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公開番号2025084561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198548
出願日2023-11-22
発明の名称バスバー構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/569 20210101AFI20250527BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバーの発熱が治まった場合に、電圧検出部を交換又は修理することなく、再度、電圧を測定することができるバスバー構造を得る。
【解決手段】バスバー構造10は、複数の電池間を接続するバスバー12と、バスバー12上に設けられ、電池の電圧を検出する電圧検出部14と、一端が電圧検出部14に固定される第1部材16と、第1部材16の外側に配設され、一端がバスバー12に固定される第2部材18と、第1部材16と第2部材18との間に介在される弾性部材40と、第1部材16とバスバー12との間に介在され、所定温度未満の場合に、電圧検出部14とバスバー12とが接触するように膨張収縮する膨張収縮部材42と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池間を接続するバスバーと、
該バスバー上に設けられ、前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
一端が前記電圧検出部に固定される第1部材と、
前記第1部材の外側に配設され、一端が前記バスバーに固定される第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に介在される弾性部材と、
前記第1部材と前記バスバーとの間に介在され、所定温度未満の場合に、前記電圧検出部と前記バスバーとが接触するように膨張収縮する膨張収縮部材と、
を備えるバスバー構造。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記膨張収縮部材は、形状記憶合金で形成されている請求項1に記載のバスバー構造。
【請求項3】
前記膨張収縮部材は、熱伝導性を有する接着剤を使用して前記バスバーに固定される請求項1に記載のバスバー構造。
【請求項4】
前記膨張収縮部材は、前記所定温度以上の場合に気化する液体が内部に収容され、少なくとも一部が内部圧力によって膨張可能な材質により形成されている請求項1に記載のバスバー構造。
【請求項5】
前記第1部材は、前記第2部材の内壁に沿ってスライド可能に形成されている請求項1に記載のバスバー構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の電池間を接続するバスバー構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バスバーの異常発熱を早期に検出できるようにするため、樹脂枠に設けられ電圧検出線端子をバスバーに固定する固定爪の融点を、樹脂枠の融点よりも低くすることにより、異常発熱時、樹脂枠の融解前に固定爪が融解して電圧検出線端子がバスバーから外れるようにしたバスバー構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-089343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のバスバー構造では、一度、固定爪が融解し、電圧検出線端子からバスバーが外れた場合、新たな固定爪によって電圧検出線端子をバスバーに固定するまで電圧の検出を行うことができない。そのため、バスバーの所定温度以上の発熱が一時的である場合にも、固定爪の交換又は修理を行う必要が生じてしまう。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、バスバーの発熱が治まった場合に、部品を交換又は修理することなく、再度、電圧を測定することができるバスバー構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係るバスバー構造は、複数の電池間を接続するバスバーと、該バスバー上に設けられ、前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、一端が前記電圧検出部に固定される第1部材と、前記第1部材の外側に配設され、一端が前記バスバーに固定される第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に介在される弾性部材と、前記第1部材と前記バスバーとの間に介在され、所定温度未満の場合に、前記電圧検出部と前記バスバーとが接触するように膨張収縮する膨張収縮部材と、を備える。
【0007】
請求項1に記載の本発明に係るバスバー構造では、第1部材とバスバーとの間に介在された膨張収縮部材が、所定温度未満の場合に、電圧検出部とバスバーとが接触するように膨張収縮される。言い換えると、膨張収縮部材は、所定温度以上の場合に、電圧検出部とバスバーとが離間するように膨張収縮される。すなわち、膨張収縮部材が所定温度以上の場合に膨張すると、膨張収縮部材が弾性部材の付勢力に逆らって第1部材を押し上げるので、第1部材に固定された電圧検出部も押し上げられて電圧検出部とバスバーとが離間する。
【0008】
そして、膨張収縮部材が所定温度以上から所定温度未満になると、膨張収縮部材は収縮し、弾性部材の付勢力によって第1部材が押し下げられるので、第1部材に固定された電圧検出部が押し下げられて、電圧検出部とバスバーとが接触する。このように、所定温度未満の場合のみに電圧検出部とバスバーとが接触することにより、バスバーの所定温度以上の発熱が治まった場合に、部品を交換又は修理することなく、再度、電圧を測定することができる。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係るバスバー構造は、請求項1に記載の構成において、前記膨張収縮部材が、形状記憶合金で形成されている。
【0010】
請求項2に記載の本発明に係るバスバー構造では、膨張収縮部材が形状記憶合金で形成されているため、膨張収縮部材の熱伝導率が良好となり、バスバーの発熱を短期間で検出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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