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公開番号2025087844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025035704,2023551395
出願日2025-03-06,2022-09-21
発明の名称車両
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/16 20060101AFI20250603BHJP(車両一般)
要約【課題】車室を拡大し、車両用シートを自由に配置可能とすることで、乗員に解放感を与えることができる車両を提供する。
【解決手段】車両は、車体1と、車体1の内部空間に配置される車両用シートとを備えている。サンルーフ16は、車体1の内部空間を閉鎖する閉鎖位置P1と、車体1の内部空間を開放する開放位置P2との間で切り替え可能に設けられる。昇降装置30は、乗員によって操作される昇降操作部32を有し、昇降操作部32が操作されることで、シート本体20を基準位置P3と、基準位置P3よりも上方に移動させた上方位置P4との間で移動させる。サンルーフ16が開放位置P2にあって、シート本体20が上方位置P4にあるときに、ヘッドレスト23の上端部は、閉鎖位置P1にあったときのサンルーフ16を超えて上方に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、前記車体の内部空間に配置される車両用シートと、を備えた車両であって、
前記車体は、前記車両用シートが配置される車体フロアと、前記車両用シートを囲むように配置される車体外壁部と、を有し、
前記車両用シートは、乗員が着座するシート本体と、前記車体フロアに対して前記シート本体を移動可能に取り付ける移動装置と、を有し、
前記車体外壁部の少なくとも一部は、前記車体の内部空間を閉鎖する閉鎖位置と、前記車体の内部空間を開放する開放位置との間で切り替え可能に設けられ、
前記移動装置は、前記乗員によって操作される操作部を有し、前記操作部が操作されることで、前記シート本体を基準位置と、前記基準位置よりも上方に移動させた上方位置との間で移動させ、
前記車体外壁部の少なくとも一部が前記開放位置にあって、前記シート本体が前記上方位置にあるときに、前記シート本体の少なくとも一部は、前記閉鎖位置にあったときの前記車体外壁部の少なくとも一部を超えて上方に配置されていることを特徴とする車両。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記シート本体は、シートバックと、前記シートバックよりも上方に設けられるヘッドレストと、を有し、
前記車体外壁部の少なくとも一部が前記開放位置にあって、前記シート本体が前記上方位置にあるときに、前記ヘッドレストの上端部は、前記閉鎖位置にあったときの前記車体外壁部の少なくとも一部を超えて上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車体外壁部は、前記車両用シートよりも上方に配置される車体上壁部と、前記車体上壁部に取り付けられ、前記シート本体に対応する位置に配置されるサンルーフと、を有し、
前記サンルーフは、前記閉鎖位置と、前記開放位置との間で切り替え可能に設けられ、
前記サンルーフが前記開放位置にあって、前記シート本体が前記上方位置にあるときに、前記シート本体の少なくとも一部は、前記閉鎖位置にあったときの前記サンルーフを超えて上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記サンルーフが前記閉鎖位置にあるときに、前記サンルーフの前後方向における一端部及び他端部は、前記車体上壁部と同じ高さ位置に配置され、前記サンルーフが前記開放位置にあるときに、前記一端部及び前記他端部は、前記車体上壁部よりも高い位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記サンルーフが前記閉鎖位置にあるときに、前記サンルーフの前後方向における一端部及び他端部は、前記車体上壁部と同じ高さ位置に配置され、前記サンルーフが前記開放位置にあるときに、前記一端部は前記車体上壁部と同じ高さ位置に配置され、前記他端部は前記車体上壁部よりも高い位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両。
【請求項6】
前記車両は、前記車体フロア上において第一シート本体と、前記第一シート本体よりも後方に配置される第二シート本体と、を有し、
前記移動装置は、前記操作部が操作されることで、前記第二シート本体を前記基準位置と前記上方位置との間で移動させ、
前記サンルーフが前記開放位置にあって、前記第二シート本体が前記上方位置にあるときに、前記第二シート本体の上端部は、前記閉鎖位置にあったときの前記サンルーフを超えて上方かつ前記第一シート本体の上端部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両。
【請求項7】
前記車体外壁部は、前記車体上壁部に取り付けられる第一サンルーフと、前記第一サンルーフよりも後方に配置される第二サンルーフと、を有し、
前記第一サンルーフ及び前記第二サンルーフの少なくとも一方は、前記閉鎖位置と前記開放位置との間で切り替え可能に設けられることを特徴とする請求項3に記載の車両。
【請求項8】
前記車両は、前記車体フロア上において前記車体上壁部の下方に配置される第一シート本体と、前記サンルーフの下方であって前記第一シート本体よりも後方に配置される第二シート本体と、を有し、
前記移動装置は、前記操作部が操作されることで、前記第二シート本体を前記基準位置と前記上方位置との間で移動させ、
前記サンルーフが前記開放位置にあって、前記第二シート本体が前記上方位置にあるときに、前記第二シート本体の少なくとも一部は、前記閉鎖位置にあったときの前記サンルーフを超えて上方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両。
【請求項9】
前記車両は、前記車体フロア上において第一シート本体と、前記第一シート本体よりも後方に配置される第二シート本体と、を有し、
