TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025080947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194364
出願日2023-11-15
発明の名称粉体収容容器および画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250520BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナーを収容する収容部の内壁における粉体の残留を確実に抑制することが可能な粉体収容容器および画像形成装置を提供する。
【解決手段】粉体を収容し、かつ、粉体を排出するための排出口441を有する収容部40と、粉体を撹拌する撹拌ユニット50と、収容部40の内壁(43,45)に残留する粉体を落とすための揺動部材80とを備えた粉体収容容器(10)において、撹拌ユニット50は、収容部40に回転可能に支持される回転シャフト51と、当該回転シャフト51に対して径方向の外方に突出するように設けられた撹拌部材53と、を有し、内壁(42~45)は、回転シャフト51の回転軸線方向に交差する交差方向に沿った第1壁(43)を有し、揺動部材80は、基端側が収容部40の前記交差方向に沿った第1壁(43)に固定される固定部811を有し、可動側が回転シャフト51の回転により撹拌部材53にて押圧されることにより固定部811を中心に揺動する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
粉体を収容し、かつ、前記粉体を排出するための排出口を有する収容部と、前記粉体を撹拌する撹拌ユニットと、前記収容部の内壁に残留する前記粉体を落とすための揺動部材とを備えた粉体収容容器であって、
前記撹拌ユニットは、前記収容部に回転可能に支持される回転シャフトと、当該回転シャフトに対して径方向の外方に突出するように設けられた撹拌部材と、を有し、
前記内壁は、前記回転シャフトの回転軸線方向に交差する交差方向に沿った第1壁を有し、
前記揺動部材は、基端側が前記収容部の前記交差方向に沿った前記第1壁に固定される固定部を有し、可動側が前記撹拌ユニットにおける前記回転シャフトの回転により前記撹拌部材にて押圧されることにより前記固定部を中心に揺動することを特徴とする、粉体収容容器。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記収容部の前記内壁は、前記排出口よりも上方の所定の位置から上方に向けて離れるに従って外側に広がるように傾斜する傾斜面を有し、
前記揺動部材は、前記傾斜面に当接することを特徴とする、請求項1に記載の粉体収容容器。
【請求項3】
前記第1壁は、前記回転軸線方向に垂直であり、
前記揺動部材における前記固定部は、前記収容部の前記第1壁の上側に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の粉体収容容器。
【請求項4】
前記内壁は、前記第1壁に隣接して前記第1壁に垂直な第2壁を有し、
前記揺動部材は、前記第1壁と前記第2壁との双方に当接することを特徴とする、請求項3に記載の粉体収容容器。
【請求項5】
前記揺動部材は、前記第1壁に当接する第1揺動部と、前記第1揺動部から前記第2壁側に連接されて前記第2壁に当接する第2揺動部と、を有していることを特徴とする、請求項4に記載の粉体収容容器。
【請求項6】
前記揺動部材は、前記第1壁と前記第2壁との間の角部で折られ、折られた前記第2壁側の部分が前記第2壁に当接することを特徴とする、請求項4に記載の粉体収容容器。
【請求項7】
前記揺動部材は、前記第2壁側の一部が切り抜かれて折り返される折り返し部を有し、前記折り返し部が前記第2壁に当接することを特徴とする、請求項4に記載の粉体収容容器。
【請求項8】
前記揺動部材は、前記撹拌部材により押圧されていないときに、前記可動側が前記収容部の前記第1壁から浮いていることを特徴とする、請求項1に記載の粉体収容容器。
【請求項9】
前記揺動部材は、少なくとも前記可動側がシート状の弾性部材で形成されており、
前記撹拌部材は、撹拌羽根とされており、
前記撹拌羽根は、前記揺動部材の前記弾性部材よりも硬度が高いシート状の弾性部材で形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の粉体収容容器。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1つに記載された粉体収容容器を備えた画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、粉体(例えば、トナー)を収容し撹拌する粉体収容容器、および粉体収容容器を備えた複写機、複合機、プリンタ装置、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、複合機、プリンタ装置、ファクシミリ装置などの画像形成装置は、電子写真方式を用いた画像形成装置を備えている。画像形成装置のなかには、像担持体(例えば感光体ドラム)に形成された静電潜像を現像するための粉体(例えば、トナー)を収容し、かつ、粉体を排出するための排出口を有する収容部と、粉体を撹拌し排出口へ搬送する撹拌部材と、を備えた粉体収容容器を設けたものがある。例えば、粉体収容容器として、画像形成装置に脱着自在に取り付けられるトナーカートリッジが広く使われている。
