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公開番号
2025087974
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202332
出願日
2023-11-30
発明の名称
給紙装置
出願人
株式会社 コー・プランニング
代理人
弁理士法人東京国際特許事務所
主分類
B65H
3/08 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】通気性が高い紙や表面の摩擦が大きな紙であっても一枚ずつ供給できること。
【解決手段】回転可能に設けられると共に、吸着ノズル15及び紙押え14が回転方向に所定角度隔てて設置された回転アーム12と、回転アームを時計回り方向Aに付勢して回転させるばね部材13と、回転アームを昇降させる昇降機構とを有し、昇降機構による回転アームの下降により、紙押えが最上層の紙1を押圧することで付与される反力によって、回転アームが反時計回り方向に回転して吸着ノズルを最上層の紙に対し垂直に位置づけて、吸着ノズルにより最上層の紙を吸着させ、昇降機構による回転アームの上昇により上記反力が解消されることで、ばね部材の付勢力により回転アームを時計回り方向に回転させて吸着ノズルを傾斜させ、この吸着ノズルに吸着された最上層の紙を含む紙を吸着ノズルと紙押えとの間で湾曲させて、最上層の紙を除く不要紙を落下させるものである。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
積層状態の紙群における最上層の紙を吸着可能な吸着ノズルと、
前記最上層の紙を押圧可能な紙押えと、
支点回りに回転可能に設けられると共に、前記吸着ノズル及び前記紙押えが回転方向に所定角度隔てて設置された回転アームと、
前記回転アームを、前記紙押えが前記最上層の紙に対して垂直になる第1回転方向に付勢して回転させ、前記最上層の紙に対し前記吸着ノズルを傾斜させて位置づける付勢部材と、
前記回転アームを昇降させる昇降機構と、を有し、
前記昇降機構による前記回転アームの下降により前記紙押えが前記最上層の紙を押圧することで付与される反力によって、前記回転アームが前記第1回転方向に対し反対方向の第2回転方向に回転して前記吸着ノズルを前記最上層の紙に対し垂直に位置づけて、前記吸着ノズルにより前記最上層の紙を吸着させ、
前記昇降機構による前記回転アームの上昇により前記反力が解消されることで、前記付勢部材の付勢力により前記回転アームを前記第1回転方向に回転させて前記吸着ノズルを傾斜させ、この吸着ノズルに吸着された前記最上層の紙を含む紙を前記吸着ノズルと前記紙押えとの間で湾曲させて、前記最上層の紙を除く不要紙を落下させるよう構成されたことを特徴とする給紙装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記回転アームの近傍に、紙を次工程へ送給する送給ローラが設置され、
傾斜した吸着ノズルに最上層の紙を吸着させた状態で昇降機構により回転アームを上限位置近傍まで上昇させることで、前記最上層の紙を含む紙の先端を前記送給ローラに接触させ、前記送給ローラと前記吸着ノズルとの間で前記最上層の紙を含む紙を湾曲させて、前記最上層の紙を除く不要紙を落下させるよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
【請求項3】
前記積層状態の紙群を収納する容器には、その底面部に、大気圧を導く貫通孔が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
【請求項4】
前記積層状態の紙群を収納する容器が着脱可能なカートリッジ式の容器であり、このカートリッジ式の容器は、前記紙群の前端縁を位置決め可能な紙位置ガイドに当接して装着されるよう構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は給紙装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
複数枚積層された紙を1枚ずつ供給する給紙装置として、摩擦ロールを用いたものが知られている(特許文献1)。また、負圧を利用して吸盤または吸着パッドにより紙を吸着することで、紙を1枚ずつ供給する給紙装置も開示されている(特許文献2及び3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-94640号公報
特開平3-205235号公報