前記移動装置は、前記操作部が操作されることで、前記第一シート本体及び前記第二シート本体を前記基準位置と前記上方位置との間で移動させ、
前記車体外壁部の少なくとも一部が前記開放位置にあって、前記第一シート本体及び前記第二シート本体が前記上方位置にあるときに、前記第一シート本体は、前記第二シート本体と異なる高さ位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項10】
前記車両用シートは、前記車体フロアに対して前記シート本体を上下方向に沿った軸周りに回転可能に取り付ける回転装置を有し、
前記車体外壁部の少なくとも一部が前記開放位置にあって、前記シート本体が前記上方位置にあるときに、前記回転装置は、前記乗員によって操作されることで、前記シート本体を回転させることを特徴とする請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に係り、特に、車体と、車体の内部空間に配置される車両用シートとを備えた車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体の内部空間に配置される車両用シートが可動することで、車体の内部空間において車両用シートの配置をアレンジ可能な車両が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1では、車両用シートが回転機構、リクライニング機構、スライド機構を備えており、複数の車両用シートがそれぞれ可動することによって、狭い空間であっても乗員が体を横たえることができるベッド面を形成可能な車両としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-142771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、自動運転車が普及することで、車両用シートの配置をさらにアレンジしたいというニーズが高まっている。
しかしながら、特許文献1のような車両では、車体の内部空間において車両用シートを可動させる構成であるため、車体の外部空間においても車両用シートの配置をアレンジしたいという乗員のニーズに十分に応えられるものではなかった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、従来よりも車室を拡大し、車両用シートを自由に配置可能とすることで、乗員に解放感を与えることができる車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の車両によれば、車体と、前記車体の内部空間に配置される車両用シートと、を備えた車両であって、前記車体は、前記車両用シートが配置される車体フロアと、前記車両用シートを囲むように配置される車体外壁部と、を有し、前記車両用シートは、乗員が着座するシート本体と、前記車体フロアに対して前記シート本体を移動可能に取り付ける移動装置と、を有し、前記車体外壁部の少なくとも一部は、前記車体の内部空間を閉鎖する閉鎖位置と、前記車体の内部空間を開放する開放位置との間で切り替え可能に設けられ、前記移動装置は、前記乗員によって操作される操作部を有し、前記操作部が操作されることで、前記シート本体を基準位置と、前記基準位置よりも上方に移動させた上方位置との間で移動させ、前記車体外壁部の少なくとも一部が前記開放位置にあって、前記シート本体が前記上方位置にあるときに、前記シート本体の少なくとも一部は、前記閉鎖位置にあったときの前記車体外壁部の少なくとも一部を超えて上方に配置されていることにより解決される。
上記構成により、車室を拡大し、車両用シートを自由に配置可能とすることで、乗員に解放感を与えることができる車両を実現できる。
詳しく述べると、車体外壁部の少なくとも一部が基準位置から開放位置に切り替えられて、乗員によって操作されることでシート本体が上方に移動する。そして、シート本体の少なくとも一部が、車体の外部空間まで移動する。こうすることで、車室が拡大し、シート本体が車体の外部空間まで移動されるので、乗員に解放感を与えることができる。特に、乗員は自分で操作することで好みの位置まで車両用シートを移動させることができるので、シート本体を様々な配置にアレンジすることができる。
【0008】
このとき、前記シート本体は、シートバックと、前記シートバックよりも上方に設けられるヘッドレストと、を有し、前記車体外壁部の少なくとも一部が前記開放位置にあって、前記シート本体が前記上方位置にあるときに、前記ヘッドレストの上端部は、前記閉鎖位置にあったときの前記車体外壁部の少なくとも一部を超えて上方に配置されていると良い。
上記構成により、ヘッドレストの高さ位置(乗員の視線位置)が、車体の外部空間まで移動するので、乗員の視線位置が車体の内部空間よりも高い位置となり、乗員の解放感をより向上させることができる。
【0009】
このとき、前記車体外壁部は、前記車両用シートよりも上方に配置される車体上壁部と、前記車体上壁部に取り付けられ、前記シート本体に対応する位置に配置されるサンルーフと、を有し、前記サンルーフは、前記閉鎖位置と、前記開放位置との間で切り替え可能に設けられ、前記サンルーフが前記開放位置にあって、前記シート本体が前記上方位置にあるときに、前記シート本体の少なくとも一部は、前記閉鎖位置にあったときの前記サンルーフを超えて上方に配置されていると良い。
上記構成により、シート本体の上方に配置されるサンルーフが基準位置から開放位置に切り替えられることで、車室が拡大し、シート本体が車体の外部空間まで上昇するので、乗員に解放感を与えることができる。
【0010】
このとき、前記サンルーフが前記閉鎖位置にあるときに、前記サンルーフの前後方向における一端部及び他端部は、前記車体上壁部と同じ高さ位置に配置され、前記サンルーフが前記開放位置にあるときに、前記一端部及び前記他端部は、前記車体上壁部よりも高い位置に配置されると良い。
上記構成により、サンルーフの全体が基準位置から開放位置に切り替えられることで、車室をより拡大することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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