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公開番号2025086265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023200206
出願日2023-11-27
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/242 20210101AFI20250530BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】路面干渉による荷重を受けた際に変形しにくい保護構造体であっても路面入力をセンサで検出すること。
【解決手段】電池セルを収容するロアケースと、ロアケースの下方に配置された保護構造体と、保護構造体からロアケースに入力される荷重を検出するセンサと、を備え、保護構造体は、最下層を形成するシェアパネルと、シェアパネルとロアケースとの間に介在される弾性体と、を有し、弾性体は下方からの荷重により弾性変形し、ロアケースに対するシェアパネルの変位を生じさせ、センサはロアケースとシェアパネルとの間において弾性体と同じ層に配置され、弾性体が弾性変形する際のシェアパネルの変位に応じてロアケースに入力される荷重を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池セルを収容するロアケースと、
前記ロアケースの下方に配置され、下方からの荷重に対して前記電池セルを保護するための保護構造体と、
前記保護構造体から前記ロアケースに入力される荷重を検出するセンサと、
を備え、
前記保護構造体は、
最下層を形成するシェアパネルと、
前記シェアパネルと前記ロアケースとの間に介在される弾性体と、を有し、
前記弾性体は、前記下方からの荷重により弾性変形し、前記ロアケースに対する前記シェアパネルの変位を生じさせ、
前記センサは、前記ロアケースと前記シェアパネルとの間において前記弾性体と同じ層に配置され、前記弾性体が弾性変形する際の前記シェアパネルの変位に応じて前記ロアケースに入力される荷重を検出する
ことを特徴とする電池パック。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記弾性体は、前記ロアケースの底面に面接触する平板状の弾性部材であり、
前記保護構造体は、
前記弾性部材の下面と面接触し、前記弾性部材を上方に向けて押圧する押圧パネルと、
前記シェアパネルと前記押圧パネルとの間に介在される補強パネルと、を有し、
前記弾性部材は、前記ロアケースの底面の異なる位置に複数設けられ、
前記押圧パネルは、前記弾性部材に対応する位置に設けられ、
前記補強パネルは、前記シェアパネルからの入力により前記弾性部材にかかる荷重の前記シェアパネルから前記押圧パネルまでの伝達経路上に設けられ、前記荷重を分散して前記押圧パネルへ伝達する
ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記保護構造体は、
前記シェアパネルと一体化された下側パネルと、
前記下側パネルと前記ロアケースとの間に配置された上側パネルと、を有し、
前記弾性体は、バネ状の部材であり、前記下側パネルと前記上側パネルとの間を接続するように配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池パックに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池パックを車室床部に搭載した車両において、電池パックを保護するための構造として、電池パックのケースの下方に配置された板状のアンダーガードと、アンダーガードの底面に取り付けられた樹脂製のカバーとを備えることが開示されている。特許文献1に記載の構成では、路面干渉による衝撃が樹脂製のカバーに入力された際、まず樹脂製のカバーが変形することにより衝撃を吸収し、そのカバーの変形で衝撃を吸収しきれない場合には板状のアンダーガードが変形することにより衝撃を吸収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7216354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された構成は、電池セルを路面干渉から保護するための保護構造体としてのアンダーガードが大きく変形することにより路面干渉による荷重を吸収するものであるものの、変形しにくい保護構造体によって衝突荷重を分散するものではなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、路面干渉による荷重を受けた際に変形しにくい保護構造体であっても路面入力をセンサで検出することができる電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、電池セルを収容するロアケースと、前記ロアケースの下方に配置され、下方からの荷重に対して前記電池セルを保護するための保護構造体と、前記保護構造体から前記ロアケースに入力される荷重を検出するセンサと、を備え、前記保護構造体は、最下層を形成するシェアパネルと、前記シェアパネルと前記ロアケースとの間に介在される弾性体と、を有し、前記弾性体は、前記下方からの荷重により弾性変形し、前記ロアケースに対する前記シェアパネルの変位を生じさせ、前記センサは、前記ロアケースと前記シェアパネルとの間において前記弾性体と同じ層に配置され、前記弾性体が弾性変形する際の前記シェアパネルの変位に応じて前記ロアケースに入力される荷重を検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、路面干渉による荷重を受けた際に変形しにくい保護構造体であっても路面入力をセンサで検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における電池パックを模式的に示す図である。
センサの特性を説明するための図である。
変形例における保護構造体を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電池パックについて具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電池パックを示す図である。電池パック1は、電動車両に搭載されるものであり、走行用のモータに電力を供給する。電池パック1は電動車両のフロアパネルの下方に配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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