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公開番号2025086804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023201103
出願日2023-11-28
発明の名称ハイブリッド車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 20/17 20160101AFI20250602BHJP(車両一般)
要約【課題】自動運転時の快適性を維持し、且つバッテリの充電量の低下を抑制するハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】自動運転モードで走行し且つBEV優先走行が選択されている場合に、車速Vが所定の暗騒音判定速度Vaを超えるとHEV走行に切り替える制御が行われる。即ち、自動運転中でBEV走行が優先されている場合で、車速Vが、暗騒音が大きく快適性に影響が少ない所定の暗騒音判定速度Vaを超える場合には、積極的にエンジン12の駆動によるHEV走行が行われ、エンジン12の駆動によりバッテリ24の充電が可能となる。これにより、自動運転中の快適性が維持され、且つバッテリ充電量SOCの低下を抑制するハイブリッド車両10の制御装置50が提供できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
走行用の動力源として、エンジンと電動機とを備えたハイブリッド車両において、前記エンジンを停止し前記電動機のみを前記動力源として走行する電動機走行と、前記動力源のうち少なくとも前記エンジンを前記動力源として走行するハイブリッド走行と、を予め設定された優先順位に基づき切り替える制御装置であって、
車両の自動運転を制御する自動運転制御部を備え、
前記自動運転で走行し且つ前記電動機走行が優先設定されている場合に、車速が所定の暗騒音判定速度を超えると前記ハイブリッド走行に切り替える制御を行うことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
走行用の動力源として、エンジンと電動機とを備えたハイブリッド車両においても、近年、運転操作の自動化のために、各種の自動運転モードの搭載が進められている。前記ハイブリッド車両では、モータのみでの走行状態から、エンジンを駆動するハイブリッド走行状態に移行する場合、エンジン始動時に発生する振動や騒音が、快適性(静粛性)の低下につながる。特に、運転操作をせず、車両の挙動が予測できない自動運転での走行時は、振動や騒音に対して敏感になるため、自動運転の各種モードに応じて、エンジンが始動する車速を設定する技術が公開されている。例えば、特許文献1に記載された車両の制御装置がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-094988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動運転の場合は、エンジン始動時だけでなく、エンジン駆動が継続するハイブリッド走行状態での振動や騒音も、快適性(静粛性)の低下につながる。モータのみでの走行に比較し、エンジン駆動に伴う振動や騒音が増加するためである。快適性(静粛性)維持のためには、モータのみでの走行を増やすことが望ましいが、モータのみでの走行を増やすと、モータを駆動するバッテリの充電量が低下し、バッテリの充電のためにエンジンが駆動されると、逆に快適性(静粛性)が損なわれるといった課題が発生していた。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、自動運転時の快適性を維持し、且つバッテリの充電量の低下を抑制するハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1発明の要旨とするところは、(a)走行用の動力源として、エンジンと電動機とを備えたハイブリッド車両において、前記エンジンを停止し前記電動機のみを前記動力源として走行する電動機走行と、前記動力源のうち少なくとも前記エンジンを前記動力源として走行するハイブリッド走行と、を予め設定された優先順位に基づき切り替える制御装置であって、(b)車両の自動運転を制御する自動運転制御部を備え、(c)前記自動運転で走行し且つ前記電動機走行が優先設定されている場合に、車速が所定の暗騒音判定速度を超えると前記ハイブリッド走行に切り替える制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
第1発明によれば、前記自動運転で走行し且つ前記電動機走行が優先設定されている場合に、車速が所定の暗騒音判定速度を超えると前記ハイブリッド走行に切り替える制御が行われる。即ち、前記自動運転及び前記電動機走行を優先する走行中に、車速が、暗騒音が大きく快適性に影響が少ない所定の前記暗騒音判定速度を超える場合には、積極的に前記エンジンが駆動される前記ハイブリッド走行が行われ、前記エンジンの駆動によりバッテリの充電が可能となる。これにより、前記自動運転中の快適性が維持され、且つバッテリの充電量の低下を抑制するハイブリッド車両の制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用されるハイブリッド車両の概略構成を説明する図であると共に、ハイブリッド車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
図1の自動運転制御部によって実行される駆動系に関する機能を具体的に説明するブロック線図である。
図1の電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用されたハイブリッド車両10の概略構成を説明する図であると共に、ハイブリッド車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。ハイブリッド車両10は、エンジン12、電気式差動部14、及び自動変速機16を直列に備えている。エンジン12は、エンジン出力制御装置40によって出力が制御される。電気式差動部14は公知のハイブリッド車両を構成するユニットであり、内部の遊星歯車装置18に、エンジン12と、第1電動機MG1と、第2電動機MG2と、が連結されており、また、電気式差動部14と自動変速機16とは中間伝達部材20で連結されている。なお、電気式差動部14及び自動変速機16は、その軸心に対して略対称的に構成されているため、図1では下側半分が省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

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