【0003】
近年、画像形成装置のコンパクト化に伴い、部材と部材との間の限られたスペースに嵌められかつ容量ができるだけ大きくなるように形状が設計された粉体収容容器がある。例えば、横(幅)方向に比べて縦(高さ)方向のサイズが大きい収容部を有する粉体収容容器が用いられることがある。このような粉体収容容器では、下部に設けられた撹拌部材が回転しても収容部の上部の内壁まで届かない。収容部の内壁が垂直になっている場合、粉体が落下しやすく付着しにくいが、収容部の内壁が、排出口よりも上方の所定の位置から上方に向けて離れるに従って外側に広がるように傾斜する傾斜面を有する場合では、撹拌部材が届かない傾斜面に粉体が残留してしまうことがある。これに対して、収容部の上部にも下部と同様に撹拌部材を設けて回転させることにより、収容部の上部の内壁に付着した粉体を落とすこともできるが、そうすると、コストが高くなってしまう。
【0004】
このため、従来の粉体収容容器には、収容部の内壁に残留する粉体を落とすための揺動部材が設けられることがある。例えば、特許文献1には、現像剤を収容する収容部の内壁に沿って配置され、一端が内壁に固定され、他端が撹拌部材(揺動手段)により内壁から離間する方向への移動に伴い、撹拌部材の回転シャフトに平行な回転軸線を中心に揺動することで、内壁に残留した現像剤を引き剥がす板状の揺動部材を有する現像剤収容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-106966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、揺動部材が撹拌部材(揺動手段)の回転シャフトに平行な回転軸線を中心に揺動するためには、撹拌部材が揺動部材の先端部を下方から係合して押し上げる必要がある。例えば、揺動部材の先端部の回転軸線方向における一部が収容部の内壁から上方へ離間するように屈曲する屈曲部とされている。そうすると、揺動部材の屈曲部が、収容部の内壁から離れていることから、揺動部材の屈曲部の回転軸線方向における両側から粉体が収容部の内壁の屈曲部に対応する部分に入り込む。また、撹拌部材が揺動部材を押し上げる方向と逆方向に回転する場合には、揺動部材を撹拌部材の下方に押さえ込むことになるため、揺動部材として十分に機能しない。何れにしても、収容部の内壁における粉体の残留を確実に抑制することができない。
【0007】
本開示は、上記問題点を解消するためになされたもので、収容部の内壁における粉体の残留を確実に抑制することが可能な粉体収容容器および画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本開示による粉体収容容器は、粉体を収容し、かつ、前記粉体を排出するための排出口を有する収容部と、前記粉体を撹拌する撹拌ユニットと、前記収容部の内壁に残留する前記粉体を落とすための揺動部材とを備えた粉体収容容器であって、前記撹拌ユニットは、前記収容部に回転可能に支持される回転シャフトと、当該回転シャフトに対して径方向の外方に突出するように設けられた撹拌部材と、を有し、前記内壁は、前記回転シャフトの回転軸線方向に交差する交差方向に沿った第1壁を有し、前記揺動部材は、基端側が前記収容部の前記交差方向に沿った前記第1壁に固定される固定部を有し、可動側が前記撹拌ユニットにおける前記回転シャフトの回転により前記撹拌部材にて押圧されることにより前記固定部を中心に揺動することを特徴とする。
【0009】
本開示の他の局面においては、画像形成装置は、前述した粉体収容容器を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、揺動部材は、可動側が撹拌ユニットにおける回転シャフトの回転により撹拌部材に押圧されて、回転シャフトの回転軸線方向に交差する交差方向に沿った固定部を中心に揺動することにより、収容部における回転シャフトの回転軸線方向に交差する交差方向に沿った内壁に残留した粉体を落とすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

シャープ株式会社
冷却庫
10日前
シャープ株式会社
加湿器
6日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
16日前
シャープ株式会社
梱包箱
7日前
シャープ株式会社
表示装置
今日
シャープ株式会社
表示装置
今日
シャープ株式会社
電子機器
9日前
シャープ株式会社
電子機器
8日前
シャープ株式会社
放電装置
8日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
9日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
毛髪乾燥機
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
空気調和機
7日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
加熱調理器
14日前
シャープ株式会社
画像形成装置
7日前
続きを見る