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公開番号
2025087448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202108
出願日
2023-11-29
発明の名称
プログラム及び情報処理方法
出願人
国立研究開発法人情報通信研究機構
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G06T
19/20 20110101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約
【課題】容易な方法でアノテーションを付与する技術を提供する。
【解決手段】本開示の一側面に係るプログラムは、対象物についての2以上の対象画像群を取得するステップ、対象断面について、2以上の対象画像群に含まれる対応する対象画像、テンプレート形状及び対応する1以上の制御点をディスプレイに表示するステップ、対象断面において、表示された1以上の制御点に対する移動操作を受け付けるステップ、移動操作の後の各制御点群の制御点の配置に応じて、テンプレート形状を変形させるステップ、並びに移動操作が完了した後、対象物の構造に対するアノテーションとして、変形されたテンプレート形状を出力するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
2以上の断面群それぞれが、2以上の方向それぞれに対して定義され、
2以上の制御点群それぞれが、前記2以上の断面群それぞれに対応して独立に定義され、
前記各断面群は、定義された方向における1以上の断面を含み、
前記各制御点群は、対応する前記断面群に含まれる前記断面毎に配置される1以上の制御点を含み、
前記情報処理方法は、
対象物についての2以上の対象画像群を取得するステップであって、前記2以上の対象画像群それぞれは、定義された前記2以上の断面群それぞれに対応する、ステップ、
前記2以上の方向のうちの対象方向に対して定義された断面群に含まれる前記1以上の断面のうちの対象断面について、取得された前記2以上の対象画像群に含まれる対応する対象画像、前記対象物の構造の区分を示すテンプレート形状及び対応する制御点群に含まれる対応する1以上の制御点をディスプレイに表示するステップ、
前記対象断面において、前記1以上の制御点に対する移動操作を受け付けるステップ、
前記移動操作の後の前記各制御点群に含まれる前記1以上の制御点の配置に応じて、前記テンプレート形状を変形させるステップ、並びに
前記移動操作が完了した後、前記2以上の対象画像群に写る前記対象物の構造に対するアノテーションとして、変形された前記テンプレート形状を出力するステップ、
を含む、
プログラム。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記対象物は、生体組織であり、
前記各対象画像群は、磁気共鳴画像群、コンピュータ断層撮影画像群、マイクロコンピュータ断層撮影画像群、超音波画像群、及び光干渉断層計画像群のいずれかである、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記生体組織は、筋骨格である、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記2以上の断面群は、水平面群、矢状面群及び冠状面群を含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
2以上の断面群それぞれが、2以上の方向それぞれに対して定義され、
2以上の制御点群それぞれが、前記2以上の断面群それぞれに対応して独立に定義され、
前記各断面群は、定義された方向における1以上の断面を含み、
前記各制御点群は、対応する前記断面群に含まれる前記断面毎に配置される1以上の制御点を含み、
前記情報処理方法は、
対象物についての2以上の対象画像群を取得するステップであって、前記2以上の対象画像群それぞれは、定義された前記2以上の断面群それぞれに対応する、ステップ、
前記2以上の方向のうちの対象方向に対して定義された断面群に含まれる前記1以上の断面のうちの対象断面について、取得された前記2以上の対象画像群に含まれる対応する対象画像、前記対象物の構造の区分を示すテンプレート形状及び対応する制御点群に含まれる対応する1以上の制御点をディスプレイに表示するステップ、
前記対象断面において、前記1以上の制御点に対する移動操作を受け付けるステップ、
前記移動操作の後の前記1以上の制御点の配置に応じて、前記テンプレート形状を変形させるステップ、並びに
前記移動操作が完了した後、前記2以上の対象画像群に写る前記対象物の構造に対するアノテーションとして、変形された前記テンプレート形状を出力するステップ、
を含む、
情報処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
