。特に、遠隔医療やXR等において、リアルタイム性が求められる場合、遅延を抑えるため、送受信バッファを想定しないという選択肢も考えられる。様々なアプリケーションを実現させるためには、アプリケーションの要求条件(例えば、許容時間、または許容遅延時間など)に基づいて、適切にスケジューリングを実施し、要求条件を満たしつつデータ伝送を完了させる必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するための本発明に係るアクセスポイント装置及びステーション装置は、次の通りである。
【0009】
(1)すなわち、本発明の一態様に係るアクセスポイント装置は、異なる複数の周波数を使用する複数のサブアクセスポイント部と、周波数を選択するルート選択部と、レイヤー3の情報に基づいてトラフィックの制御を行うゲートウェイ部を備え、前記複数のサブアクセスポイント部のそれぞれは、電波の発射に先立ってキャリアセンスを実施し、前記サブアクセスポイント部のそれぞれは、前記ステーション装置が備えるサブステーション部のそれぞれと接続し、前記ゲートウェイ部は、前記サブアクセスポイント部のそれぞれに対して異なるサブネットを設定し、前記ルート選択部は、前記ステーション装置に対するトラフィックについて、前記異なるサブネットのいずれかを選択し、前記ゲートウェイ部に対して前記ステーション装置に対するトラフィックを、前記複数のサブアクセスポイント部のうちの前記選択したサブネットが設定された1つを通じて前記サブステーション部へ送信するように設定する。
【0010】
(2)また、本発明の一態様に係るアクセスポイント装置は、前記ルート選択部は、前記レイヤー3、ネットワークコントローラの情報の少なくともいずれかに基づいて前記ステーション装置に対するトラフィックについて、前記異なるサブネットのいずれかを選択する。
(【0011】以降は省略されています)
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