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公開番号2025088297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202915
出願日2023-11-30
発明の名称定着装置および画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250604BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着器のみ取り外しができる定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置12は、定着器30と定着器30を収容する収容容器とを有し、画像形成装置に対して挿抜可能とされている。定着器30は、用紙を加熱する加熱部材と、加熱部材に用紙を押圧する加圧部材とを含む。収容容器は、定着器30を下方から支持する底部容器70と、底部容器70に嵌合し、定着器30を上方から保持する上部容器80と、定着器30を通る用紙を案内する案内部材90とを含む。底部容器70および上部容器80は、互いを係止させる係止部と、挿入された案内部材90の回動軸を回動可能に保持する受け部12aとを有する。回動軸は、底部容器70および上部容器80に設けられた受け部12aに併せて保持された状態において、底部容器70と上部容器80との離間を規制する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
定着器と前記定着器を収容する収容容器とを有し、画像形成装置に対して挿抜可能な定着装置であって、
前記定着器は、用紙を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に用紙を押圧する加圧部材とを含み、
前記収容容器は、
前記定着器を下方から支持する底部容器と、
前記底部容器に嵌合し、前記定着器を上方から保持する上部容器と、
前記定着器を通る用紙を案内する案内部材とを含み、
前記底部容器および前記上部容器は、互いを係止させる係止部と、挿入された前記案内部材の回動軸を回動可能に保持する受け部とを有し、
前記回動軸は、前記底部容器および前記上部容器に設けられた前記受け部に併せて保持された状態において、前記底部容器と前記上部容器との離間を規制すること
を特徴とする定着装置。
続きを表示（約 700 文字）【請求項２】
請求項１に記載の定着装置であって、
前記案内部材は、前記定着装置を前記画像形成装置に装着した状態で、前記受け部に回動可能に保持されること
を特徴とする定着装置。
【請求項３】
請求項１に記載の定着装置であって、
前記受け部は、前記回動軸を保持する保持穴と、自身の表面から前記保持穴に繋がるように開口された挿入溝とを有し、
前記回動軸は、前記挿入溝より幅が狭い小径部と、前記挿入溝より幅が広い大径部とを有する長円形状とされていること
を特徴とする定着装置。
【請求項４】
請求項１に記載の定着装置を備えた画像形成装置であって、
前記定着装置を前記画像形成装置に装着した状態で、前記底部容器および前記上部容器からの前記案内部材の脱離を規制する規制部を備えること
を特徴とする画像形成装置。
【請求項５】
請求項４に記載の画像形成装置であって、
前記回動軸は、前記受け部に対して挿抜可能とされた挿抜可能位置と、前記受け部に対して挿抜不可とされた挿抜不可位置との間で回動する構成とされ、
前記規制部は、前記定着装置を前記画像形成装置に装着した状態で、前記回動軸が回動する範囲を規制する回動規制部とされていること
を特徴とする画像形成装置。
【請求項６】
請求項４に記載の画像形成装置であって、
前記規制部は、前記定着装置を前記画像形成装置に装着した状態で、前記受け部を塞ぐ挿抜規制部とされていること
を特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、定着器を収容する収容容器を有する定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、電子写真方式の画像形成装置では、トナー像を像担持体上に形成し、このトナー像を用紙に転写し、定着装置によってトナー像を用紙に定着させて画像を形成している。画像形成装置では、各部を通るように用紙を搬送するが、搬送の際には、不具合などによって紙詰まりが生じることがあり、定着装置で紙詰まりが生じた際には、ローラ対に用紙が挟まれることがあった。そこで、詰まった用紙を取り除くことができる定着装置が提案されている（例えば、特許文献１および特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－８３４７１号公報
特開２００２－７２７２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の定着装置は、加圧ロール（ローラ）と加熱ロールとが互いに接して構成されたロール対と、ロール対が配置された筐体と、ロール対の用紙搬送方向下流側に配置された開閉可能な排紙カバーと、筐体に軸支される回転軸部と、弾性部材により先端を加熱ロールに加圧当接する剥離爪本体と、剥離爪本体と異なる位置に設けられたレバー部とを有する剥離爪ユニットとを備え、排紙カバーの開閉に連動してレバー部が回転することにより剥離爪ユニットが筐体に対して着脱される。
【０００５】
また、従来の画像形成装置は、画像形成装置本体と、シート材（用紙）をガイドするガイド部材を備えたシート材搬送路中に、シート材上の未定着画像を定着する定着手段を設けた定着装置と、ロック解除状態で定着装置を画像形成装置本体外に取出し可能とすると伴に、定着装置を画像形成装置本体に挿入してロック状態とすることにより定着装置を画像形成装置本体内の所定位置に固定する着脱手段とを有する。定着装置は、定着手段の近傍におけるシート材搬送路が、画像形成装置本体から取り外された状態で開放可能にガイド部材に設けられ、定着装置を画像形成装置本体に装着すると、ガイド部材が所定位置に固定されて、定着手段の近傍のシート材搬送路を閉じる。
【０００６】
ところで、定着装置については、部品の破損や経年劣化等に応じて交換するために、画像形成装置から取り外す場合がある。また、定着装置では、トナーの飛散を防いだり、ユーザが取り扱う際に、要部への接触を防いだりすることを目的として、ローラ等の一部の部品を容器に収容した構成が採用されることがある。このような構成を採用した場合、定着装置を交換する際には、容器も併せて交換していたが、部品点数が増えるため、コストが高くなるという課題があった。
【０００７】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造で交換する定着器のみ取り外しができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示に係る定着装置は、定着器と前記定着器を収容する収容容器とを有し、画像形成装置に対して挿抜可能な定着装置であって、前記定着器は、用紙を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に用紙を押圧する加圧部材とを含み、前記収容容器は、前記定着器を下方から支持する底部容器と、前記底部容器に嵌合し、前記定着器を上方から保持する上部容器と、前記定着器を通る用紙を案内する案内部材とを含み、前記底部容器および前記上部容器は、互いを係止させる係止部と、挿入された前記案内部材の回動軸を回動可能に保持する受け部とを有し、前記回動軸は、前記底部容器および前記上部容器に設けられた前記受け部に併せて保持された状態において、前記底部容器と前記上部容器との離間を規制することを特徴とする。
【０００９】
本開示に係る定着装置では、前記案内部材は、前記定着装置を前記画像形成装置に装着した状態で、前記受け部に回動可能に保持される構成としてもよい。
【００１０】
本開示に係る定着装置では、前記受け部は、前記回動軸を保持する保持穴と、自身の表面から前記保持穴に繋がるように開口された挿入溝とを有し、前記回動軸は、前記挿入溝より幅が狭い小径部と、前記挿入溝より幅が広い大径部とを有する長円形状とされている構成としてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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