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公開番号
2025087123
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201561
出願日
2023-11-29
発明の名称
移植機
出願人
ヤンマーホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250603BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】マルチシート繰出敷設機構を備えた構成において、土壌が硬い畑地であっても、苗の植付けを容易にする。
【解決手段】移植機は、走行機体と、走行機体の後方に昇降自在に連結される植付部と、土壌の表面にマルチシートを繰り出して敷設するマルチシート繰出敷設機構と、を備える。植付部は、マルチシートの上方から土壌に苗を植え付ける苗植付機構を有する。移植機は、走行機体の走行に伴って、マルチシートの下方の土壌に、苗が植え付けられる溝を、苗の植付に先行して作るシート下作用体を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
走行機体と、
前記走行機体の後方に昇降自在に連結される植付部と、
土壌の表面にマルチシートを繰り出して敷設するマルチシート繰出敷設機構と、を備え、
前記植付部が、前記マルチシートの上方から前記土壌に苗を植え付ける苗植付機構を有する、移植機であって、
前記走行機体の走行に伴って、前記マルチシートの下方の前記土壌に、前記苗が植え付けられる溝を、前記苗の植付に先行して作るシート下作用体を備える、移植機。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記マルチシート繰出敷設機構および前記シート下作用体は、前記植付部に設けられる、請求項1に記載の移植機。
【請求項3】
前記シート下作用体は、前記土壌の表面に敷設された前記マルチシートを下方から支持するシート支持部を有する、請求項1に記載の移植機。
【請求項4】
前記シート下作用体は、前記走行機体の走行に伴って前記土壌の一部を削ることにより、前記溝を作る作溝器を有する、請求項1に記載の移植機。
【請求項5】
前記シート下作用体を支持する作用体支持部をさらに備え、
前記作用体支持部は、前記植付部の植付フレームに支持されるとともに、前記マルチシート繰出敷設機構から繰り出される前記マルチシートの下方に配置される、請求項1に記載の移植機。
【請求項6】
前記シート下作用体は、前記土壌に作った前記溝の側方から、前記溝に土を寄せる土寄せ機構を有する、請求項1から5のいずれかに記載の移植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移植機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、走行機体の後方に、マルチシート繰出敷設機構を設けるとともに、苗植付機構を有する植付部を昇降可能に設けた田植機が開示されている。また、例えば特許文献2には、移植爪の昇降にかかわる植込杆にフィルムカット装置を取り付けた移植機が開示されている。フィルムカット装置は、マルチフィルム(以下、「マルチシート」に統一して記載する)に孔を開けるために設けられる。移植爪による苗の植付けは、上記の孔を介して行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-147846号公報
実公平7-19249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
田植機による苗(稲苗)の植付けでは、代掻きされた圃場に苗を植え付けるため、圃場(土壌)が柔軟である。このため、特許文献1のように、紙シートからなるマルチシートを繰り出し、苗植付機構によってマルチシートを突き破るようにして土壌に苗を植え付けることが可能である。
【0005】
これに対して、野菜苗の植付けでは、土壌が硬い畑地に苗を植え付ける。しかも、マルチシートとしては、保温および保湿の観点と雑草対策として、ビニールフィルムが用いられる。このため、マルチシートを突き破るようにして土壌に苗を植え付ける特許文献1の田植機の構成を、土壌が硬い畑地にマルチシートの上方から苗を植え付ける移植機に適用することは困難であった。
【0006】
一方、特許文献2の移植機では、移植爪による苗の植付けに先行して、フィルムカット装置によってマルチシートに孔を開ける。このため、苗の植付けの際にマルチシートが邪魔になることはない。しかし、特許文献2では、苗の植付けにおいて、土壌が硬い場合の対策については何ら検討されていない。つまり、特許文献2の構成では、硬い土壌への苗の植付けが困難であった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、マルチシート繰出敷設機構を備えた構成において、土壌が硬い畑地であっても、苗の植付けを容易にすることができる移植機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る移植機は、走行機体と、前記走行機体の後方に昇降自在に連結される植付部と、土壌の表面にマルチシートを繰り出して敷設するマルチシート繰出敷設機構と、を備え、前記植付部が、前記マルチシートの上方から前記土壌に苗を植え付ける苗植付機構を有する、移植機であって、前記走行機体の走行に伴って、前記マルチシートの下方の前記土壌に、前記苗が植え付けられる溝を、前記苗の植付に先行して作るシート下作用体を備える。
【発明の効果】
【0009】
上記構成によれば、マルチシート繰出敷設機構を備えた構成において、土壌が硬い畑地であっても、苗の植付けを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の一形態に係る移植機の概略の構成を示す側面図である。
上記移植機の植付部の側面図である。
上記植付部の苗載装置を後方から見た背面図である。
上記植付部の苗植付機構の側面図である。
上記苗植付機構の植付ユニットを拡大して示す斜視図である。
上記植付部の一部を示す側面図である。
上記植付部の植付フレームを斜め後方から見たときの斜視図である。
上記移植機が備えるマルチシート繰出敷設機構のロール保持部を下方から見たときの斜視図である。
上記マルチシート繰出敷設機構のシート繰出ガイド部を前方から見たときの斜視図である。
上記移植機が備える押圧機構を斜め後方から見たときの斜視図である。
上記移植機が備えるシート下作用体を斜め後方から見たときの斜視図である。
上記シート下作用体の作溝器の後方側を拡大して示す斜視図である。
上記シート下作用体の土寄せ機構が有する埋戻し部材を後方から見たときの斜視図である。
上記シート下作用体の平面図である。
上記埋戻し部材をA-A’線で切断したときの断面図である。
上記シート下作用体の他の構成を示す斜視図である。
上記押圧機構の押圧ローラを上記土寄せ機構として用いた場合の平面図である。
上記押圧機構の他の構成を模式的に示す平面図である。
上記押圧機構のさらに他の構成を模式的に示す平面図である。
上記マルチシート繰出敷設機構を備えていない移植機に適用される、変形例の作溝器および土寄せ機構の構成を模式的に示す斜視図である。
上記変形例の上記作溝器および上記土寄せ機構の平面図である。
上記変形例の上記土寄せ機構の斜視図である。
上記苗植付機構の植付爪から苗を押し出すタイミングを模式的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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