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公開番号
2025087631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2024206759
出願日
2024-11-27
発明の名称
組成物及びマスキング剤
出願人
三生医薬株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
A23L
27/20 20160101AFI20250603BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】臭気成分を含有する可食性物質と、前記臭気成分をマスキングするマスキング成分を含み、前記マスキング剤由来の風味が官能評価を低下させない、組成物を提供する。
【解決手段】臭気成分を含有する可食性物質と、カリオフィレンオキサイドと、前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンを含む、組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
臭気成分を含有する可食性物質と、カリオフィレンオキサイドと、前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンを含む、組成物。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記カリオフィレンオキサイド、前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレン及び前記臭気成分を含有する可食性物質の合計量100質量%中の、前記カリオフィレンオキサイドと前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンの合計含有量が0.05質量%以上である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記カリオフィレンオキサイドと前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンの質量比が、1:99~70:30である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記カリオフィレンオキサイドを組成物中に1.5質量%以下含有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
前記臭気成分を含有する可食性物質が、脂質を含有する可食性物質及び水溶性の化合物を含有する可食性物質の少なくとも1つである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
前記脂質を含有する可食性物質が、動物性油脂及び植物性油脂の少なくとも1つの油脂である、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記油脂が、魚介油、エゴマ油及び亜麻仁油からなる群から選択される少なくとも1つである、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記脂質を含有する可食性物質が、マリーゴールド抽出物及びノコギリヤシ果実抽出物からなる群から選択される少なくとも1つである、請求項5に記載の組成物。
【請求項9】
前記水溶性の化合物を含有する可食性物質が、HMB-Ca、プラセンタ、魚由来コラーゲン、にんにく、植物抽出物、アミノ酸、ヘスペリジン及びクチナシ色素からなる群から選択される少なくとも1つを含む粉体である、請求項5に記載の組成物。
【請求項10】
可食性物質に含まれる臭気成分のマスキング剤であって、カリオフィレンを含む、マスキング剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物及びマスキング剤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
食品の臭気成分をマスキングする技術に関し、シクロテン、プロピオン酸、2―アセチルフラン及びβ―カリオフィレンオキシドからなる群から選択される少なくとも1つの不快臭マスキング化合物を含有するマスキング剤が開示されている(特許文献1)。
【0003】
前記の不快臭マスキング化合物は、何れも、苦み、酸味、辛み等の風味(以下、マスキング剤由来の風味という)を有する。
【0004】
特許文献1は、不快臭の原因化合物を0.01重量ppb~1重量%含む食品に対し、前記マスキング剤を、1~50000重量ppbレベルの低濃度で添加することで、マスキング剤由来の風味を食品に付与することなく不快臭をマスキングできることを教示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/209861号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来のマスキング剤では、その添加量が増加すると、マスキング剤由来の風味が際立ち、官能評価において「経口摂取に適さない」ものとなる、という課題があった。
【0007】
本発明は、前記課題の解決を目的とし、臭気成分を含有する可食性物質と、前記臭気成分をマスキングするマスキング成分を含み、前記マスキング剤由来の風味が官能評価を低下させない、組成物を提供する。本開示において「マスキング」とは、人が官能評価した場合に、前記臭気成分のにおいを感じにくくすることができること、を意味する。
また、本発明は、マスキング剤由来の風味が官能評価を低下させない、新たなマスキング剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、カリオフィレンによって前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の主な構成は以下の通りである。
【0009】
(1)臭気成分を含有する可食性物質と、カリオフィレンオキサイドと、前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンを含む、組成物。
(2)前記カリオフィレンオキサイド、前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレン及び前記臭気成分を含有する可食性物質の合計量100質量%中の、前記カリオフィレンオキサイドと前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンの合計含有量が0.05質量%以上である、(1)の組成物。
(3)前記カリオフィレンオキサイドと前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンの質量比が、1:99~70:30である、(1)又は(2)の組成物。
(4)前記カリオフィレンオキサイドを組成物中に1.5質量%以下含有する、(1)~(3)のいずれかの組成物。
(5)前記臭気成分を含有する可食性物質が、脂質を含有する可食性物質及び水溶性の化合物を含有する可食性物質の少なくとも1つである、(1)~(4)のいずれかの組成物。
(6)前記脂質を含有する可食性物質が、動物性油脂及び植物性油脂の少なくとも1つの油脂である、(5)の組成物。
(7)前記油脂が、魚介油、エゴマ油及び亜麻仁油からなる群から選択される少なくとも1つである、(6)の組成物。
(8)前記脂質を含有する可食性物質が、マリーゴールド抽出物及びノコギリヤシ果実抽出物からなる群から選択される少なくとも1つである、である、(5)の組成物。
(9)前記水溶性の化合物を含有する可食性物質が、HMB-Ca、プラセンタ、魚由来コラーゲン、にんにく、植物抽出物、アミノ酸、ヘスペリジン及びクチナシ色素からなる群から選択される少なくとも1つを含む粉体である、(5)の組成物。
【0010】
(10)可食性物質に含まれる臭気成分のマスキング剤であって、カリオフィレンを含む、マスキング剤。
(11)前記カリオフィレンが、カリオフィレンオキサイドと、前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンとを含む、(10)のマスキング剤。
(12)前記カリオフィレンオキサイドと前記カリオフィレンオキサイドを除くカリオフィレンの質量比が、1:99~70:30である、(11)のマスキング剤。
(13)前記可食性物質が、脂質を含有する可食性物質及び水溶性の化合物を含有する可食性物質の少なくとも1つである、(10)~(12)のいずれかのマスキング剤。
(14)前記脂質を含有する可食性物質が、動物性油脂及び植物性油脂の少なくとも1つの油脂である、(13)のマスキング剤。
(15)前記油脂が、魚介油、エゴマ油及び亜麻仁油からなる群から選択される少なくとも1つである、(14)のマスキング剤。
(16)前記脂質を含有する可食性物質が、マリーゴールド抽出物及びノコギリヤシ果実抽出物からなる群から選択される少なくとも1つである、(13)のマスキング剤。
(17)前記水溶性の化合物を含有する可食性物質が、HMB-Ca、プラセンタ、魚由来コラーゲン、にんにく、植物抽出物、アミノ酸、ヘスペリジン及びクチナシ色素からなる群から選択される少なくとも1つを含む粉体である、(13)のマスキング剤。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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