実開昭56-169664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上述の特許文献1に記載の給紙装置を用いて表面の摩擦が大きな紙を供給しようとすると、供給対象の最上層の紙に下層の紙が付着して、紙を1枚ずつ供給することが困難になる。また、特許文献2及び3に記載の給紙装置を用いて通気性の高い紙を供給しようとすると、吸盤または吸着パッドの吸着力(吸引力)が最上層の紙ばかりか下層の紙に対しても作用して、紙を1枚ずつ供給することが困難になる。
【0005】
本発明の実施形態は、上述の事情を考慮してなされたものであり、通気性が高い紙または表面の摩擦が大きな紙であっても、この紙を一枚ずつ供給することができる給紙装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態における給紙装置は、積層状態の紙群における最上層の紙を吸着可能な吸着ノズルと、前記最上層の紙を押圧可能な紙押えと、支点回りに回転可能に設けられると共に、前記吸着ノズル及び前記紙押えが回転方向に所定角度隔てて設置された回転アームと、前記回転アームを、前記紙押えが前記最上層の紙に対して垂直になる第1回転方向に付勢して回転させ、前記最上層の紙に対し前記吸着ノズルを傾斜させて位置づける付勢部材と、前記回転アームを昇降させる昇降機構と、を有し、前記昇降機構による前記回転アームの下降により前記紙押えが前記最上層の紙を押圧することで付与される反力によって、前記回転アームが前記第1回転方向に対し反対方向の第2回転方向に回転して前記吸着ノズルを前記最上層の紙に対し垂直に位置づけて、前記吸着ノズルにより前記最上層の紙を吸着させ、前記昇降機構による前記回転アームの上昇により前記反力が解消されることで、前記付勢部材の付勢力により前記回転アームを前記第1回転方向に回転させて前記吸着ノズルを傾斜させ、この吸着ノズルに吸着された前記最上層の紙を含む紙を前記吸着ノズルと前記紙押えとの間で湾曲させて、前記最上層の紙を除く不要紙を落下させるよう構成されたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施形態によれば、通気性が高い紙または表面の摩擦が大きな紙であっても、この紙を一枚ずつ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る給紙装置を示す正面図。
図1の給紙装置を示す平面図。
図1のIII-III線に沿う矢視図であり、回転アームの上限位置を示す側面図。
図1のIV-IV線に沿う矢視図であり、回転アームの上限位置を示す側面図。
回転アームが下降して紙押えが最上層の紙を押圧した状態を示し、(A)が図3に、(B)が図4にそれぞれ対応した側面図。
回転アームの下限位置を示し、(A)が図3に、(B)が図4にそれぞれ対応した側面図。
図1、図2及び図4に示す紙収納カートリッジを示し、(A)が側断面図、(B)、(C)が図7(A)のそれぞれにVIIB矢視図、VIIC矢視図。
(A)、(B)及び(C)は、図1~図4における給紙装置の動作を説明する説明図。
(D)、(E)及び(F)は、図8の動作の続きを説明する説明図。
図9の動作の続きを説明する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき説明する。
図1は、一実施形態に係る給紙装置を示す正面図である。この図1に示す給紙装置10は、図1~図4に示すように、積層状態の紙群2から最上層の紙1を1枚ずつ供給するものであり、昇降機構11、回転アーム12、付勢部材としてのばね部材13、紙押え14、吸着ノズル15.送給ローラ16、及び容器としての紙収納カートリッジ17を有して構成される。ここで、紙1は、例えば通気性が高い紙または表面の摩擦が大きな紙である。この紙1の紙群2は、給紙装置10に着脱可能に装着される後に詳説の紙収納カートリッジ17に収納されている。
【0010】
昇降機構11は、図1~図3に示すように、ベースフレーム20と、このベースフレーム20に所定間隔を隔てて立設された2本の柱フレーム21に回転自在に設けられたスクリュー軸22A及び22Bと、このスクリュー軸22A、22Bのそれぞれに螺合されたナット23A及び23Bと、これらのナット23A、23Bに架設された昇降板24と、スクリュー軸22A、22Bを回転させる駆動系25と、を備えて構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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