筋肉量は力を生成する能力の重要な決定要因であるため、生体内の個々の筋肉量の定量化は、健康、医療、スポーツ等の様々な分野で高い関心を集めている。筋肉量は、磁気共鳴(MR)画像、コンピュータ断層撮影(CT)画像等から筋肉をセグメンテーションすることで評価される。従来、セグメンテーションは、専門家によって手動で行われてきた。しかしながら、各筋肉の輪郭をスライス毎にトレースする作業は、特に筋肉の数が多い場合に、非常に時間がかかってしまう。そこで、近年、機械学習により生成された訓練済みの画像解析モデルを用いて、セグメンテーション作業を自動化する技術が登場している。この人工知能ベースのセグメンテーション方法は、非常に有望である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-529475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人工知能ベースのセグメンテーション方法を採用する場合に、新しくモデルを訓練するためには、訓練データ及び正解ラベルの組み合わせで構成されるデータセットを生成することになる。例えば、特許文献1では、タッチパネルの入力により医用画像に対してアノテーションを付与するためのシステムが提案されている。しかしながら、このようなアノテーション方法では、オペレータは、専門知識を要し、かつ筋骨格を正しくトレースするのは困難で時間がかかってしまう。なお、このような問題点が生じるのは、医用画像に対してアノテーションを付与する場面に限られない。対象物の構造に対してアノテーションを付与する様々な場面で、このような問題点は生じ得る。
【0005】
本開示は、一側面では、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、容易な方法でアノテーションを付与する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。なお、以下の構成は適宜組み合わせ可能である。
【0007】
本開示の一側面に係るプログラムは、コンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムである。2以上の断面群それぞれが、2以上の方向それぞれに対して定義される。2以上の制御点群それぞれが、前記2以上の断面群それぞれに対応して独立に定義される。前記各断面群は、定義された方向における1以上の断面を含む。前記各制御点群は、対応する前記断面群に含まれる前記断面毎に配置される1以上の制御点を含む。前記情報処理方法は、対象物についての2以上の対象画像群を取得するステップであって、前記2以上の対象画像群それぞれは、定義された前記2以上の断面群それぞれに対応する、ステップ、前記2以上の方向のうちの対象方向に対して定義された断面群に含まれる前記1以上の断面のうちの対象断面について、取得された前記2以上の対象画像群に含まれる対応する対象画像、前記対象物の構造の区分を示すテンプレート形状及び対応する制御点群に含まれる対応する1以上の制御点をディスプレイに表示するステップ、前記対象断面において、前記1以上の制御点に対する移動操作を受け付けるステップ、前記移動操作の後
の前記各制御点群に含まれる前記1以上の制御点の配置に応じて、前記テンプレート形状を変形させるステップ、並びに前記移動操作が完了した後、前記2以上の対象画像群に写る前記対象物の構造に対するアノテーションとして、変形された前記テンプレート形状を出力するステップを含む。
【0008】
当該構成では、対象物の構造の区分に対してテンプレート形状が与えられる。しかしながら、対象物の構造には個体差があり得るため、テンプレート形状を与えただけでは、正確なアノテーションは困難である。そこで、2以上の方向で断面群が定義され、対象物の構造に対するアノテーション作業として、各方向の各断面における各制御点の移動操作によるテンプレート形状の変形作業が受け付けられる。この変形作業は、対象断面の対象画像に写る対象物の構造に合うように制御点を動かしてテンプレート形状を変形させるという直感的な操作で行うことができる。そのため、この変形作業は容易である。ただし、制御点群を全ての方向で共通に与えると、一方向の断面上で移動させた制御点が、他方向の断面上から離れることで、その方向の断面群から消失し得る。制御点が消失すると、作業が難航する可能性がある(つまり、その容易な作業の恩恵が受けられない可能性がある)。これに対して、当該構成では、制御点群を各方向に独立に与えることで、各方向の断面からの制御点の消失を防ぐことができる。したがって、当該構成によれば、容易な方法でアノテーションを付与することができる。
【0009】
上記一側面に係るプログラムにおいて、前記対象物は、生体組織であってよい。前記各対象画像群は、磁気共鳴画像群、コンピュータ断層撮影画像群、マイクロコンピュータ断層撮影画像群、超音波画像群、及び光干渉断層計画像群のいずれかであってよい。当該構成によれば、生体組織に観察に各画像群を利用する場面において、容易な方法でアノテーションを付与することができる。
【0010】
上記一側面に係るプログラムにおいて、前記生体組織は、筋骨格であってよい。当該構成によれば、容易な方法で筋骨格のアノテーションを付与することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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